塗装職人の塗装技術に関して
こんにちは!マストホームズ静岡の田中です!
3月になり暖かくなってきましたが、花粉症が全盛期を迎えております。皆様も多くの方が花粉症に悩まされているかと思いますが、あと少し辛抱しましょう!
前置きはこの程度にして今回は、塗装職人の塗装技術に関してという題材をお話させていただきたいと思います。これは私のブログですので完全に私、一個人の意見としてご理解いただきたいと思います。しかしながら、これがこれから塗装をお考えになるかたの助力になれば幸いです。
塗装工事をするにあたってお客様が最も気になされることはもちろん『価格』かと思いますが、その次に気にされるのは『しっかりとした施工をしてもらえるか』です。つまり、塗装を実際に行う職人が手を抜かずにきちっと施工してくれるかということですが、これはお客様側から判断することはとても難しいことです。私は営業ですので契約前からお客様と何度もお会いし親しくなりますが、職人は契約後、当然ですが、施工が始まってから初めてお客様と対面します。ですのでお客様は実は一番大切な実際施工する職人を選ぶことが出来ません。話はそれてしまいましたが、それが前提としてあるため、職人の上手、下手は見抜くことができないのが問題です。そのため、最近は各社、保証体制やアフターなどを手厚くし、仕上がりに不満があった場合、お客様が後からでも取り返しがつくようにしています。
私自身は、意識の中で、お客様が見えない職人の上手、下手を見抜き、最高の職人をご紹介する仲介業のイメージを持っています。そんな私が、職人の塗装技術の良し悪しにかんしてお伝えしたいと思います。
そもそも塗装工事は、二つの大きな工事に分けられます。一つがシーリングなどの補修工事、もう一つが実際の外壁等の塗装工事です。
一つ目の補修工事で上手、下手が出やすいです。静岡県では最近のお家はサイディングボードを使用したお家が多くなり、必ずといっていいほどシーリング工事がついてきます。ちなみにシーリング工事とはコーキング材が紫外線で劣化してきたものの補修工事です。
シーリング工事は、目地に入ったコーキング材を撤去し、新しいコーキング材を充填する工程ですが、その際、下手な職人は、マスキングといって目地の両側にマスキングテープを貼る作業がとても雑です。まっすぐピタッと貼れてなかったり、外壁の凹凸に対してうまく押さえ込んで貼れてなかったりします。そうすると新しく打ったコーキング材がはみ出てしまい仕上がりがとても汚くなります。もちろん上から塗装をすればほとんど見えなくなりますが、よく見るとわかりますので私としてはこの『見えないところもきっちりやる職人』が素晴らしいと思います。
塗装工事に関しても私としてはマスキング作業が上手、下手がわかりやすい所かと思います。そもそも塗装工事は塗るだけなら私でも出来るというと語弊があると思いますが、そこまで上手、下手がでることは無いかと思います。それがでるのはやはりチリ際といわれるサッシなどの廻りの見切りだと思います。マスキングをしっかりして塗料の切れ目をびしっとキレイにそろえることができると全体がとても美しく見えます。
他には樋の裏などの塗りにくい部分がしっかりと色分けして濡れているかという部分です。これもチリ際にはいると思いますが、樋には黒やブラウン、白など、外壁とは違う色を塗ることが一般的で樋の色と外壁の色の繋ぎ目がキッチリとしているかなども上手、下手が出やすいところかと思います。
ちなみに塗装技能士という国家資格があります。弊社でも1級塗装技能士の職人も担当していますが、他社さんでもこれを大々的に謳っている会社もあります。実際に1級ともなると学科試験と実技試験で木や金属の様々な素材、手塗りだけではなく吹き付け塗装などの様々な工法をしっかりとできる必要がありますので、アルバイトの塗装職人では到底とれない内容になっています。それを持っているだけで確かな技術をもつ職人と考えて問題無いと思いますので是非、担当の営業に聞いてみてください。しかし、国家資格をもっていなくても上手い職人は沢山いますのでご安心ください。私としては、塗装技能士の資格を持っている人は、うまいというよりしっかりと勉強をしてる真面目な職人だと考えています。真面目さは、塗装作業にとても重要なことですので資格をもつ職人はとてもおすすめです。
以上が、簡単に塗装職人の上手、下手を見抜く私なりの尺度になります。もちろん職人は技術だけではなく、お客様へのあいさつがしっかりとできるかや、工事進捗をお客様にわかりやすく説明できるかなどは重要ですし、たばこなどのポイ捨てなどはもってのほかです。信頼できる塗装会社を選定し、信頼できる営業マンにしっかりとした職人を選んでもらえるようにしてください。
それでは長々とご視聴ありがとうございました。