外壁の塗料について
外壁塗装で使用する塗料には、さまざまな種類やグレードのものがあります。具体的には、グレードの低いものから、アクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系があり、フッ素系塗料は、価格は高いですが耐久性にも優れた良い塗料だと言われています。
外壁塗装の施工工程はおおまかにはどんな住宅でも同じですので、塗装にかかる費用は塗料のグレードにより異なってきます。実際の施工では、「グレードの良いものを使いたいが、費用は出来るだけ抑えたい…」という声が多く、ウレタンやシリコン系の塗料を使われる方が多く感じます。
以下では、塗料の種類について簡単にご紹介していきます。
外壁塗装 塗料の種類
塗料の種類は大きく分けて、アクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系がありますが、さらに、それぞれの塗料には、水性塗料と油性塗料と呼ばれるものがあります。
水性塗料は、塗料の主成分が水のため嫌な臭いがほとんどせず、環境にもやさしい塗料です。油性塗料は、シンナーなどの有機溶剤が主成分となり、ペンキ特有の嫌な臭いがありますが、一般的に水性より油性塗料の方が耐久性が高いと言われています。
しかし、最近はより質の良い塗料が多く開発されており、水性でも高い耐久性があるものが出ていますし、油性塗料には溶剤・弱溶剤タイプがあり、弱溶剤タイプは溶剤に比べて臭いもマイルドで環境にもやさしい塗料になります。
アクリル系塗料
価格が安いが、耐久性は低い。
費用をかけたくない方にオススメだが、まめに塗り替えが必要になってくる塗料です。
ウレタン系塗料
価格は、アクリル系より高く、シリコン系よりは安い。
密着性に優れている塗料だが、シリコン系より耐久性が劣ります。
シリコン系塗料
価格はウレタン系よりも高いが、耐久性もあり、費用対効果が高い。
そのため、現在、最もよく選ばれている塗料です。
弊社で使用しているシリコン系塗料は、以下の日本ペイントが開発した塗料です。
[水性シリコンセラUV]
水性塗料で、下塗りも「パーフェクトサーフ」「水性シリコン浸透シーラー」「水性シリコンエポサーフ」などすべて水性で対応できる環境にやさしい塗料です。
[ファインシリコンフレッシュ]
油性塗料（弱溶剤）です。シリコン系塗料の中でも、フッ素系に負けず耐久性が高く、質の良い塗料です。
フッ素系塗料
耐久性が高い。
価格は高いが、耐用年数も長いため、長期的に見ると1年あたりの価格は抑えられる塗料。
弊社で使用しているフッ素系塗料は、以下の日本ペイントが開発した塗料です。
[ファイン４Ｆセラミック]
油性塗料（弱溶剤）です。高い耐候性、超低汚染性、透湿性、防藻、防かびなどの特徴があり、さまざまな外壁に使用できるグレードの高い塗料です。
その他の塗料 遮熱塗料
遮熱塗料や光触媒塗料など、省エネにもなり、環境にも良い塗料も出ています。遮熱塗料は、外壁に塗ることで、熱の原因となる赤外線を反射し、塗膜の温度上昇を抑え、それによって建物内部の温度上昇も抑えることができる塗料です。特に夏場には効果的で、節電になり、環境にもやさしいと言われています。実際の反射率は塗料の色によっても変わり、白などより明るい色の方が、遮熱効果があります。また、太陽光線を反射するので、熱による劣化を防ぐことができます。
しかし、中には「冷房がいらなくなる！」など過剰なうたい文句を見かけることがあるので、注意が必要です。屋根や外壁の温度上昇を抑えることでどれくらい室内温度が変わるかは、塗装前の状態や環境にもよります。
その他の塗料 無機塗料
よく使われるアクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系塗料は有機塗料と言われるものですが、それよりもさらにグレードが高く、耐久性にも優れていると言われる無機塗料があります。
無機塗料は、価格が高い分長持ちもすると言われ、各メーカーがさまざまな商品を出していますが、中には色ムラやチョーキングが起こるなどの不具合がある塗料もあるようです。比較的新しいタイプで、商品が出始めてから3～5年程度しか経っていないため、実際にどこまで長持ちするのかどうかが未知数な塗料です。
マストホームズ静岡では、シリコン系塗料を採用
外壁塗装に使用する塗料にはさまざまなグレードのものがありますが、実際の外壁塗装ではウレタン系やシリコン系塗料を選ばれるお客様が多いです。そのため、ウレタン系塗料を扱っている塗装屋さんも多いのですが、マストホームズ静岡は、10年先も安心できる、長持ちする外壁塗装をコンセプトとしているため、より長持ちをするシリコン系の塗料を使用しています。
弊社で使用しているおすすめ塗料については、「おすすめの塗料」ページをご覧ください。
