カラーベスト 修理方法
こんにちは!今回は、カラーベストの補修についてお話しさせて頂きます!
今回、何故カラーベストの補修についてお話しをさせて頂くかと言いますと、静岡市で施工をした現場でこのような現場があったためです。
このように、屋根のひび割れが非常に多く発生していました。
ひびの数でお伝えすると100カ所以上のひびが入っていた為、コーキングで補修を行いました。
屋根の材料としては、クボタ株式会社(現:ケイミュー株式会社)の薄型スレート屋根材です。名称はコロニアル・neoという材料です。
製造期間は2001年からで、健康被害が問題となったアスベスト(石綿)を使用せず製造された初期の材料です。薄型スレート材の原料をアスベストからパルプ繊維に変更した初期の材料はいくつかありますが、様々な現場で想定以上の劣化が発生しています。
屋根の修理の方法としては、今回のようにひび割れをコーキングで補修する方法と、屋根の葺き替え、屋根のカバー工法等があります。
まず、屋根の葺き替えの場合は、現状の屋根材を撤去します。
屋根の下地の木材(野地板)の上貼りを行います。
次に、野地板の上にルーフィング(防水シート)の貼ります。
ルーフィング設置後に、新しい屋根材を設置します。屋根材にはガルバリウム鋼板の金属スレートを設置します。(軽くて、劣化がしにくい屋根材になります。)
元々の屋根の劣化が進んでおり、下地まで傷みが発生している場合は、葺き替え工事を行う必要があります。金額としては150万円以上かかることも多く、屋根の工事としては、非常に高額な工事になります。
次に、屋根材の傷みは進んでいても、下地までは傷んでいない場合の施工方法ですが、その場合は、「カバー工法」という施工がオススメです。葺き替えの様に元々の屋根を撤去するのではなく、古い屋根の上に新しい屋根を重ねて、設置する方法です。
※元々、瓦の屋根を使用されている場合は、屋根を新品にする場合は葺き替えの工事が必要になります。(カバー工法は施工不可になります。)
ルーフィング設置を設置したら、その上に屋根材(金属スレート)を設置します。
このように、既存の屋根の上に新しい屋根材を設置していく方法が、カバー工法になります。屋根の葺き替えに比べ、元々の屋根材の撤去費用、処分費用、野地板等の下地の補修費用がかからない為、オススメの施工方法になります。
この様に、屋根の修理には、大きく分けると①塗装 ②葺き替え ③カバー工法の3つの方法があります。既存の屋根材や下地の傷み具合によって施工方法は変わります。確実に言えることとしては、当たり前の事ですが、傷みが少ない状態の方が修理に費用はかかりません。マストホームズ静岡では、資格を持った担当者がお客様のお宅の屋根の診断をしっかりとさせて頂き、傷みの状態に合ったベストなプランでご提案させて頂きます。屋根劣化が気になる方は、一度気軽にご相談下さい。