外装のアルミ・ステンレスに塗装する際の注意点
こんにちは!マストホームズ静岡の田中と申します。このブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、お客様から実際によくご相談を受ける『アルミ』、『ステンレス』素材への塗装に関しての注意点をお伝えしたいと思います。
外壁塗装を行う際にお客様から窓のサッシ枠やベランダの手すりが白くなってしまっているため、一緒に塗装したいとご要望があります。窓のサッシ枠やベランダの手すりはアルミ製です。基本的にアルミ素材にはペンキはくっつきが悪いため塗装はできません。ほかには、換気口のフードカバーで銀色のものがありますが、あちらはステンレスという素材です。あちらも塗装不可の素材になります。特に黒いアルミサッシは、白く濁ってしまって見た目が悪くなりやすいため、塗装を希望される方がとても多い印象です。
基本的には塗装不可ですが、どうしてもという方には、塗料との相性が悪く剥離して(剥がれて)しまうことを承知していただいた上で塗装を行うことがあります。その際に仕様する下塗り材が『ミッチャクロン』という商品です。この下塗り材は、アルミ、ステンレスはもちろん、銅や鉄、メッキやガラスまでも塗料が塗れるようにできると言われています。しかもサンディング(紙やすりなどで磨いて対象物の表面をザラザラにして塗料の触れ合う面積を増やす作業)をしなくて済みますので塗るだけでOKで便利な塗料です。
しかし、私たちが実際に使用した使用感としては、ミッチャクロンを使用したから絶対に剥離しないかというとそうではありませんでした。ミッチャクロンはあくまで本来、塗料が密着しない素材に密着させやすくする材料ですので剥がれないわけではありません。ですので私たちがお客様に必ずお伝えしているのは剥離した場合、保証はできませんがそれでも塗装してよろしいですかということです。
玄関のドアなどはお家の顔ですのでアルミ素材で塗装不可とは言えど、塗装したいというお客様からのニーズを無視することはできませんが、基本的にはおすすめできません。
もしおすすめするとしたら、塗装ではなく、3Mの玄関ドア用リフォームシートという商品です。これはシールタイプで様々な見た目があり、アルミの様な質感を出せる色や木目・大理石調などよりどりみどりです。こちらであれば塗料と違い、剥離する心配はありませんのでオススメです。
以上、アルミやステンレスにたいする塗装の注意点でした。