木部塗装におすすめのガードラックアクア
さて今回は、弊社でも登場機会が多い和信化学工業の『ガードラックアクア』という商品についてご紹介させて頂きたいと思います。
ガードラックアクアの使用場所
この塗料は、一般的な住宅ではウッドデッキやラティスなどの木部の塗装に使用する材料。
特徴
木目を無くさず木の自然な風合いを残しつつ、木を保護する材料です。先にお伝えしますと、あくまでリフォームでの塗装を主とする私たちがおすすめしたい塗料です。
つまり、新品のウッドデッキなどではなく、10年経って傷んだ木部を塗装する際にこの塗料の真価が発揮されるからです。
リフォームについて
ではなぜリフォームでの木部塗装にガードラックアクアが適しているかといいますと一番の理由はその『隠ぺい性』です。隠ぺい性とは木部が傷んで白くなってしまったり、カビて黒くなってしまった部分をうまく隠してくれる性能になります。私の知る他の塗料は、隠ぺい性にかける塗料がとても多く、この塗料に出会うまでは削れて白い部分とカビて黒くなった部分の差がそのまま出てしまい、お客様に仕上がりに関して我慢して頂くしかない状態でした。しかし、この塗料はかなり傷んで各所に色の差が出てしまっている木に関しても均等に色を付けることができます。
デメリット
しかし、これに関しては、私が感じるデメリットもあります。それは木目が他の木部用塗料に比べると木目が消えてしまいやすい点です。私としては、かなりの隠ぺい性がある分、多少木目が目立たなくなってしまってもお釣りがくると思っていますが、キッチリと木目を出したいと思われている方には向かない塗料かと思います。しかし、傷んでしまった木部には他の木部用塗料を使うと逆に傷みが隠せずに汚い仕上がりになりがちですので、そうなるくらいであれば、多少木目がつぶれてもきれいになるガードラックアクアがおすすめです。
紫外線に強い
続いて、ガードラックアクアの特徴としては、その『耐候性の高さ』が大きいと思います。耐候性とは、外装用塗料では必ずと言っていいほど出てくるワードで、少し語弊があるかもしれませんが、簡単に言えばその塗料の紫外線に対する耐久力です。こればJIS規格が推奨する促進耐候性試験を用いて塗料の耐候性を発表している塗料が多いため、この塗料もその試験結果をカタログにのせています。一般的な常識として木部用の塗料は、5年もすると傷んでしまいますが、このガードラックアクアに関しては、試験結果で1000時間でほとんど傷みが出ていないと発表されており、これは自然界の約4年程度となっています。つまり、5年ではありませんが、4年経っても傷みが出てきづらいと証明されており、木部用塗料としては上位の耐候性をもった塗料と言えます。
性能
次に、性能としては木部に最も重要な防腐・防虫・防カビ効果に関してです。ガードラックアクアに限らず、和信化学工業の木部用塗料には、ワシンマイクロカプセルという技術を採用しており、薬剤の効き目が永く持続するようになっています。マイクロカプセルの中に薬液を入れ、すぐに薬液が全てでてしまうことないようにするコントロールリリースという技術が採用されています。一般的な木部用塗料では、この作用が無いため、早いものでは2・3年で防カビ防藻効果が切れてしまい、アオカビが繁殖して見た目が悪くなるだけでなく、コケなどから出る根酸という物質により、木部の腐食が促進されてしまいます。
このように、ガードラックアクアは、従来の木部用塗料に比べ、優れた隠ぺい性・防カビ防藻性・耐久性をほこっていますので、是非おすすめしたい塗料です。ちなみにこの塗料は、ホームセンターなどにもラインアップされていることも多く、尚且つ水性塗料ですので水を入れるだけでとても扱いやすく、ご自身でウッドデッキなどを塗装されるご予定の方にもおすすめです。
今回は簡単ではありますが、木部用塗料『ガードラックアクア』についてお話しさせて頂きました。最後までご覧いただき、ありがとうございました。