外壁の痛みがとれないのは塗料選びが問題?
- 外壁の痛みが目立ってきた
- 早急に対応をお願いしたのに効果があまり感じられない
- 痛みがそれだけひどかったってこと?
サイディングのリフォーム相談の中でも多い悩みの典型例。
雨漏り、ひび割れなど家の中に影響を与える可能性がある症状もたくさんあります。
建物の塗装工事を行う際には雨などに強い防水の機能、だけではなく、さまざまな問題の発生の原因を回避するための工夫を各メーカーが考案して商品を開発しています。
今回の記事は外壁塗装の際に、最も不安が多い塗料選びに関してお伝えしたいと思います。
もちろん外壁の種類によって合ってくる塗料は変わりますので一概にこれとは言えませんが、私の場合、まずお客様の現在の傷みの様態でお勧めする塗料を選んでいます。
塗装前、つまり新築から10年から15年くらいのお家の場合、すでに外壁になんらかの傷みが出ていることが多く、例えばコケの大量発生です。北面やベランダの内側など、日のあたりの悪い面に関しては、コケ・カビがとてもつきやすいです。他にも、田んぼを背にして建っているお家や、山などの木が生い茂っている立地に立っているお家の方は、アオカビやコケに悩まされていると思います。そんなお家には、防カビ・防藻性に優れた塗料を必ずお勧めします。はっきりいって今コケが生えているところには、またコケが生えてくるからです。これは防カビ・防藻塗料を使用したところで100%解消されるわけではないですが、防カビ・防藻性が弱い塗料を知らずに選んでしまうよりは、なるべくコケがまたつきにくい材料を選んだ方か、良いともいます。今のお悩み、お家の状況に応じて、使う塗料を変更することが大切です。
次に日当たりによる色褪せです。塗装しても5年も多々ずに色が褪せてしまっているお家を見られることがあると思います。これはもちろん耐退色性に関して、強い塗料を選ぶことも大切ですが、なんといっても色の種類が大きく退色にかかわってくると思います。工事をしっかり行っている前提では、原色よりもベージュやアイボリーといった中間色の方が退色に強いと言われています。原子・分子の話になるので私自身よくわかっていませんが、原色は紫外線の影響を受けやすく、早く退色しやすいと言われています。塗料選びからずれましたが、こちらもとても大切な事ですのでご参考にしてください。
以上、今回はまず、コケと色褪せについて書かせて頂きました。次回はほかの劣化とそれにあった塗料をお伝えします。
梅雨明けの時期から徐々に雨漏りなどが気になっていたという相談が多くなってきます。
塗装工事は、足場を組む必要がある作業もございますので、できるだけ早めのご相談をいただけますと幸いです。
住宅は家の中と外の劣化が同じように進行しているとは限りません。
中は掃除や手入れをしていただくことが可能ですが、外は二の次になっているご家庭も多いようです。
建物で雨風をしのいでくれているのも暑さ、寒さを感じさせないように対策してくれているのも外や下地なのです。
住まいの快適さを保つために今何を対策するべきなのか?
この点を意識されていらっしゃるようでしたら、ぜひ塗料や塗膜などしっかり機能等の情報も知った上で検討することが重要です。
今こうなった原因(理由)は何か?
何をどう使ったら効果が期待できるのか?
ただ価格がとか見積りの金額がというお話だけでご説明をするのはプロの仕事ではありません。
細かな点についてもお客様の目線になって考えるというのが弊社の考え方。もちろん価格相場から考える時もありますが、もっと重要なのは多少高い金額であった場合でもどうしてその商品が必要なのかをきちんと理由を説明して内容がお客様にわかるかどうか?
自分の家の壁がもし同じトラブルに見舞われたらどうする?
こういう感覚で、築年数や現状の問題に対して提案を行っております。
もちろん実際の痛みの箇所が広範囲に広がっているなどの特徴があれば、その痛み度合いと場所の数に応じてまずどれから手を付けるべきかなどを相談することもございます。
どちらも気になるけど予算が一番心配!
こんなご相談に対して無理強いをするようなことは致しません。
補修が即必要な状況と現状では先に手を打ちたいと考える理由などをご説明させていただきます。