失敗しない塗装

 皆さんこんにちは。マストホームズ静岡中村です。前回保証についてお話しさせて頂きましたが、今回はその保証に関連していますが、失敗しない塗装をテーマにお話しさせて頂きます。なお今回も私が業界に10年程携わった経験を基にお話しさせて頂ければと思いますので、必ずしもこれが正しいという訳ではありませんので、少しでも今塗装をお考えの方に役立てて頂ければ幸いです。

 そもそも外壁塗装工事は失敗がされやすい工事とよく言われたり、相場があるようでないなど、曖昧な事が実は多い工事になります。電化製品や車と違い商品自体が存在するものではありませんので、商品を色々なところで見比べにくかったり、本当に良いものかの判断が5年先・10年先になってみないと分からなったりと、とにかく曖昧です。その為お家の方が業者さんの言う事を鵜呑みにせず、正しいご判断をして頂くことが大事になります。

外壁塗装工事4つのポイント

私は外壁塗装工事においてとても重要なポイントが4つあると思います。

 1つ目は会社選びです。こちらは至極簡単なお話しでどこのペンキ屋さんに依頼されるかという事です。大きいリフォーム会社・小さい塗装屋さん・工務店・ハウスメーカーの下請け業者さん・お知り合いさんと今お家の塗り替えをしてくれる業者さんは星の数ほどあります。その中でどの業者さんにもメリット・デメリットは存在すると思います。例えば大きいリフォーム会社は大人数で広告などの経費も掛かるのでどうしても塗装工事の金額が高くなってしまいがちですが、メンテナンスをする社員がいるため、保証やメンテナンスが充実していたり、逆に街でされている個人のペンキ屋さんは経費がそこまでかからないので金額を抑えて施工をしてくれますが、アウターメンテナンスの社員がいない。親方さんが仕事の合間をみてきてくれたり、今は仕事が忙しくてなかなか行けないなんて言葉をよく耳にします。私もすべての業者さんを知っているわけではありませんので、どこが良い悪いはいえませんが、お家の方が失敗されにくい業者さんを選ぶのであれば、やはり保証が付いてる業者さんであることと、最低、保証年数は定期メンテナンスをしてくれる業者さんに限ると思います。今は手を抜く業者さんはいないと信じたいですが、万が一不具合が起きた場合しっかり対応してくれる業者さんの方がお家の方も安心ですよね。保証に関しては前回細かくご説明させて頂いていますので、そちらをご覧ください。

 2つ目は塗料選びになります。塗装をする意味合いで一番大きいのはお家を護る意味合いで皆さん塗装をご検討されていると思います。お家を護るという事が、塗料を塗ることで、外壁材が紫外線や雨で劣化する事を防ぐことに繋がります。その為このペンキの期待耐久年数がすごく重要になります。みなさん何となくアクリル樹脂・ウレタン樹脂・シリコン樹脂・フッ素樹脂・無機系塗料にペンキが分かれていることは御存じでしょうか?この樹脂によって耐久年数は変わってきます。また、このそれぞれの樹脂に油性タイプ・水性タイプの2種類、合計10種類にペンキを分けることが出来ます。耐久年数はやはり油性タイプの方が長持ちしますのでお勧めです。マジックなどの油井ペンと水性ペンだと油性ペンの方が長持ちするのと同じ原理です。塗料でいうと水性塗料がペンキと水を混ぜ合わせて塗る塗料に対して、油性塗料は塗料とシンナーと硬化剤という液体をまぜて塗っていく塗料になります。この硬化剤が油を含んでいますので、油性の方が耐久性・防水性が強いと言われています。塗料の見本板に水性塗料や油性の場合ターペン可溶などと書かれている為、見分けるのはものすごく簡単になります。ただシンナーを使っていきますので、臭いがしてしまう事がデメリットになります。また最近は塗料にも様々な機能を持った塗料も発売されています。普通の単色に見せる塗料ではなく、多彩色に見える塗料や、断熱機能・遮熱機能をもっている塗料やセルフクリーニング機能を持った塗料など様々です。皆さんもご興味の塗料があれば業者さんに聞いてみるのが良いでしょう。ただ個人的にはあくまでも塗料は外壁材を保護することが一番の役割になると思いますので、耐久性で選ぶのが1番だと思っています。昨日を持った塗料もペンキで断熱・遮熱効果を感じられることは非常に少ないです。本当に断熱や遮熱にご興味があるのなら、上張りサイディングがお薦めになります。あくまでもペンキで出来る範囲は限られてしまいますので。さらに皆さんのお家の外壁がサイディングボードなのかモルタル壁なのかALCボードなのかによっても相性はありますし、鉄部に塗るペンキや木部の塗コンクリートに塗る塗装など、塗る箇所(素材)が変わればもちろん塗る塗料も変わってきますので注意が必要になります。塗料選びの最後は何と言ってもペンキメーカー選びになると思います。ただお家の方がここのペンキメーカーがいいと言わない限り、ほとんど業者さんのお勧めのペンキメーカーさんになります。ペンキメーカーさんも沢山ありますので、有名な会社でいうと、日本ペイントや関西ペイントですね。私もどこのペンキメーカーが良い悪いという事までは全てのペンキメーカーさんを使用して、15年20年経過しているわけではありませんので、ここでは控えさせて頂きますが、1つペンキメーカーというより塗料自体の選び方ですが、発売・製造されてから何年くらい経っているのかは確認しましょう。10年以上販売されている塗料というのは意外に少ないものです。まだ販売されて3年しかたっていないのに20年もつというのはいまいち信ぴょう性にかけますよね?そのために塗料が何年間発売されているのかは個人的にすごく重要になります。悪い塗料や不具合が見つかった塗料は販売中止になることも多いですので。個人的には油性シリコンを10年から15年のあいだで塗り替えていくプランが一番おススメになります。仮に30年もつといわれている塗料があったとしても、コーキングや雨樋など外壁表面の塗装以外のものが30年もつ保証はありません。15年くらいに1度足場を組んでお家全体の点検も兼ねて塗装していくプランがお勧めです。

 3つ目は工事内容になります。正直工事の内容こそ、業者さんを信頼してお願いするしかないと言っていただくところだと思いますが、私が思う大切な工事内容は2点になります。下地補修と塗り回数になります。まず下地補修というのは、読んで字のごとくペンキを塗っていく前の下処理の事です。そもそも塗装工事はこの下処理が非常に大切と言われています。たとえ上塗りにどんな長持ちするペンキを使用したとしても、この下地処理が良くないとペンキが剥がれたり、すぐうダメになってしまいます。その為塗装工事においての下地処理はとても大切と言われています。その下地補修の中でも重要になってくるのが、さらに2つ、バイオ洗浄とコーキング補修になります。

 バイオ洗浄というのは外壁塗装をしていく前に、まず外壁をきれいに洗っていきます。従来通りに高圧洗浄と言って、強い圧で出る水で外壁を洗っていくやり方と、その水の中に外壁専用の洗浄液を混ぜて洗っていくやり方の2通りがあります。違いはお茶碗を洗う時に、水洗いか洗剤を付けて洗うかの違いになります。当たり前ですがバイオ洗浄の方が外壁をキレイにすることが出来ます。そもそも外壁が汚れたままペンキを塗ってしまうとペンキの剥離や膨れ等の塗膜異常が出てくる可能性が上がってしまいます。その為に高圧洗浄をすることで外壁をキレイにしていくという事が本来の高圧洗浄の目的です。従来の高圧洗浄でも大方の汚れはきれいに取れていきます。ただ中には落ちにくい汚れもあります。例えば20年以上もついているコケやカビなどの頑固な汚れや、道路沿いの立地のお宅では車の排気ガス等の油分など従来の高圧洗浄で落ちづらい汚れがあるのは確かです。またそんな汚れがあったとしてもあまり強い圧で洗いすぎてしまうと、外壁が破損してしまう恐れがあります。その為に弊社ではバイオ洗浄をお勧めしています。オリバークリーナーという強力なバイオ洗浄液を何十倍にも薄めて噴射していきます。このバイオ洗浄液は頑固な汚れに吹きかけるイメージです。その後に高圧洗浄をかけていけば頑固な汚れも綺麗に落ちてしまいます。バイオ洗浄はただ水の中に洗浄液を混ぜるだけで、特別手間がかかり費用が高かくなってしまうものではありません。高圧洗浄だけでも事足りるお家もあると思いますが、万が一を無くすためにバイオ洗浄は個人的にすごくお勧めの工事内容になります。

 次にコーキング補修というのは外壁材のつなぎ目に打たれているゴムの部分になります。お家の外壁材の種類によりコーキング材が使われているお家と使われていないお家があります。特に該当するお家はサイディングボードのお家とALCボードのお家なります。そもそもこのコーキング材はお家が揺れた時のクッションの役割をしてくれています。しかしコーキングの素材はゴムなので太陽の紫外線で劣化し固くなってしまいます。固くなるとコーキングがクッションの役割をしてくれなくなってしまうので、外壁塗装工事とコーキング工事はセットとして考えられるのが一般的です。コーキングが打たれている箇所は主に2カ所あります。お家の2階から1階にかけて打ってある縦目地のコーキングと冊子、窓枠廻りに打たれているコーキングの2カ所になります。縦目地に関してはコーキングを一回取って新しいコーキングを打っていく撤去・打ち替えをオススメしています。逆にサッシ廻りのコーキングは増し打ちと言って、今あるコーキングの上からまた新しいコーキング打っていくやり方をオススメさせて頂いています。縦のコーキングはクッションの役割をするために、表面的に補修しても意味がない為、また弾力のある新しいコーキングを打っていきます。サッシ廻りのコーキングを撤去しない理由は全部で3店あります。1つは窓枠が邪魔できれいにコーキングを取れない点、2つ目は窓枠自体があまり動く個所ではない為、コーキングをクッションの役割として必要としていない点やあまり傷みが出にくい点、3つ目はコーキングの内側にある防水テープを撤去の時に破ってし舞うのを防ぐための3点になります。詳しくはブログのコーキング特集の所に書かさせて頂いてますので、そちらをご覧ください。ちなみにALCボードのお宅は全部増し打ちで十部です。打ち替えをしていると費用がかかりすぎてしますので。コーキングはあくまでも一般的な事書かさせて頂きましたが、ほかにも施工方法やコーキング材の種類、テープを張っていくかどうか、一概にコーキング補修ではくくれない、様々なやり方があります。もちろんそれにより費用が変わってきますので、特にコーキング補修の所は業者さんにしっかり確認された方がいいですね。

 工事内容の最後に塗り回数が非常に重要になってきます。皆さんもご存じあると思いますが、通常外壁塗装工事において、ごくごく一般的と言われていますのが、3回塗りです。外壁とペンキをよくくっつけるための接着剤を塗り、乾いてから、選んだペンキの中塗り・上塗りの合計3回塗りになります。屋根も外壁と同様になります。実はペンキメーカーさんの仕様書にもクリヤーなど特殊な塗料以外はほぼこの3回塗りが基本となっていますので、2回塗り・1回塗りはほぼ論外だと言っても過言ではないでしょう。ただ弊社がオススメしていますのは外壁や屋根は4回塗りというものです。この4回塗っていく事で耐久年数を長く持たせるという事が狙いになります。その事については次回のブログで書いていきたいと思います。

 4つ目は費用です。ただこちらは安かろう悪かろうでは良くありませんので、上記の内容とががきちんとされているという事が前提になります。外壁塗装工事も安くやろうと思えば、いくらでも安く出来てしまいますので。

 塗装工事も毎年行うような工事ではなく10年15年に一度の工事になります。中々塗装工事になれているという方は少ないと思いますので、業者さんのいう事を鵜呑みにせず、しっかり吟味してから決断していく事が重要です。弊社でもお話しだけになってしまっても構いませんので、塗装にご興味ある方は是非お声がけ下さい。

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