外壁塗装費用目安を知る6つの条件
みなさんこんにちは、マストホームズ静岡中村です。
さて今回は塗装工事を検討されている方必見です!!
塗装工事の金額についてお話ししていきましょう。
皆さん外壁塗装工事のイメージとして業者さんによって費用が大きく変わってくるイメージはないでしょうか?
このブログの中でもさんざんご説明させて頂いたとおり、業者さんによって費用は大きく変わってきます。
- その会社のおススメの塗料
- 施工内容
- 規模による経費
- 利益が業者さんにより大きく変わってきます
今回ご説明させて頂くのはズバリ「家」です。
当たり前ですが家によっても安く出来たり高くなってしまったりが変わってきます。
近所の外壁塗装価格は参考になるの?
よく、近所の家はいくらだったとか、お友達の家はいくらでやってくれたなんていうお話しを聞きますが、はっきりお伝えすると、塗装工事ではあまり関係がありません。
というよりは安いのか高いのかが分かりません。
なぜなら、外壁塗装工事は大きさや外壁材の種類や形状などで大幅に塗装費用が変わってきます。
お知り合いさんと全く同じ家に住んでる事はありません。
大きさが同じくらいでも
- モルタル壁
- サイディングボード
- ALCボード
- トタン
外壁の形状はどうなのかを判断しなければいけないので、これは中々難しい事です。
なので皆様にはご自分のお家が安く施工できるお家なのか、手間がかかってしまうお家なのかのご判断の1つとして頂ければ幸いです。
1.お家の大きさ
まず当たり前のお話しですがお家の大きさにより金額に大幅に違いが出ます。
当たり前のお話しですが、平屋のお家と3階建てのお家では塗装の金額は変わってきます。
大まかな目安でいうとお家の建坪が何坪のお家かによります。
塗装では全て外壁の面積によって変わってきますが、建てた時に外壁の面積が何㎡と覚えている方、説明してくれる工務店さん等はあまりないと思いますので、建坪が分かれば大まかな安く出来るかどうかのご判断はつくと感じます。
ちなみに今現在日本家屋の平均の建坪は30坪と言われています。
こちらは建坪に当たりますので、床面積等と勘違いしないで下さい。
建坪と床面積の違い
建坪というのは、2階建てのお家でいうと1階の坪数と2階の坪数を足した坪数が建坪になります。
その為30坪の二階建て住宅というのは大体1階が15坪、2階が15坪の総2階建て。
メートルに換算すると、縦が7メートル、横も7メートルの正方形の総二階のお家が大よそ30坪になります。
ご自分のお家が標準くらいなのか、大きめなのかはある程度ご判断がつくかと思います。
ちなみに30坪のお家と60坪のお家の金額が2倍になるかといいますと2倍まではいきません。
そのあたりも参考までに覚えていて頂ければと思います。
やはり大きいお家は足場の手間や塗る手間などが大きく変わってきます。
1つの目安として外壁の大きさが重要になってきます。
屋根材の種類
次は屋根の塗装の有無によりもちろん金額は大きく変わってきます。
屋根が、
瓦
金属屋根
塗装自体が必要のない屋根の場合、外壁だけ塗装を行えば良いため、塗装の費用を大きく抑える事が出来ます。
また塗装をしていく屋根材の種類や屋根の形状によっても大きく費用は変わってきます。
まず静岡市内で塗装が必要な屋根で圧倒的に多い屋根材はカラーベストになると思います。
このカラーベストは比較的塗りやすい屋根材になりますので、屋根の塗装があったとしても大幅に金額が上がることは考えずらいです。
ちなみに屋根の塗装で凄く費用がかかってしまう屋根材はモニエル瓦というセメント瓦の仲間の屋根材になります。
このモニエル瓦という屋根材は他のブログでもご説明させて頂いていますが、通常の屋根3工程のところを、モニエル瓦の表面についているスラリー層との密着を良くするために5工程の施工をしなければいけません。
またこのモニエル瓦はカラーベストと違い厚みがあり、モノによっては瓦自体が波型の瓦もある為塗る手間がカラーベストと比べるとかかります。
そのため建てられた時の屋根材の資料にモニエル瓦と書かれていた場合屋根の施工は少し割高になります。
あと屋根に関しては勾配といって屋根の角度が急なお家は面積が大きくなるのはもちろんですが、屋根足場といって屋根にも足場を組んでいかないといけなかったり、カラーベストでも急こう配のお家は屋根が塗りづらい為少し割高になっていきます。
洋風のお家や、輸入住宅、屋根裏のあるお家にこの急こう配のお家は多く見られます。
外壁の形状
続いては先程の外壁の大きさに少し関係がある項目ですが、外壁の形状により多少費用は変わってきます。
例えば、
正方形の真四角のお家
凄く凸凹しているお家
上記2つを比較すると、真四角の方が施工はしやすです。
ただこちらはやりやすい・やりにくいで費用を変えることは難しい為あくまでも外壁の面積によります。
ただ凸凹しているお家は建坪が小さく表記されますが、実際の壁の面積と建坪は=ではありませんので、建坪が小さいのに費用が高いと思われたお家の方はもしかしたら、お家の形状が凸凹の為、建坪の大きさ以上に外壁の面積が大きかったという事もよくありますので注意してみてください。
他にはベランダが3カ所あるお家など、結局ベランダがたくさんあるとベランダの外側と内側も塗装面積に当たりますので、塗装面積が増えて金額が高くなりやすいです。
ベランダは建坪に換算されませんのでそのあたりも建坪と外壁面積は多少異なってくる部分になります。
また外壁の表面の凹凸が大きい外壁材は真っ平らな外壁材と比べると塗る手間が大変になってきますので、ご自宅の外壁材の表面が凸凹しているお家さんも多少外壁の金額が割高になってくることが予想されます。
外壁の種類
そのほかではご自宅で使われている外壁材の種類でも金額が大きく変わってきます。
外壁材の種類として大きく分けて4つの種類をあげる事が出来ます。
- サイディングボード
- ALCボード
- モルタル壁
- トタン
の4種類です。
皆様のご自宅の外壁材もほとんどがこのどれかに分類されるのではないでしょうか?
ちなみにこの4つの外壁材のうち、費用を抑えれる外壁材がモルタル壁とトタン壁。
少しこれの外壁材よりも費用がかかってきてしまうのがサイディングボードやALCボードになります。
種類と金額の違いの理由
その理由として挙げられるのがコーキング工事になります。
モルタル壁やトタン壁にはコーキングと言われるゴム材が打たれていないお家がほとんどです。
逆にサイディングボードやALCボードのお家ではこのコーキングが打たれているためこのコーキング材を補修していく費用がかかってきます。
以前のブログでもご説明させて頂いていますが、このコーキング材の費用が通常のお家でも20万から30万円ほどかかってきますのでその分全体の費用も増えていきます。
5.和風建築.洋風建築
また、このトタン壁・モルタル壁の分類とサイディングボードやALCボードの分類は一言で表すと和風住宅と洋風住宅にも分ける事ができます。(もちろん全てではありませんが)先程もお話ししましたが、洋風住宅の場合、急こう配などのデザインも多いので洋風住宅のほうが塗装予算が高かくなると思われがちですが、実はそういうわけでもありません。
確かに和風住宅は洋風住宅に比べて、コーキングが無かったり、急こう配のお家もほぼありません、
しかし和風住宅のお家は木部が多いです。
皆様のお家でも、和風住宅にお住まいの方で、木がふんだんに使われているご住宅にお住まいの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば軒天といって下から見える天井部分ですが、洋風のお家はケイカル板といって白いボードが張ってあるお家がほとんどです。
このケイカル板の塗装は平らで面積も少ない為、非常に施工もしやすいところにあたります。
しかし、和風住宅のお家はこの軒天がケイカル板ではなく木が使われている事も多々あります。
その為この木を防腐剤を使って施工していくと、材料代や施工の手間代も上がっていきます。また和風住宅のお家は外壁がモルタル壁・かきおとし壁・リシンの吹き付けなど塗料の吸い込みが多い外壁材が多いです。
その為塗料の吸い込みが多い外壁材は当たり前ですが、その分沢山の塗料缶を使っていくため費用も上がっていきます。
和風住宅でも洋風住宅でもそれぞれにコストが上がっていく形状や条件がある為、一概にどちらが安いという比較も難しくなります。
6.お家まわりの附帯物
続いては外壁に附帯する塗り物の多さによっても金額が上がってしまうお家とそうでないおうちに分ける事ができます。
ちなみに外壁に附帯する塗り物というのは、外壁塗装を行う際に外壁以外に塗っていく事が可能な箇所の事をいいます。
例えば
- 雨樋
- 水切り
- 軒天
- シャッターボックス
- 雨戸
- 戸袋
- 小庇
- 配管
などとにかく塗れる素材の物です。
ちなみにこちらは経験上雨樋が凄く多い家や水切りが沢山あるお家ということはあまりありません。
お家の大きさによってこの辺りは変わってきますので特に問題はありませんが、1つだけ雨戸と戸袋は量により費用が変わってきます。
洋風のお家では雨戸を付けるお家よりもシャッターがついていることが多いですので、問題ありませんが、和風のお家では雨戸が30枚ほどあるというお家も珍しくありません。
雨戸も平らのタイプか波型タイプかによりかわってきますが、劣化進んでいるとサビ止めを入れて塗装していくとより費用もあがっていきます。
その為雨戸の有無も塗装工事においては凄く重要になってくるといえるでしょう。
また塗り物の附帯物ではありませんが、ご自宅にカーポートやフェンスなどエクステリアの充実されているお家では、足場を組む際にそういうエクステリアを脱着したりしなければいけません。
こちらも量によっては手間などがかかってくるケースもありますので注意が必要になります。
皆様なんとなくイメージがついたでしょうか?普段他のお家と大きさや外壁の種類、屋根材の種類、お家の形状などを見比べることも少ないと思いますので、中々ご自分のお家が施工しやすいのか、しにくいのかのイメージがわきづらいかと思います。極端なお話しですが、外壁工事で一番コストが抑えられそうなお家は、建坪30坪の総二階建ての資格のお家で、外壁がモルタル壁の屋根が瓦または金属系の塗装をする必要のない屋根材で、モルタル壁の表面にリシンなどの吸い込みがしやすい塗料が塗られていなくて、ボンタイルなどのエナメル塗装がされているお家で、軒天にイカル板を使用されている、ベランダのないお家が1番コストを抑える事のできるお家になります。ただ今お伝えしたお家に該当するお家にお住まいの方は中々いらっしゃらないと思いますので、皆様上記を参考にご自分のお家の事を客観手にご判断されてはいかがでしょうか?もちろん今お話しさせて頂いたこと以外にも築年数によっても費用が変わってきます。木部や破風が傷んでしまったら、板金工事をおススメさせて頂いていますし、ボードが傷んできたら交換をおススメしています。何でもそうですが傷みが出る前に塗装した方が圧倒的にコストは抑える事が可能です。他にも洋風のお家の帯があったり、モールといって窓枠などが化粧ボードで囲まれているお家、1階と2階で色が違うお家、コーキングが沢山打たれているお家とそんなに打たれていないお家など、事例をあげたらキリがありません。その為、あまり人のお家と塗装の費用を比べてもあまり意味はありません。本当に外壁屋根の大きさや形状・種類・コーキングの有無や塗り物の多さや形状により変わってくるからです。ただ上記のようなポイントでお家を見て頂けたら何となくご自分のお家の費用がかかる箇所・かからない箇所は把握できると思います。なかなか塗装工事は相場があるようでないような業界ですので、適正価格と言う物がはっきりと見えずらいですので、金額を出されても分かりにくいと感じます。なので上記のような説明が業者さんからあるかどうかも業者選びのポイントに挙げて頂ければ幸いです。他のお家と違う箇所は必ず業者さんの説明があるはずです。例えば、急こう配のお家は、屋根足場が余分にかかって、塗る手間も余分にかかります等のご説明です。他のお家と違う箇所、施工がしにくい箇所というのは手が抜かれやすい箇所でもありますので、ご自分のお家の事がある程度ご判断できれば業者さん選び・塗装工事においても失敗される事が少なくなると思います。是非塗装工事をお考えの方、ご興味がある方は、上記のような特殊な事がお家にないかどうかご判断してみて下さい。もし分からない方がいらっしゃれば弊社に連絡して頂ければ、資格を持った担当の人間が、上記に当てはまるかどうかのご判断だけでもお伺いさせて頂きご説明させて頂きます。塗装の際は是非マストホームズ静岡にお願いします。
来年もマストホームズ静岡をよろしくお願いします。