フッ素樹脂塗料の全て

みなさんこんにちは!株式会社マストホームズ静岡の田中です。今年の秋は長く、まだまだ暖かい日が続いておりとても過ごしやすい11月末ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
早いもので今年もあと約一ヶ月、マストホームズ静岡は今年も多くのお客様にお付き合いを頂き、来年は5年目の年を迎えます。ご満足頂いたお客様からのありがとうのお言葉を原動力に来年も頑張ります!

そして今回はフッ素樹脂塗料についてお話させて頂きたいと思います。前にも一度フッ素樹脂塗料についてはお伝えしていますが、最近でもお客様から「塗装をやるんならフッ素でやりたい」とおっしゃって頂く機会がとても多いため、今一度フッ素樹脂塗料の特徴、メリット、デメリットをまとめていきたいと思います。

まずフッ素樹脂塗料は、各メーカーがそれぞれ様々な種類のフッ素樹脂塗料を販売しており、私の知っているだけでも20種類はありますが、弊社で主に使用している日本ペイントの『ファイン4Fセラミック』という材料についてお話させて頂きたいと思います。

ファイン4Fセラミックは、約12年前に発売された塗料で、正式な種類名としては、『ターペン可溶2液超低汚染形4フッ化フッ素セラミック変性樹脂塗料』とされています。
当時、他社の塗料メーカーのフッ素樹脂塗料と違い一つの分子の中にフッ素を4つ入れることができ、それによって耐久性が上がった次世代のフッ素樹脂塗料として発売されました。
今までのフッ素樹脂塗料は、同じフッ素樹脂塗料という名前の中にもさらに種類がありました。一般の方にはとても見抜きづらい違いですが、それによって耐久性が大きく変わっていました。
この4フッ化フッ素は、従来の3フッ化フッ素にくらべて結合の力がとても強くなっています。原因としては、3フッ化フッ素の分子は、2つの炭素に対して、3つのフッ素、一つの塩素が結合されていますが、この塩素と炭素の結合力が弱いのに対して、4フッ化フッ素は、2つの炭素に対して、4つのフッ素が結合されており、結合力が上がっているためです。
結合の強さとは、KJ/mol(キロジュール/モル)という単位で表されており、3フッ化フッ素の炭素と塩素の結合は326.5 KJ/mol、4フッ化の炭素とフッ素の結合は485.6 KJ/molと約1.4倍の結合力となっています。これにより、同じフッ素樹脂塗料の中でも1.4倍の耐久性の差が生まれてきます。
これが、日本ペイントのファイン4Fセラミックの最大の特徴でしたが、発売から12年経った今では他社でも4フッ化フッ素樹脂塗料は発売されており、そう珍しいものではなくなりましたが、やはり今でも3フッ化フッ素樹脂塗料を販売している業者はあると思いますのでその違いに気をつける必要があります。

このようにフッ素樹脂の中でも違いはありますが、次は他の樹脂と比べていかにフッ素樹脂塗料が優れているのかをお伝えしたいと思います。
フッ素樹脂塗料が他のシリコン樹脂やウレタン樹脂と比べて優れている最も素晴らしい点は、やはり耐候性の高さだ思います。一般的にウレタン樹脂塗料で10年程度、シリコン樹脂塗料で15年程度、フッ素樹脂塗料は20年程度とされています。塗装してから次回の塗装が必要とされる年数が20年後というとかなり長いですよね?よく世代交代まで持つ塗料なんて言われていますが、まさしくその通りだと思います。

他には耐汚染性が大きな特徴かと思います。フッ素樹脂塗料は親水性が高く、汚れが付着しづらい塗料です。ちなみに低摩擦性も高く、とにかくフッ素樹脂塗料に触れるものを滑り落とす機能が高いとされています。実際に塗装から10年経った現場を見ても汚れがなく、とても綺麗です。

難燃性という燃えにくい性質もありますが、その効果は私としてはどこまであるのかが不明ですので詳しくはお伝えできません。

ちなみに、ファイン4Fセラミックの名称の中に”ターペン可溶”という文言がはいっていますが、これはこの塗料が水性反応硬化ではなく、溶剤で反応させてる弱溶剤塗料ということを示しています。メーカーに確認しても水性塗料と溶剤塗料の違いは硬化のための反応の違いだけといわれてしまいますが、塗装業界では水性塗料より溶剤塗料のほうが持ちがいいとされています。実際に溶剤塗料の実績の方が不具合が少ないように感じますし、過去の工事実績や塗装後の仕上がりに関してもツヤが水性塗料より油性塗料のほうが強く出ており、長持ちする様に感じます。

例えば水性マジックと油性マジックで落書きしたときにどちらの方が楽に取れるかという質問をした時に水性のほうが楽に取れるとお答え頂けると思います。
実際に水性マジックは、拭き取れば取れることが多いですが、油性マジックは除光液などで拭き取らなければ簡単には取れません。これは水性塗料と溶剤(油性)塗料にも同じことが言えます。油性塗料は塗料シンナーやラッカーシンナーなどを使ってかなり無理をしなければ取れません。その高密着性がまず大きく溶剤塗料のメリットだと思います。高密着ということは一度塗装したらなかなか剥がれることがないということですのでメンテナンス発生が少ないということですし大きなメリットだと言えます。

他には油性マジックと水性マジックで描き比べて天日に当てるとどちらの色が先に飛んでいくのかを想像していただくと分かりやすいですが、油性マジックの色はなかなか飛びませんよね?
つまり水性塗料よりも油性塗料のほうが耐褪色性が高いといえます。

加えて、溶剤塗料の方が防カビ防藻性も高いといわれています。水性塗料には防カビ防藻材が混入されて防カビ防藻性を付与していることが多いですが、溶剤(油性)塗料はそのもの自体がカビ・コケを寄せ付けない防カビ防藻材ですので、効果が薄れることはなく、とても長い間コケ、カビが繁殖しません。
 
このようにフッ素樹脂塗料には、様々な利点があります。しかし、欠点が一つあります。それは塗料が硬いことです。
過去にメンテナンスであったのが、シーリングの上に乗ったフッ素樹脂塗料がシーリングの伸びについていけず裂けてしまったケースです。これは当然のことで、仕方のないことですが、お客様としては塗装して数年で塗膜が破れたとなっては不安になられるのも当然です。
シーリングの柔らかさとフッ素樹脂塗料の柔らかさは圧倒的にシーリングのほうが柔らかいので地震がきた時など家が揺れた場合、真っ先にシーリング上のフッ素樹脂塗料が裂けてしまいます。もちろん裂けたフッ素樹脂塗料の下にはシーリングがあるため問題はありませんが、見た目が悪くなるためそこはご理解頂いた上で選んでいただいたほうがいいとら思います。

以上がフッ素樹脂塗料の私の知る全てです。個人的な知識や主観が入っており間違いがあるのかもらしれませんが、とても良い塗料であることは間違いありませんので是非、塗装をご検討中の方は参考にして下さい。

それでは長々とご覧頂き、ありがとうございました。

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