外壁の劣化とマメ知識

こんにちは!!マストホームズ静岡 富士支店の清です。今回のお話はお客様から質問される疑問を解説したいと思います。何かお役に立てる情報が有れば幸いです。

Question① 海岸付近はなぜ劣化が早いの?

Answer 外壁(塗装)にダメージを与えるのは原因は紫外線です。紫外線は塗料自体のラジカル反応を促進させます。その紫外線量(日射時間)が関係しています。更に海に近い塩害地域には海風によって海水が建物に付着します。その海水に含まれている塩(塩化ナトリウム)が外壁に付着すると空気中の水分を吸収しベトベト(潮解性)になります。そうなる事で水分の供給源となり塗料自体のラジカル反応を促進させてしまうのです。

ラジカル反応とは・・・一般の塗料は、紫外線があたると顔料の主成分で有る酸化チタン内からラジカルが発生、拡散します。ラジカルは有機物をを攻撃して分解する性質を持っている為、樹脂同士の結合を破壊し、それが塗膜劣化の原因になっています。結論、外壁にダメージを与える紫外線量(日射時間)が多い事、海水に含まれる塩分の影響が塩害地域の劣化スピードを加速させてしまう理由です。台風などの翌日は潮風で建物に塩が蓄積しますので流水で流すなどの対策をオススメ致します。戸袋・雨戸などの鉄部も流水で洗い流してあげると錆びにくくすることが出来ます。

Question② 劣化しない塗料って無いの?

Answer いつかは必ず劣化します。ただ劣化のスピードを遅らせる事は可能です。なぜ?モノ(外壁・塗料)が劣化するか?

モノは原子が結合して出来ています。その原子の結合を紫外線のエネルギーによって破壊され劣化していきます。逆を言えば紫外線のエネルギーよりもモノのエネルギーの方が強ければモノは劣化しにくいという事になります。劣化しにくい塗料とは紫外線のエネルギーより塗料の原子構成エネルギーの方が強い塗料を指します。紫外線のエネルギーは約400kJ/molです。屋外で使用される洗濯バサミやゴムホース(有機物)などは紫外線のエネルギーより弱い為、ボロボロになります。住宅に有るガラス窓や陶器(無機物)などは紫外線のエネルギーより強い為、劣化はしにくいのです。結論、紫外線エネルギーよりも強い無機(珪素)が主成分の塗料を使用すれば塗料自体の劣化スピードは遅らせる事が出来ます。紫外線エネルギー約400kJ/mol に対してこの塗料の結合エネルギーは444kJ/molなのです。理論上ですが紫外線エネルギーより強いエネルギーなので劣化しにくいことが言えるのではないかと思います。しかし、塗料は完成品ではなく職人が塗り回数、希釈量を守り丁寧に塗る事で、やっと完成品になりますので塗料だけ強い塗料を選択しても意味が有りませんので気をつけて下さい。

 

Question③ 他の家より、雨染み、コケ、カビが多いのはなぜ?

Answer 建物の形状、立地条件、外壁の塗料に注目して下さい。建物の形状に関して大きなポイントは軒の有無と長さです。昔ながらの木造二階建ての住宅を思い浮かべて下さい。一階面積が広く二階面積が小さく、二段のケーキみたいな住宅の形が多かったのではないでしょうか?一階部分の屋根にも庇が長い下屋根が有り、二階部分の屋根にも長い庇の大屋根が有ると思います。屋根の庇が有る分、外壁にあたる紫外線も屋根の庇にガードされて直接あたる紫外線の面積も少なくなります。もちろん、雨水も庇が有る為、雨があたる部分も少なくなります。紫外線、雨水のあたる部分が少なければ外壁は劣化しにくいという訳です。昨今の住宅はデザイン性の高い住宅が多く屋根の軒(庇)がない住宅が流行り人気だったりします。その分の外壁(塗装)は劣化しやすいのです。

同様に冊子の下から雨の黒い筋が有るのも軒(庇)が原因です。汚れのメカニズムは冊子の上部に蓄積したホコリや排気ガス、土などが雨水によって冊子をつたって下に洗い流された跡です。

コケ、カビは立地条件や近隣の状況、外壁の塗料です。四方近隣の住宅に囲まれている住宅や近隣の住宅との距離が近いなど日陰が多い住宅。蓋が無い排水溝が隣を流れていたり、川、田んぼが近くにある場合、庭に植物が多かったり庭の水はけが良くない住宅の場合、雨水の排水経路などが地中に埋められている配管を通って排水されていなく地中に浸み込ませている住宅の場合、など様々な原因が有ります。

最後に外壁材です。凹凸が激しい外壁材、手で触ってザラザラしている塗料の外壁材、艶が無い外壁材など外壁材が原因の場合も有ります。

上記の事から近隣と比べて劣化が早い場合、気になる点が有る場合は原因が有ります。原因が解れば対策が出来ます。対策を実行すれば住宅の劣化の進行を遅らせる事が出来ます。結果、大切な住宅を守れます。

Question④ 隣の家と同じ築年数なのにうちの家だけシーリングが割れてるのなぜ?

Answer 立地条件の違い、シーリング材の材質の違い、シーリング材の充填されている厚さと幅の違い、施工方法の違いのどれかだと思います。

※シーリングの劣化原因と対策※

①日当たりが良い(立地条件)⇒立地条件は変える事が出来ないのでシーリング自体の材料を高耐候の材料にする。

②シーリングの質が低い(選択のミス?)⇒高耐候のシーリング材を使用する。

③シーリングの幅・厚みが規定では無い(施工不良)⇒サイディングの下地から変えなければいけないので簡単な方法としてはシーリング材を高耐候の材料にする。(幅・厚みが取れなければ高耐候でも期待耐久年数より早く劣化する)

④三面接着になっている(施工不良)⇒ボンドブレーカーやバックアップ材を入れてシーリングの施工をする。(三面接着の為、既存が綺麗に撤去出来なかったり、シーリング材の厚みが確保出来なければバックアップ材を入れる事が出来ない場合が有ります)

⑤硬化剤の撹拌不足(施工不良)⇒1液のシーリング材で撹拌不足になる可能性を無くす。

結論、築年数による経年劣化で有れば仕方ない事ですが早期のシーリング不良は上記の施工不良が多々有ります。費用を掛ければ原因を直す事は出来ますが限られた予算で原因を少しでも改善する為には1液の高耐候のシーリング材で打ち替え施工する事だと思います。

最後に劣化の原因は経年劣化以外、さまざまな理由が有ります。劣化しているから塗装や補修をするのは勿論ですが。劣化原因が解れば対策を立てれます。対策をした上で改修工事をすれば現状よりもより良い工事になると考えています。だだのお見積りではなく、その家に合ったお見積り(提案)をしていきたいと思っています。少しでも意味の有るリフォームをご提案致します。相談・お見積りはマストホームズ静岡にお願い致します。

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