塗装工事のタイミング

皆さんこんにちは!マストホームズ静岡の田中です。平成が終わり令和が始まりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?私はまたまたまたまたダイエットを決意しました。今月社員旅行でベトナムに行きますので、しっかりダイエットして、水着になっても恥ずかしくない身体を目指します!!とりあえず本日1日はなんとかダイエットに耐えています!!

前置きはこのあたりにさせていただいて、本題に入ります。私は、こう見えて外装劣化診断士の資格を持っています。そんな私の目からみて、外壁のベストな塗装のタイミングはいつなのか?どのような状態なのかをできるだけわかりやすくお伝えしていきたいと思います。現在、各外壁メーカーから様々な外壁材が発売されており、一概に何年で塗り替えが必要だということは言えません。当然外壁材の種類やランクによっても塗装が必要な時期が変わってしまうため、全ての外壁材に対して共通して言えることはありませんので、今日は静岡県の戸建て住宅に多い、サイディングボードの塗装時期に関してお伝えしたいと思います。

まず、私のいうサイディングボードとは、『窯業系サイディングボード』のことで、セメントと繊維質を主原料にした厚さ約1.5センチの板状の外壁材です。基本的には工場でこのサイディングボードになんかしらの塗装が施され、そのまま新築時に外壁材に貼り付けられていること(『工場塗装品』)が多いですが、例えば一条工務店さんなどに多く見られる砂つぶ状の塗材(リシン)が吹き付けられている、いわゆる『現場塗装品』というものもありますのでそこでもすでに違いがあります。現場塗装品については、何も塗られていないサイディングボードを工場から出荷し、外壁に貼り付け、それから現場で塗装作業を行います。ですので、サイディングボードのメーカーカタログを見ても現在ご自身のお家に何が塗られているかはわかりませんので、住宅メーカーや工務店などの建築書類で確認することが必要です。

とりあえずは、最も多い、工場塗装品の塗り替え時期に関してお伝えします。

工場塗装品の多くは、焼き付け塗装で仕上げられており、大手メーカーではセラミック系の塗装が施されている商品も多数見受けられます。少し前までは、外壁を手で触って外壁の色が手につく、チョーキングという現象が起きれば、塗り替え時期とされていましたが、現在の外壁材は、経年劣化をして塗装が必要な年数になってもチョーキング現象起きない場合が多くなってきています。それは、クリヤー系のセラミック塗装が多くなっていることが、原因です。セラミック系の塗装も約15年くらいでは塗装が必要な時期にくると言われていますが、その判断はとても難しいため、専門家の意見をしっかりと聞いていただければと思います。それと余談ですが、セラミック系の塗装は次に塗装する塗料の選定に失敗すると剥離や膨れ、硬化不良などの欠陥が出やすい外壁材ですので、注意が必要です。

逆にセラミック系ではない外壁材(安価材)に関しては、5年から10年くらいで手に白くチョーキングが付きますのでとても判断しやすいと思います。チョーキングは塗料防水効果の要である樹脂が紫外線によって痩せてしまい、中に入っている顔料が触れる状態を表します。つまり、色が手に付くということは、樹脂が痩せてしまっている。樹脂が痩せてしまっているということは、防水効果が衰えてしまっていることを指すのです。

実際にサイディングボードは、雨水や壁内の湿気により水分を吸収し、太陽光の熱で膨張、収縮を繰り返すことで劣化していきますので、まずは防水効果を取り戻させる必要があります。塗装はそのために行う工事といえます。

次に、現場塗装品に関してですが、こちらは先程お伝えした通り、現場で建築メーカーが選択した塗料が塗られていますので、その種類を確認することが必要です。専門家が建築書類を見れば、大抵判別できると思いますので、そちらを参考にしていただくのが一番確実です。

しかし、この現場塗装の場合もチョーキングが出ることがほとんどですので、ご自身の手で外壁を触って確認することができます。

ちなみに、塗料の大まかな種類である樹脂ごとの耐久年数の目安は、アクリル樹脂塗料が5年〜6年、ウレタン樹脂塗料が8年〜10年、シリコン樹脂塗料で13年〜14年、フッ素樹脂塗料で15年〜20年とされています。そのくらいの年数になればほぼほぼチョーキングが出てくると思います。しかし、例えばフッ素樹脂塗料を塗装されている場合でも現場塗装の場合は施工不良により、もっと早い段階でチョーキングがついてしまうケースも多々ありますので、あくまでも年数は目安としてお使い下さい。

私が現場で見ている感想としては、塗装が必要なお家でチョーキングが出ている現場とそうでない現場の割合は73くらいの割合になっていると思います。少し前までは全てのお家が塗り替え年数になればチョーキングが出ていましたのでわかりやすかったのですが、今はセラミック系の塗装が増えたため、とてもわかりにくくなってしまっています。ですので、10年を過ぎたら建築メーカーや塗装店で一度点検をしてもらう方がいいと思います。そのまま営業されてしまうのは嫌かもしれませんが、そこはご自身のご事情とご予定、タイミングでお願いいたします。

それでは今回はここまでにさせて頂きます。うちはそろそろ塗装が必要なのかな?と思った方の少しでも参考になれば幸いです。

ご覧頂き、ありがとうございました。

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