屋根の下地塗装について

こんにちは。マストホームズ静岡の工藤です。今回は外壁・屋根の塗装工事を行う際の、下地塗装についてお話しさせて頂ければと思います。

塗装工事を行う際には、いきなりペンキを塗るわけではなく、まず、下地塗装を行ってから、主材(ペンキ)を塗るのが一般的です。下地塗装に使用する材料や、下地塗装を塗る回数は、既存の外壁・屋根の傷み具合や、種類によって変わります。                                                      

1、スレート屋根(カラーベスト)の下地塗装について

まず、こちらが一戸建ての住宅で最も一般的なスレート屋根、カラーベストコロニアルを塗装する塗料の仕様になります。

下地塗装の回数が、1~2回となっており、主材塗装回数は2回となっています。よって、スレート屋根の場合は、合計3~4回の塗装が必要になるという事になります。塗り回数は、既存のスレート屋根の劣化具合で変わります。スレート屋根、カラーベストコロニアルは、劣化が進むとスポンジのようにカサカサになり、塗料を塗ってもどんどん吸い込んでしまうようになります。そうなると、塗装をしてもしっかりとした膜が作られず、せっかく塗装をしても、数年で劣化が始まってしまいます。よって、下地塗装を念入りに行い、膜を造り、スレート屋根、カラーベストコロニアルの吸い込みを抑えてから、主材の塗装をするのがオススメです。                                                                            

塗装前              

ファイン浸透造膜シーラー塗装1回目

ファイン浸透造膜シーラー塗装2回目

 

飴色に艶が出るまで塗り込みます。

この工程が屋根を長持ちさせる為に非常に重要になります。

 

こちらが、日本ペイントのファイン浸透造膜シーラーになります。シーラーを2回塗装し、艶が出るまで塗り込みます。          

その後に、主材を2回塗装し、完了です。

 

屋根は、紫外線や雨水が常に当たる部分になりますので、特に念入りな施工が必要になります。このように、下地塗装を念入りに行えば問題ないですが、屋根材が傷んでいるにも関わらず、下地塗装を疎かにしてしまうと、屋根材が、主材塗装の塗料を吸い込んでしまい、塗膜がしっかりと造られず、屋根が早めに劣化してしまう原因になります。新築から10年以上経過しているスレート屋根に関しては、3回塗りでは無く、下地2回塗装、主材2回塗装の4回塗りがお勧めです。マストホームズ静岡では、前回塗装の無いカラーベスト屋根の場合は、必ず4回塗りをご提案させて頂いております。

 

2、モニエル瓦の下地塗装について

次に、下地処理、下地塗装が非常に重要になるモニエル瓦についてお話します。

モニエル瓦とは

モニエル瓦は、乾式洋瓦とも言い、着色スラリー層のあるセメント瓦の事を言います。要はセメント瓦の一種です。モニエル瓦は、オーストラリアにあるモニエル社と、高圧・半乾式成形の技術をクボタが共同開発し、昭和48年に日本に技術導入されたことから、モニエル瓦とよばれているそうです。屋根材メーカーによって呼び方は様々で、モニエル瓦、クボタ瓦、スカンジア瓦とも呼ばれ、名称は様々です。モニエル瓦は形状も様々で、和型、洋型、平型、S型などの種類があり、住宅のデザインによって使い分けることが出来ます。


モニエル瓦の製造方法

モニエル瓦の製造方法は、水分の少ないセメントを、真空ドレン機による押し出し成型によりつくられます。表面に、「スラリー層」といわれる、セメントや砂などと同質の無機質着色材で、1mm以上の厚い塗膜が形成されているのが特徴です。

また、モニエル瓦の製造過程では、発がん性物質である、一時期騒がれたアスベスト(石綿)も一切使用しておらず、陶器瓦のような焼成加工も必要ありませんので、二酸化炭素の発生も最低限に抑えることが出来る特徴があります。このような理由から、モニエル瓦はとても環境に優しい屋根材と言うことが出来ます。また、一連の製造工程て作ることが出来るため、製造コストがかからないという特徴も持っています。


モニエル瓦のメンテナンス

上記の内容ですと、環境に優しく製造コストもかからないとても良い瓦だと感じる方が多いと思います。しかし、そんなモニエル瓦も経年によって劣化が起こります。まず、モニエル瓦にみられる劣化状況と、各劣化に対しての対処方法をお伝えします。

①瓦のひび割れ→対処方法としては、接着パテによる補修、新しい瓦との交換などをオススメします。

②瓦のズレ→対処方法としては、既存瓦のはめ直し、屋根の葺き直し、屋根の葺き替えなどがオススメです。

③塗膜の剥離、色褪せ、変退色→対処方法としては、屋根の葺き替えか、塗装工事がオススメになります。塗装の方が低コストなため塗装の方がオススメですが、塗装には注意点があります。

④漆喰の割れ、欠落→対処方法としては、漆喰の詰め直し、棟取り直し、屋根の葺き替えなどがオススメです。

⑤防水シート(ルーフィング)の劣化→対処方法としては、防水シートの一部貼り替え、防水シートの全貼り替えなどがオススメです。


上記でお伝えさせて頂いた様に、モニエル瓦にも様々な劣化が起こります。劣化を抑えるためには、定期的な屋根塗装が良い方法と言えるでしょう。屋根の葺き直しや、葺き替え、防水シート(ルーフィング)の施工は、塗装と比べ非常にコストがかかります。しかし、モニエル瓦を塗装する時は注意が必要です。屋根塗装以外は、他の屋根材、屋根瓦と施工方法はさほど変わらないのですが、モニエル瓦塗装する時は、モニエル瓦の最大の特徴であるスラリー層が非常に厄介な存在になってしまいます。


モニエル瓦塗装時の注意点

①スラリー層を取り除かないと施工不良になる恐れあり!
モニエル瓦は塗装を行う場合は瓦表面にある「スラリー層」を徹底的に取り除かなければならない為、非常に注意が必要になります。経年劣化で脆くなったスラリー層をキレイに取り除かずに上から再塗装をしてしまうと、古くなったスラリー層と新しい塗膜が一緒に剥がれてしまいます。その為、念入りに高圧洗浄を行い「スラリー層」を完全に除去してから塗装をしないと、施工不良につながる可能性が非常に高いです。また、高圧洗浄の際には、スラリー層を含んだ汚れた水が周囲に飛散しますので、御近隣様へは特に注意が必要です。

②モニエル瓦用の塗料を使用する
モニエル瓦には、専用の塗料が存在します。塗装をする際には必ず専用の塗料を使うようにする必要があります。様々なメーカーで瓦用の塗料がありますが、弊社ではエーエスペイントの「Sun瓦Xトップ」を採用しています。エーエスペイントは日本ペイントの子会社で、主に瓦用のペンキを作っている会社になります。

 

いかがでしたでしょうか?屋根を塗装する際にな下地塗装が非常に重要になることがお伝え出来たのではないでしょうか。屋根の下地塗装は、屋根材の傷み具合だけでなく、屋根の種類によって施工方法が変わります。塗装工事は、屋根の施工の中では比較的費用の掛からない工事にはなりますが、塗装の方法や塗料の選定を間違えてしまうと、塗膜の剥離などの不具合が起き、直すのにかえって高くついてしまうケースもあります。マストホームズ静岡では、屋根の塗装には性能保証書を発行させて頂いており、塗装後に剥離等の施工不良が起きた場合には塗り直しをさせて頂きます。屋根の塗装をご検討される際には、保証の有無の確認をすることも非常に大切です。

 

 

 

 

 

 

 

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