塗装に適した時期【季節】のメリットデメリット【静岡】

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こんにちは。マストホームズ静岡の工藤です。

今回は塗装を行う時期、季節によってのメリットやデメリットをお伝えさせて頂きます。

塗装の工事に携わって10年以上になりますが、どの季節が適切なのかをお客様に聞いて頂く事は非常に多いです。塗装工事をしようと思っている方は、非常に気になる部分だとおもいますので、参考にして頂けたら幸いです。

塗装工事で重要な条件

まず、塗装工事を行う条件として最も重要視されるのが、気温と湿度になります。

  • 気温が15度から30度
  • 湿度は75%以下

となります。

塗装に適さない外的条件

反対に、塗装に適さない条件としては、

  1. 気温が5度以下
  2. 湿度が85%以上
  3. 雨や雪が降っている天候の場合

になります。

適さない時期の施工におけるリスク

塗装工事に適さない時期に施工を行うと、不具合の原因にもなりかねない為、注意が必要です

次に、春、夏、秋、冬、それぞれの時期に塗装を行う場合のメリットとデメリットをお伝えさせて頂きます。

 

塗装工事との相性|春

まずは、春(4~5月)に塗装工事を行うメリットとデメリットをお伝えさせて頂きます。

春に塗装工事を行うメリット

結論から言うと、春は最も塗装工事に適した時期だと言えると思います。

まず、春の外壁塗装のメリットについてお話します。メリットは以下の通りです。

  • 湿度が低く、塗料が乾きやすいため塗装工事がスムーズ
  • 天候が安定しているため、予定通りに工事が行える
  • 工事期間中、窓を閉め切っても、あまり過ごしにくくない

外壁、屋根の塗装工事で天敵となるのは気候ですが、春は天候が安定していて、気温も程よく、湿度も低いため、工事がしやすい季節になります。

塗装工事の際は、開口部に養生をする事で換気が出来なくなる為、窓を閉め切っても過ごしにくくないか、気候が安定しているかが非常に重要になります。

その点で、春はマイナスになるポイントがほとんど無く、非常に塗装に適した時期と言えます。

春に塗装工事を行うデメリット

次は、デメリットについてお伝えします。

結論から言うと、春の塗装に関してはデメリットはほとんどありません。強いて言えばですが、塗装業者が繁盛期に入るため、希望通りの予定で工事を始めにくいという事が、デメリットとしてあります。

春は塗装工事に人気の季節であるため、希望通りの予定でなかなか工事が進められないことが多いです。無理にその時期で足場を組んだとしても、塗装屋さんが他の工事で忙しいことが原因で中々工事が進まないことも多いと思います。春が終わった後には梅雨が控えていますので、工事が長引いてしまい、梅雨時期の工事になってしまうことの無いように、余裕をもって日程を決める必要があります。

 

塗装工事との相性|夏

次に、夏に塗装工事を行う場合ですが、夏は決して人気の時期とは言えません。夏に塗装工事を行うメリット、デメリットは以下の通りです。

夏に塗装工事を行うメリット

  • 人気な時期では無い為、お客様の希望の日程で工事できる可能性が高い
  • 日が長い為、晴れていれば1日で作業が大幅に進む

まず、日程に関してですが、夏は人気時期ではありませんので、お客様の希望される日程で工事が出来る可能性が他の季節よりも高い傾向にあります。例えば、工事に出来るだけ立ち会いたいお客様もいるかと思いますので、お仕事をされている方などは、夏の長い休みの時期に合わせて工事を行い、出来るだけ工事に立ち会ってみるというのも、夏に工事を行うメリットになるかと思います。

また、夏は日照時間が長いため作業時間を十分に確保できる、というのもメリットの1つになります。夏は、早い時間に暗くなってしまい、工事を中断しなければならないということが無い為、晴れてさえいれば1日で大きく作業を進めることが出来ます。うまく晴れが続いた時期に工事がはまれば、短い期間で工事を終えることが出来ます。

夏に塗装工事を行うデメリット

  • 梅雨時期は雨が多く、工事期間が長くなる
  • 夕立が降ると塗装工事が中断する
  • 換気が出来ない期間がある為、お客様がストレスを感じやすい
  • お盆期間と工事が重なると、工期が長くなる可能性がある

夏に塗装工事を行う最大のデメリットとしては、梅雨があるということです。

梅雨時期は、当たり前の事ではありますが雨が非常に多いです。

雨の日は基本的に塗装工事は出来い為、工事期間が長くなりやすいです。

塗装工事は、基本的には10日から2週間程の工事期間になりますが、梅雨時期ですと1か月近くかかってしまう可能性もあります

足場を組んでいる期間はお客様がストレスを感じやすい為、梅雨時期に塗装工事を行うのは非常にリスクがあります。

また、夏は天候が不安定なことも多く、晴れていても、突如夕立が降ることも多いです。

夕立が降ると、工事が急遽中断になり、工事の予定が変わってしまいます。

また、塗料を塗っている最中に雨が降ると1度塗った塗料が流れてしまうこともありますので、注意が必要です。

塗装の作業を行う際に、開口部(玄関ドア、窓等)にビニールで養生をしていきます。そうなると換気が出来なくなる為、夏に閉め切りになってしまうと、他の季節に同じ状況になるよりは、ストレスになるお客様が多いです。

お盆期間中は塗装業者も休みに入ることが多い為、その場合は工事がストップしてしまいます。ストップした期間の分だけ、工期が延びてしまいますので、夏に塗装工事を行う場合は、お盆前後の工事のスケジュールをどうするかを、しっかりと施工業者と相談しておく必要があります。お盆前に工事が終わるように日程を組んでいたとしても、夏は天候が不安定な為、雨天が続いてしまい、お盆とかぶってしまうこともあるかと思いますので、余裕を持って予定を組んでおくと良いでしょう。

 

塗装工事との相性|秋

次は、秋に塗装工事を行う場合です。結論から言うと秋は春の次に塗装に適した時期と言えます。秋に塗装工事を行うメリットとデメリットをお伝えします。

秋に塗装工事を行うメリット

  • 10月中旬以降は天候が安定している為、予定通りに工事が進みやすい
  • 気温も安定しており、窓を閉め切ってもストレスが少ない

秋も、春に非常に近いのですが、10月中旬以降は天候が安定し、台風も来ないため工事がスムーズに進みやすいです。また、気温が高くも低くもない為、窓が閉め切りになってもお客様がストレスに感じることが少ないです。

また、年末に向けて外装をキレイにしておきたいと考え、秋に塗装する方も多いと思います。秋が終わり、初冬12月等の工事になると、年末に向け工事が慌ただしくなる可能性もあります。秋の工事でしたらその点も余裕があり、安心の時期と思われます。

秋に塗装を行うデメリット

秋に外壁塗装をするデメリットは下記の通りです。

  • 台風が来ると工期が長くなる
  • 人気の時期な為、お客様の希望日程で工事が出来ないことがある

秋も春と同様、デメリットはほとんどありません、と言いたいところですが、実際は違います。春の施工には無かった大きなデメリットは台風です。秋は基本的に天候や気温が安定していて、工事は非常にしやすい時期なのですが、10月中旬頃までは台風が上陸する危険性があります。足場を組んでいる最中に台風が来ると、台風の規模にもよりますが、事故につながる可能性も否定出来ません。秋に塗装工事を行う場合は可能であれば、工事開始を10月中旬以降にすると安心だと思います。

後は、春と同じ内容にはなりますが、人気な時期にはなる為、塗装屋さんの予約が取りにくいというデメリットはあるかと思います。どうしても秋に塗装をしたいという方は早めに業者に予約を入れ、日程を確保しておくと安心だと思います。

 

塗装工事との相性|冬

最後は、冬に行う塗装についてです。冬は塗装に適しているとは言えませんが、この時期に施工するメリットもしっかりありますので、参考にして頂ければ幸いです。

冬に塗装工事を行うメリット

  • 雨が少ない為、施工可能な日が多い
  • 空気が乾燥している為、塗料の硬化にはある程度適している

冬は雨が少ないのが最大のメリットと言えます。

雨が少ない為、工事が休みになることが少なく、工事が延びることが少ない時期と言えます。

工事がいつからいつまでで終わるかが狂いにくい為、予定が立てやすいのが最大のメリットと言えます。

塗料は乾くと表現されることが多いものですが、正確には硬化するというのが正しい表現になります。春や秋などと比較すると硬化の速度は落ちますが、決して冬場も悪い条件ではありません。

冬に塗装工事を行うデメリット

  • 作業時間が短くなる
  • 曇りの場合は、塗料の硬化に時間がかかる
  • 雪が積もると施工が困難

冬場の工事の最大のデメリットは作業時間の短さです。

冬場に作業時間が短くなる理由として、日が短いことが理由だと思う方が多いかと思います。

もちろんそれも理由としてはありますが、それだけではありません。

春から秋にかけては、朝現場に到着し、すぐ塗装工事を始めることが出来る事が多いですが、冬に関しては、夜露や霜の影響で外壁や屋根が濡れていることが多く、乾燥を待ってからでないと作業が出来ないことが多いです。

また、晴れている場合は塗料の硬化もある程度期待できますが、曇りの場合は、気温が低い為、硬化が遅くなります。夜露の事なども考え、早く作業を終える必要もありますので、施工の速度が落ちやすいです。

これは梅雨時期の長雨などと同じですが、屋根に雪が積もるような状態であればしばらく施工ができません。豪雪地帯でなければそこまで大きな問題にはならないかもしれませんが、雪が多い年は注意が必要です。

いかがでしたでしょうか?四季で塗装に適す、適さないの観点でお話をすると以上で述べたようなかたちになります。春→秋→冬→夏の順で適していると思います。しかし、四季での順番だけですと、確実なものではありませんので、もっと細かく、何月が適しているかをお伝えさせて頂きます。

第1位.3月~5月

第2位.10月~11月

第3位.12月~2月

第4位.6月~9月

の順になるかと思われます。

まず、1位は3~5月です。これはダントツ1位です。春で気候が安定しており、5月中に工事が終われば梅雨の心配もありません。

次の2位は、10月~11月です。この時期も、比較的気候が安定しているためオススメです。しかし、10月は中旬頃までは台風が来る可能性があるので、注意が必要です。

第3位は12月~2月です。冬の工事です。雨は少ない為スケジュール通りに工事が進むことは多いですが、夜露や霜の関係で作業時間が短くなりやすいです。

第4位が、6月~9月です。梅雨入りから夏にかけての工事です。この時期は個人的にはダントツで最下位になります。まず、梅雨時期な為、工期が長くなりやすいこと、工事中換気が出来ない期間がありますが、暑い時期な為お客様がストレスを感じやすいこと、そして台風が上陸する可能性があること等の理由が挙げられます。

以上が、1年間を通しての塗装のオススメ時期になります。これから塗装工事をお考えの方は是非参考にして頂ければと思います。

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