モニエル瓦について(H30年1月17日更新)

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こんにちは!マストホームズ静岡の工藤です。今回は、モニエル瓦についてお話をさせて頂きます。

モニエル瓦という屋根材の名前は聞かれたことはありますでしょうか?あまり聞きなれない屋根の名前かもしれません。見た目としては、通常のセメント系の瓦に見えますので、実際にモニエル瓦を使用されていてもあまり気が付かない事が多いと思います。ただ、何故今回モニエル瓦のお話をさせて頂こうかと思ったかというと、モニエル瓦はとても特殊な瓦で、塗装をするのがとても難しい瓦だからです。間違った塗装の施工をしていまうと、せっかく塗った塗膜が剥がれてしまい、補修するのに、よけいな手間と費用がかかってしまいます。まず、モニエル瓦はどのような屋根材なのかをご理解頂き、正しいメンテナンスの方法も学んで頂く事で、未然に失敗を防ぐことが出来ます。ですので、モニエル瓦の特徴、メンテナンスの方法をお話ししますので、ご興味のある方はご一読下さい。

モニエル瓦とは

モニエル瓦は、乾式洋瓦とも言い、着色スラリー層のあるセメント瓦の事を言います。要はセメント瓦の一種です。モニエル瓦は、オーストラリアにあるモニエル社と、高圧・半乾式成形の技術をクボタが共同開発し、昭和48年に日本に技術導入されたことから、モニエル瓦とよばれているそうです。屋根材メーカーによって呼び方は様々で、モニエル瓦、クボタ瓦、スカンジア瓦とも呼ばれ、名称は様々です。モニエル瓦は形状も様々で、和型、洋型、平型、S型などの種類があり、住宅のデザインによって使い分けることが出来ます。

モニエル瓦の製造方法

モニエル瓦の製造方法は、水分の少ないセメントを真空ドレン機による押し出し成型によりつくられ「着色スラリー層」といわれるセメントや砂などと同質の無機質着色材を1mm以上の厚いと塗膜が塗装され、その後、アクリル樹脂のクリヤー塗装を施した屋根材です。また、モニエル瓦の製造過程では、発がん性物質である、一時期騒がれたアスベスト(石綿)も一切使用しておらず、陶器瓦のような焼成加工も必要ありませんので、二酸化炭素の発生も最低限に抑えることが出来る特徴があります。このような理由から、モニエル瓦はとても環境に優しい屋根材と言うことが出来ます。また、一連の製造工程て作ることが出来るため、製造工ストがかからないという特徴も持っています。

モニエル瓦のメンテナンス

今までの内容ですと、環境に優しく製造コストもかからないとても良い瓦だと感じる方が多いと思います。しかし、そんなモニエル瓦も経年によって劣化が起こります。まず、モニエル瓦にみられる劣化状況と、各劣化に対しての対処方法をお伝えします。

①瓦のひび割れ→対処方法としては、接着パテによる補修、新しい瓦との交換などをオススメします。

②瓦のズレ→対処方法としては、既存瓦のはめ直し、屋根の葺き直し、屋根の葺き替えなどがオススメです。

③塗膜の剥離、色褪せ、変退色→対処方法としては屋根塗装が、屋根材の葺き替えよりも低コストな為オススメです。(しかし、塗装にはいくつか注意点があります。)

④漆喰の割れ、欠落→対処方法としては、漆喰の詰め直し、棟取り直し、屋根の葺き替えなどがオススメです。

⑤防水シート(ルーフィング)の劣化→対処方法としては、防水シートの一部貼り替え、防水シートの全貼り替えなどがオススメです。

以上で述べた様に、モニエル瓦にも様々な劣化が起こります。劣化を抑えるためには、定期的な屋根塗装が良い方法と言えるでしょう。屋根の葺き直しや、葺き替え、防水シート(ルーフィング)の施工は塗装と比べ非常にコストがかかります。しかし、モニエル瓦を塗装する時は注意が必要です。屋根塗装以外は、他の屋根材、屋根瓦と施工方法はさほど変わらないのですが、モニエル瓦塗装する時は、モニエル瓦の最大の特徴であるスラリー層が非常に厄介な存在になってしまうのです。

モニエル瓦塗装時の注意点

①スラリー層を取り除かないと施工不良になる恐れあり!

モニエル瓦は塗装を行う場合は瓦表面にある「スラリー層」を徹底的に取り除かなければならない為、非常に注意が必要になります。経年劣化で脆くなったスラリー層をキレイに取り除かずに上から再塗装をしてしまうと、古くなったスラリー層と新しい塗膜が一緒に剥がれてしまいます。その為、念入りに高圧洗浄を行い「スラリー層」を完全に除去してから塗装をしないと、施工不良につながる可能性が非常に高いです。また、高圧洗浄の際には、スラリー層を含んだ汚れた水が周囲に飛散しますので、御近隣様へは特に注意が必要です。

②モニエル瓦用の塗料を使用する

モニエル瓦には、専用の塗料が存在します。塗装をする際には必ず専用の塗料を使うようにする必要があります。様々なメーカーで瓦用の塗料がありますが、弊社ではエーエスペイントの「Sun瓦Xトップ」を採用しています。エーエスペイントは日本ペイントの子会社で、主に瓦用のペンキを作っている会社になります。

 

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③モニエル瓦の塗装工程

手順1・・・バイオ洗浄、高圧洗浄を念入りに行い、カビや汚れ、スラリー層が無くなるまで洗い流す。

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 ※写真の下半分が洗浄前、上半分が洗浄後になります。洗浄で落としきれない汚れやスラリー層はケレン具(ワイヤーブラシ、マジックロ等)を使用し、除去します。

 

手順2・・・下塗り材を塗る。

小長井 屋根1 小長井 屋根2

※洋瓦シーラーを2回塗装し、下地を整えます。

 

手順3・・・更に下塗り材を塗る。

小長井 屋根3

※写真の上半分が、エクセルガードという下地材になります。洋瓦シーラーを2回塗った後、エクセルガードを塗り、屋根の下地を強化していきます。通常の屋根塗装は下地塗装が1回ですが、モニエル瓦の場合は下地塗装だけで3回塗装していきます。

 

手順4・・・主材を塗装する。

小長井 屋根4 小長井

エクセルガードの上に主材を2回塗り仕上げていきます。下地塗装をしっかり整えてから主材を塗らないと、塗膜の剥がれ等施工不良の原因になりますので、注意が必要です。主材を塗ると艶が出て、非常にキレイな仕上がりになります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はモニエル瓦の特徴や、メンテナンスの際の注意点をお伝えさせて頂きました。

他の屋根材と違い、徹底的な下地処理(スラリー層の除去)が必要になり、塗る回数も、他の屋根材が3回なのに対して、5回塗りが必要だったりと、特殊な瓦であることはご理解頂けたと思います。今回のお話を参考にして頂き、リフォーム工事で失敗しない為の知識として役立てて頂けたら幸いです。

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