外壁の塗装回数に関して

こんにちは!マストホームズ静岡の田中です。

今回は、外壁塗装をする際に注意すべき点である『塗り回数』に関してお話をさせて頂きます。

初めに、外壁塗装の塗装回数に統一された絶対的な回数はありません。塗料の種類によって塗り回数が異なり、2度塗りや3度塗りから多い場合には5度塗りという施工仕様があります。それは必ず塗料サンプルやカタログの『標準施工(塗装)仕様』という欄に記載されているはずです。こちらをご覧いただくか、塗装店に問い合わせをし、その部分の説明を求めて頂ければ適切な回答が得られると思います。

この塗り回数がなぜ注意すべき点なのかというと、それは手抜き工事の温床になっているということです。皆様も塗装工事をされる際に『薄塗り』がとても怖いかと思います。塗装工事は、大抵の場合、3回塗りが基本となります。下塗りは違う材料ですが、中塗りと上塗りは同じ塗料・同じ色で行うため、正直、上塗りを抜いてしまってもいまいち何回塗ったかなどはわかりづらいです。しかももともと下塗り1回に対して上塗り1回という仕様の塗料もあるため、塗装店の話を鵜呑みにしてしまうと下塗りと上塗りのみの2回塗りで大丈夫と信用してしまっているケースもあります。そのため、塗装の塗り回数は、一番、消費者側をだましやすい部分になります。ですので是非、標準施工仕様を自身の目でご確認頂いてその塗り回数に沿った見積になっているか、施工になっているかを見て頂ければと思います。

しかし、標準施工仕様はあくまで標準であり、外壁の種類や劣化状況により、塗り回数は増えたりします。例えば、イメージしやすいのは外壁に塗装するのではなく、例えば食器洗い用のスポンジに外壁塗装用の塗料を塗ると想像してください。塗料をぬってもスポンジは吸収してしまいうまく塗れないと思います。これと同様に、傷み切った外壁材は、中がスカスカで塗料を塗ってもうまく塗れません。そういう場合は、中のスカスカな部分を埋めるために浸透系の造膜シーラーを一度塗装し、塗料の吸いこみをとめてから更に通常通り3回塗装を行います。つまり合計4回塗りになります。これはサンプルの標準施工仕様をみても載っていませんし、説明を受けなければわからないことですが、一つ言えることは、標準施工仕様よりも塗り回数が増えることはあっても、減ることは絶対にありません。そのことだけは覚えていただきたいと思います。

ちなみに弊社では、家の日当たりが比較的多い南面と西面などに1度多く上塗りをかけるようにさせて頂いています。塗料は塗膜が厚くなればなるだけ頑丈になります。紫外線での劣化が遅くなります。例えば細い輪ゴムが紫外線で劣化するまでの時間と太い輪ゴムのそれでは当然太い輪ゴムの方が長く紫外線での劣化を防ぐことができることは想像がつくと思います。そのため、外壁に塗料を塗る場合でも同じことがいえるため、弊社では、標準施工仕様よりも一度多く上塗り塗料を塗装します。しかし、費用も掛かることですので、特に日が当たる部分のみの施工とさせて頂いています。

以上が塗装の塗り回数に関してです。最後は弊社にアピールになってしまいましたが、大切なことは、標準施工仕様をご自身でご覧になることです。

ありがとうございました。

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