木部塗装を徹底解明!!!

皆さんこにちは、マストホームズ静岡中村です。今年の猛暑が少し和らいだと思ったら、また猛暑日が来るみたいですね。また台風も多いシーズンになってくるので心配です。さて今回はズバリ木部への塗装について書いていこうと思います。皆さんも外壁に塗る塗料の種類はご存知の方多いともいます。弊社のブログでもアクリルやウレタン・シリコン・フッ素・無機などさんざんご説明させて頂いてきたと思います。ただ中々木部(木)に塗る塗料というのは御存じない方が多いのではないでしょうか?お家の外壁に木を使っている方やウッドデッキなど木製品がお家にある方、木部への塗装をどのようにすれば良いか分からない方に、ほんの少しでも役立てて頂ければ嬉しく思います。

まず木部に塗る塗料の種類について大きく2つに分けることが出来ます。それがニスとステインになります。簡単にご説明するとニスが屋内用・ステインが屋外用になります。(必ずしもそうではないですが)このニスとステインの大きな違いとしましては、ニスは木の表面に膜を作り出すため仕上がりがツルツルしてきます。それに対してステインは木部の内部に塗料を浸み込ませる塗装になりますので、木目を生かしたツヤもそんなに出ない仕上がりになります。なので大きな違いとしては仕上がりが違ってくる事になります。そもそもステインとは木部を着色しながら、木目を消さずに、木目を生かす塗料になります。木部に成分を浸透させ色を付けるため、木の表面を保護する役割はあまりありません。そんなステインにも水性ステインと油性ステイン(オイルステイン)と分けることが出来ます。水性ステインの場合は刷毛やローラーなどの道具を水洗いすることが出来て、水で薄めることもできますので、手軽に塗装出来るのが特徴です。また臭いも油性ステイン(オイルステイン)と比べて弱い為、ステイン塗料の中でも屋内での塗装に向いていると言えます。それに対して油性ステイン(オイルステイン)は木部への浸透性や色持ちが良く、乾きが早いのが特徴となります。ただ薄める場合はシンナーを用いる為作業性などは水性ステインと比べるとやや悪いです。臭いも油性の為、水性と比べると、強い為、屋外のウッドデッキや塀などに用いられることが多いです。ただこのステイン塗料に関して言えば、普通の塗料やニスなどと比べて表面に膜を造っていくわけではなく浸み込ませていくタイプの塗装になりますので、色むらが出にくい為初心者の方が塗っても仕上がりが綺麗になり、扱いやすい塗料となります。

弊社で木部塗装を行う場合は主に3通りの施工をご提案させて頂いています。弊社は外壁塗装が主な会社の為ほとんどが屋外の木部への塗装が対象になります。屋外の木部への塗装で3通りの施工方法がある理由と致しましては、施工する木部の塗装の状態や前回塗装の有り無し、前回どのような塗料が塗られているのかによって分けることが出来ます。

パターン1としましては木部に何も塗られていない状態での施工になります。木部に何も塗られていないのでこの場合木目もしっかり見える状態です。この場合には上記でご説明させて頂きた、油性ステイン(オイルステイン)を推奨しています。木目も消すことなく、木部の腐食を防ぐことが出来る為です。実際に扱っている塗料は大阪ガスケミカル株式会社の「キシラデコール」という塗料になります。このキシラデコールの特徴としましては、通常のオイルステインの特徴でもある、表面に無駄な塗膜創り出さない為、塗膜の剥がれや膨れが起きることなく長期的な美観を保持できることや、木の通気性を確保でいたり、木目の柄を生かす事が出来たり、次回塗装する場合も同じオイルステインの塗料が塗ることが出来る特徴に加えて、日光や風雨に強い耐候性顔料の効果により更に鮮明な色持ちの効果があり、長期間木材を保護してくれます。またこのキシラデコールには防腐・防カビ・防虫機能が付いており、木の劣化をより防ぐことが出来ます。実際に現場でこのキシラデコールを塗った後に中から虫が出てきた事がありますので、虫にとってはかなり嫌な臭いで防虫効果は実感が出来ました。その為弊社では無塗装の木部に対してはこのキシラデコールをオススメさせて頂いています。

パターン2としましては木部に前回ニスや何かしらの塗料が塗られていて、木目が消えていたり、木部の表面に塗膜が出来ている状態での施工になります。この場合ステイン塗料である、キシラデコールを塗ったとしても表面の塗膜により、オイルステイン(キシラデコール)が浸み込んでいかない為、キシラデコールを塗ったとしてもあまり意味がありません。その為このような場合は木部の状態によってプライマーという下地材を塗布した後に普通の防水性のある塗料を塗っていきます。この場合木目は完全に消えてしまう為注意が必要になります。元々塗装がされているお家は元々木目は消えてしまっていると思いますが、ニスなどの塗料が塗られていた場合は、木目は見えている状態で塗膜が施されていますので、この木目は消えてしまいます。

パターン3としましては前回塗装の有り無しに関係なく、木部の劣化が激しい状態での施工になります。この場合は劣化の具合にもよりますが、塗装をしてもすぐ色褪せや剥がれてくるケースが予想されます。その為塗装をしてもすぐ剥がれてきてしまうのが予想される場合は、木部を交換して新しい木部にキシラデコールを塗布していく施工方法か、木部の上からガルバリウム鋼板を巻き付けていく施工をオススメさせて頂いています。この2つの施工にも注意が必要で、木部を一部分交換した場合、交換したところとしてないところの木部の仕上がりが変わってきてしまう点が注意が必要になります。また木部の上にガルバリウム鋼板を上張りしていく工事では木の質感とは全く異なる質感に仕上がっていきますので、こちらの仕上がりにも注意が必要となってきます。

この様に簡単に木部への塗装についてご説明させて頂きました。正直木部への塗装に関して言いますとまずお家の方の仕上がりのご希望によって大きく変わってきます。木目を生かすか潰すかもそうですし、外壁に木部等を取り入れられているお家の方はおそらくお家を建てられる時などに施工業者さんの方から小まめなお手入れが必要という事が言われていると思います。その小まめなお手入れをしてまでも木にこだわった方にはもちろんこだわりが少なからずあると思います。最近ではウッドデッキでもお手入れが必要の無い人工樹脂の素材や外壁でも木目調サイディングが出てきているので木の素材が使われることは少なくなってきていると思いますので。その為、木素材がお家で使われているかたはまずどういう風な仕上がりのご希望(木目を生かす、消すやもう手入れが必要のない素材に変更したい等)を伝え、そのご希望の中で一番木部に適した施工方法を業者さんと相談していくのがベストと言えるでしょう。先程もお伝えしたように木部の状態や前回塗装の有り無しによっても出来る塗装・出来ない塗装が分かれてきます。弊社マストホームズ静岡では必ず資格を持ったアドバイザーが木部の状態とお家の方のご希望を照らしあわせてベストなご提案をさせて頂きます。木部塗装・外壁塗装でお困りの事がありましたら何でもお声がけ下さい。

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