外壁塗装工事について
こんにちは!!マスホームズ静岡の小西です!!11月後半になり今年も残りわずかですね。気温もぐーっと下がって寒い日が続きますが、職人さんたちにはバリバリがんばってもらってます!!
今回はつい最近まで工事をさせて頂いていました、葵区のS様の工事について書いていきたいと思います。なぜS様のお宅の工事を取り上げたかというと、外壁塗装の他にも、雨樋の新設工事や漆喰の補修、波板交換や障子の張り替えなど外壁塗装以外の工事が多くありましたので。紹介させていただきたく思い取り上げさせていただきました。
契約までの経緯
S様のお宅は近くで外壁塗装工事をしているときに声をかけさせていただきました。最初はご主人様と奥様も不安そうでしたが、工事現場をみていただいたり、会話を重ねていくうちに打ち解けするしないは別という条件で見積を出させて頂く事になりました。
ご主人様も外壁は気にされていたそうで、ベランダのひび割れやベランダの防水の劣化もみられました。10年前に建てた工務店に塗装を依頼され工事を行ったそうですが10年も経つと太陽が当たる面はチョーキングがでていました。チョーキングとは、外壁を指でこするとチョークの粉のようなものがつく現象です。これは前回塗った塗料が太陽のひかりで劣化し粉状になったものです。これがつくと外壁も塗り替え時期と言われています。ご主人さんもこのことはご存知でした。あとはどこの業者で施工するかが迷われていました。普通でいけば前回塗装した工務店に頼むのが普通だと思いますが、前回工務店さんで塗装した金額より弊社の方が30万円ちかく安かったそうです。また塗料に関しても前回はウレタン(期待耐久年数は8年程度です。)というペンキで塗られていましたが、今回はウレタンより持ち年数の長いシリコン塗料(期待耐久年数12~15年日本ペイントのファインシリコンフレッシュ)をご提案させていただきました。なぜかというと、S様のお宅はとても日当たりのよい立地でして、もろに太陽の光があたる立地だったからです。塗膜は太陽の紫外線で傷みますので、年がら年中太陽の日があたっているとどうしても早く劣化してきます。なので対候性の良い長持ちする塗料をお勧めさせていただきました。
また工事内容や、保証面、アフターメンテナンスのお話をさせていただき納得していただきました。不安要素がなくなったと言って頂きご契約となりました。本当にありがとうございます!!
外壁の施工前の状態
家の全体写真です。立派な和風住宅のお宅です。日当たり良好で、風も通るので洗濯物もすぐ乾くそうです!!また軒の出も長く、軒の長さが70センチもありました。このなに軒が出ているお宅はそうないですね。そして今回はこの軒裏も防腐材で塗装していきます。
外壁にはヘアークラックといわれる髪の毛の細さほどのひびが無数に入っていました、また日の当たらない面にはコケが生えていました。
屋根は瓦ですが漆喰が傷んでいました。漆喰も10年ほど前に補修しているそうですが、指でつつけば取れてしまうほどの状態でした。なので、漆喰も補修していきます。
樋の新設ですが、グリーンカーテンのある庇の軒先に新しく樋を新設します。雨がふると庇の先から垂れる雨音が大分うるさいそうです。軒樋を設置することでこの問題を解決させます。
軒裏の塗装前です
軒裏の形状が箇所によって違いますが、平らな軒裏は塗装しやすいのですが、玄関の軒裏ま見てもらうとわかりますが木が入り組んでいる為塗装するのにも一苦労です。大屋根の軒裏、下屋の軒裏、小庇の軒裏など木の面積が大分ありました。大分塗りごたえがありました!!
外壁塗装工事 バイオ洗浄・高圧洗浄
まずは外壁についたほこりや汚れを洗剤をつかって洗い流していきます。10年も経つと排気ガスなどの油分などがついていますのでこれらを根こそぎ洗い流していきます。イメージは茶碗洗いですね!洗剤でぬるぬるを取って洗い流すといった感じです。マストホームズ静岡ではこのバイオ洗浄と高圧洗浄のペアは必須項目とさせて頂いてます。そのくらい油分をしっかりとっておかないとこわいわけです!!
外壁塗装 下地調整材パーフェクトサーフ塗布
左の写真が塗る前で右の写真は下地調整材パーフェクトサーフを塗布しているところです。この下地調整材パーフェクトサーフはモルタル壁によくあう塗料で、モチモチしているので下地の細かいひび割れはこれで埋まってしまいます。職人さんも塗っていてこれはいいよね!ってよくいっています。これを塗ると家が真っ白になるので、たまにお客様が頼んだ色じゃないと焦って電話をいただいたこともあります!大丈夫です。最終的にはご希望の色になりますからね!!
外壁塗装ファインシリコンフレッシュ中塗り
下塗りが終わったら、中塗りに入っていきます。これは仕上げ材の中塗りになりますので、これを塗ると仕上がりのイメージができてくると思います。
ここで少しファインシリコンフレッシュの特徴を紹介していきたいと思います。
今回塗っていくファインシリコンフレッシュですが皆様ご存知の日本ペイントさんから発売されている商品になります。日本ペイントといえば130年ちかい歴史を持つ塗料メーカーさんですので、私たちもいろいろなメーカーさんのいろいろな塗料の使ってきましたけど日本ペイントさんの塗料は本当にお勧めできる塗料と1つですので、塗料に関しては全く問題ありません。そして今回は日本ペイントさんからでているファインシリコンフレッシュという塗料です。この塗料は油性のシリコン塗料ですので、水性のシリコン塗料より長持ちします。次に塗料の特徴を紹介していきます。
①高耐候性 とにかく長持ちします!強固なシロキサン結合によって架橋するため、光沢低下や変色が極めて少なく高い対候性を発揮する塗料です。
②超低汚染性 汚れが付きにくいです!特殊セラミック成分による親水化技術がすぐれた低汚染性を実現しました。
③ターペン可溶 臭いがきつくなく、どんな下地にも相性が良い!弱溶剤系であるため臭気がマイルドで様々な下地に塗装できます。
④充実シリーズ・多彩な仕様 硬化剤を変えるだけで塗料が進化する!硬化剤を高弾性タイプに替えるだけで「ニッペ高弾性ファインシリコンフレッシュ」として使用できる。他にも様々な高弾性仕様に対応可能です。つや有り専用塗料なので、つや消しはできません。
⑤抜群の作業性・多目的用途 職人さんからも塗りやすいと評判です! 塗装時の発泡もなく、抜群の塗りやすさです。素早く乾燥するので冬場の施工にも安心です。また、各種外壁(サイディングボード・モルタルなど)鉄部・FRP硬質塩ビ部などの新設、塗替えに幅広く適用できます。
⑥防藻・防カビ性 カビや藻が生えにくい塗料です! 藻・カビの発生を抑え、建物の美観と清潔な環境をまもります。
⑦透湿性 湿気をにがします! 水蒸気透過性にすぐれており、表面からの水分の影響を緩和し、膨れや剥離を抑制します。
⑧環境にやさしい 鉛などの重金属を配合していません。もちろんホルムアルデヒド・クロルピリホスも配合していません!
外壁塗装ファインシリコンフレッシュ上塗り
中塗りで説明させていただいた仕上げ塗料の上塗りです。この塗料を中塗り・上塗りと塗り重ねていきます。塗って仕上がっていくのをみていると膜厚がついていくのがわかるので、長持ちしそうな感じがつたわってきます!!これで外壁に関しては完了です。のこすは軒裏の木部や樋、雨戸などの塗装です。
軒裏塗装キシラデコール塗布 一回目
軒裏などの木部にはキシラデコールという材料で塗装していきます。この塗料は木部用の塗料になり木目を残せるものになります。お客様もご存知の方は多いのですが、木部に普通のペンキを塗ってしまうと風合い木の独特の無くなってしまうので木目の出る塗料でやってよとよく言われます。この材料の特徴をあげておきます。
キシラデコールは、45年以上の実績が語るプロが認めた仕上がりと耐久性が見込める塗料で、木部保護塗料の定番ブランドになります。塗装業界では信頼がおける塗料として使用する塗装やさんが多く高い防腐・防カビ・防虫効果を証明しています。
特徴
①日光や風雨に強い耐久性顔料の効果で鮮明な色が長持ち、長期間木材を保護する効果があります。
②木材に浸透し、表面に余分な塗膜をつくりません。木の通気性を保つため木の呼吸を妨げないので塗膜の膨れ、割れが起こりません。
③塗装作業がしやすいので、塗りムラになりにくいので仕上げが簡単に行うことができます。また、塗膜をつくらないので、塗替えの際もゴミやほこりを落とすだけで上塗りすることができるな どメンテナンス性に優れています。
④木材の内部に浸透し、内部からの防腐・防カビ・防虫効果を発揮します。
⑤外部機関の各種試験で安全性を確認できる塗料です。
以上のような特徴があげられる塗料です。
軒裏塗装キシラデコール 2回目
この塗料を2回塗り重ね防腐効果をあげていきます。一回塗りで仕上げることもありますが、2回塗ることでより防腐効果をあげていきます。これで木部の塗装は終了になります。重みのある深い仕上がりとなり、家の方も満足していただきました!!
波板交換工事
小屋の屋根の波板を新しく張り替えました。ものはポリカと言われる素材のものを使用していきました。特徴としては、少しの衝撃では割れないような強い素材で知られており、今では大分普及しています。波板交換はポリカ性のものを強くお勧めしています!
漆喰補修・瓦止め
屋根の瓦と瓦の隙間を埋める白い色をしている粘土っぽいものを漆喰といいますがこれを補修していきました。漆喰はとても頑丈でお城の外壁などにも使用されているものになりますが、何らかの原因で漆喰も割れたり劣化することがあります。例えば、瓦自体がズレ漆喰も一緒に動き剥がれてしまったとか、もともと弱っていた漆喰が台風などの強風や暴風雨で剥がれてしまった、もともと施工不良で早期に剥がれてしまったなどがあげられます。
屋根の漆喰は特に重要で、このような劣化が進んでしまうと、雨漏れの原因をつくってしまったり、実際に漆喰の劣化部分から雨漏れしてしまったり、割れた漆喰が軒樋に落ちそれが樋につまり雨樋を詰まらせる原因になったりもします。このようなことになり、このなかでも実際に雨漏れしてしまうと大がかりな補修工事が必要になってきてしまうので、屋根を点検する際は漆喰をまずチェックしますし、できれば漆喰を定期的に点検することをおススメしています。そうすれば大きな費用もかかりませんし、部分的な補修で済みます。また見栄えも変わってきます。瓦はしっかりしたこだわりの瓦がのっているのに、漆喰はボロボロですと見栄えも悪くなってしまいます。補修する必要性があるから補修するのですが、見栄えもかわってきますので、定期的な上塗りをおススメしています。
瓦止め
瓦止めは、瓦がずれないように一枚一枚を瓦止め専用のコーキングで止めていきました。これで瓦がずれることはありませんので一安心ですね。
雨樋の新設工事
施工前の写真ですが、グリーンカーテンが付いている庇の軒先に樋を新設するという工事です。現状は軒先に樋はついていません。これは施主様から依頼があったのですが、雨が降った際に庇の先から雨水が地面におちる音が気になるので樋をつけたいと依頼がありました。
樋を新設した写真は次の写真です。
角樋の樋を選定しました。家の雰囲気にとてもあっていて見た感じも気に入っていただきました!!
これで雨音は気にならなくなったそうです!一件落着です!!
障子の張り替え
どのご家庭も年末になると障子の張り替えたいや、網戸の張り替えをしたいという声をよく耳にします。S様のお宅は毎年ご自分で障子の張り替えをされているそうで、枚数もけっこうな枚数になるので毎年やるのは手間と言う事で任せていただきました。
障子にもランクがありまして、大きく分けて4段階あります。①普通のスタンダードタイプのもの②ブラックレス(通常の障子の2倍の厚みがある)③タフトップ(通常の障子の4倍の耐久性)④ワーロンシート(塩化ビニールで出来ている本当に強度のあるもの)があります。大体1~2年程度で張り替えるなら通常のものでいいと思いますが、S様は長持ちさせたいということでブラックレスを選ばれてました。
施工前の写真です。S様はご夫婦二人暮らしなので状態はそんなに悪いわけではありませんでしたが、日に焼けたり少し黄ばみのある状態でした。
張り替え後
最後に
今回S様のお宅はいろいろな工事を施行させていただきました。障子に関しては定期的にまた頼むと嬉しいお言葉をいただきました。本当にありがとうございます。最終的なチェックもご主人さまと一緒に行い満足していただきました。また、ご近所様や親族の方のご紹介もいただきました!!重ねて感謝申し上げます!
今回はS様の工事をご紹介させていただきましたが、また特殊な工事があればご紹介していきます!よろしくお願い致します!