シーリング(コーキング)材 SRシールについて

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こんにちは、マストホームズ静岡の田中です。

今回は、シーリング材に関してお伝えしたいと思います。シーリング材に種類や特徴、オススメに関しては、弊社社員の小西が他のブログでお話をしていますのでそちらを是非、お読みください。私の方でお伝えしたいのは、弊社で使用している『SRシール』がいかに優れているかをお伝えしたいと思います。

最近のお家は、サイディングボードという外壁材を使用したお家が多く、それにはシーリングがつきものです。サイディングとサイディングの継ぎ目や、窓サッシとサイディングの間には全てシーリングが打たれており、今や外壁塗装工事を行う上で、シーリング工事は当たり前のように同時受注させて頂きます。むしろ、外壁の傷みよりも、シーリングの傷みが気になって外壁工事を決心して頂く方も多いほどです。そんな外壁塗装と切っても切れない関係のシーリング工事ですが、多くの場合、その材料の種類や特徴はうやむやなまま工事に入ってしまうことがほとんどです。正直なところ私たちもシーリングの種類や特徴は、全く触れずにご契約頂くこともあります。何故か。それは外壁塗装の必要性や種類、工事方法などをお話するとそれだけでお客様はつかれてしまいます。そこからシーリング工事のお話まで聞いて頂けるお宅様はわずかです。そのため、今回はシーリング材に関して、詳しくお伝えしたいと思います。

シーリング材は、外壁以外にもいろいろなところに使用されています。例えばキッチンのシンク周り、お風呂の浴槽周り、洗面化粧台とクロスの境目などと皆様もよく目にする部分かと思います。シーリングの役割は、物と物の間の隙間を埋めて、そこから水が入り込んでしまわないようにすることです。ですから、これら水まわりと言われるようなところに多く使われています。こと外壁においては、前述したとおり、外壁と外壁、外壁とサッシ枠の間に使用されていますが、その役割も内装と同じく水を隙間から入れないようにするためです。サイディングがしようされているお家は、サイディングが縦約45cm、横約270cmと規格が決まっているため、それを貼り合わせると構造的に隙間が出来てしまうことは必然です。ですから必ずといっていいほどシーリングが使用されます。そして外壁は雨水が直接あたる部分のため、その隙間の防水加工は必須になります。

そして、なぜその隙間にはシーリング材でないといけないのかというと、家屋の振動に耐えるためには、弾力性が必須だからです。実際にお客様からも、シーリングの様なゴム質の素材だと、紫外線に弱く、太陽の紫外線ですぐに劣化してしまうのだから、そんなものは使わず、板金(鉄板)等で隙間を多い被したほうがいいのではないかとご提案をうけたことがあります。確かに、シーリング材は、ゴム質の為、弱く、そこにガルバリウム等の劣化に強い板金工事をすれば、耐久性は格段に良くなるとは思います。しかし、そこで問題が起きるのがシーリングの様に外壁が動いた場合、板金では伸び縮みしない為、すぐに壊れてしまうからです。そのため、現状ではシーリング材しか使用できていないという状況です。

そのため、シーリング材は、紫外線になるべく強くなるように開発が進んでいます。ちなみにシーリングの種類に関しては、以前弊社社員の小西が詳しく記事をUPしていますので、そちらをご覧いただくとして、今回はざっくりとお伝えすると、まず皆様のお家が築年数10年から20年頃であった場合、使用されているシーリングの種類は十中八九、ウレタン樹脂シーリング材かと思います。ウレタンシーリングは、安価で、耐久性は中の中といったところで、施工してから10年も経つと必ず劣化し、カスカスになってしまします。しかし、元々の弾力性は高いため、安定して使用できる材料です。そして、今現在、新築やリフォーム工事で主流になっているシーリング材は、変成シリコン樹脂シーリング材です。値段は少し高いですが、耐久性が高く、塗料のノリも良いため、高級住宅メーカーなど様々なところで使用されてる最も耐久性に優れたシーリング材です。

そして今回お伝えしたかったSRシールもこの変成シリコン樹脂を使用しているシーリング材です。

SRシールはサンライズMSIという会社が開発製造しているシーリング材です。サンライズMSIは、あの木工用ボンドやアロンアルファで有名なコニシボンドの完全子会社です。SRシールを最も簡単に説明するのであれば、『日本でもっとも優れたシーリングメーカーの最も優れたシーリング材』でいいと思います。もちろん細かくひもといていきたいと思いますが、まず施工業者さんが、SRシールを使用してくれるようであれば間違いないということは覚えておいてください!

SRシールのメリット

①耐久性が高い

SRシールにも3種類展開がありますが、最も耐久性の良いH100という種類は、促進耐候性試験で6000時間でも大きな傷みがないというすさまじく高い数値をたたき出しています。これは約30年ほど持つという証明です。もちろん施工環境や建物の構造によって持たないことはありますが、大抵はしっかりと持っていくでしょう。他のS70やNB50も耐候性は、他の変成シリコンよりも高い数字をたたき出しています。

②接着性が高い

SRシールの特徴の中で私がとてもいいと思うのが、この特性です。これは、SRシールが引っ張られてもそれに付いていける性質つまりノビです。外壁塗装の際にお客様のお家で最も多い不具合は、シーリングの破断、亀裂です。これは、シーリングの伸びがお家の揺れについていけずにサイディングから剝れてしまう不具合です。SRシールは、低モジュラスといい、その物質が、引っ張られて、元に戻ろうとする力が弱い性質があります。つまり、伸ばしたら伸ばしっぱなし、反発しないため、外壁の揺れに追従していきます。そのため、破断が起きにくく、しっかりと強い耐久性を発揮できます。

③1成分型のため、仕上がりにムラがない

シーリングには2成分型(反応硬化型)と1成分型があります。2成分は、現場で職人が調合し混ぜてから使います。1成分は、現場で職人は一切手を加えず、開けてそのまま使用します。そのため、大きなメリットとして、どの職人が作業を行っても均一な仕上がりを実現できるということです。なんでもそうですが、いくら高級な材料を使っても、結局それを使用する職人によって耐久性が落ちてしまうことが問題です。それがないSRシールはとても安心できる材料だと思います。

このようにシーリング材に必要な、耐久性、弾力、施工性の3つが見事に入っているのがSRシールです。もちろん他社のシーリング材も同じように高性能のものはありますが、個人的な感想としては、SRシールが一番塗料のノリが良く外壁塗装の際に使用するシーリング材としは最も適したシーリング材だと思います。これが、隠れた4つ目のメリットだと思います。実際シーリング材を使用する際、シーリング工事のみを行う場合は塗料との密着は全く意味のない特徴になりますが、私たちの受注するおおくの工事が、塗装とシーリング工事は同時受注です。シーリング工事を行った後に塗装工事を行う為、シーリングの上には、必ず塗料が乗ります。その為、塗料とのなじみや密着が良くないと不具合につながってしまいます。しかもSRシールはノンブリードタイプといい、可塑剤の油分がないため、油があとからにじんでしまうことがなく、上に乗る塗料を長年キレイにたもってくれます。そのため、こと塗り替え工事においてはSRシールが最も優れたシーリング材であると考えています。

最後に

私は、SRシールを使用して、はや10年になります。実際10年前に塗装させて頂いたお家のシーリングもまだしっかりと効いています。私自身としては、これはメーカーの担当者の言葉よりも、数多あるSRシールのPR資料よりも信ぴょう性があると思っています。お客様は、私たちの言葉を信用して工事を任せるしかありません。ですので私たちはお客様の代わりにこの目でしっかりと持つと確認できたものしか信用していませんし、使用しません。これは塗料にも同じことがいえると思います。今年もまた、新開発の塗料やシーリング材が世の中に出てくると思います。しかし、私たちは今まで新開発という言葉に踊らされ、数々の失敗をしてきました。新しい古いではなく、要は10年、15年としっかり持つのかが重要だと考えています。ですので、新開発・新発売というのは実際それだけの餅があるか不明なため、私たちの理念から外れてしまいます。そんな中SRシールは、私たちがお客様の代わりに確認した、リーピートすべきシーリング材として毎回使わせて頂いています。皆様もシーリング材はそこまで高い安いがない材料ですので是非SRシールを使用することをおススメします。(私はサンライズMSIの回し者ではないのであしからず笑)とにかく、10年しっかりもたせたいなら、しっかりと実績のある材料をおススメしたいです。

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