外壁塗装値段の違い|見積りや素材等の理由に注目
みなさんこんにちは!マストホームズ静岡の田中です!
さて、今回はみなさんが気になる塗装の費用に関するお話です。
費用についてと一言でいってもそれに関する要素、要因は様々あります。
今回は、「あのお家が60万で、なんでうちが100万なの!?」という疑問について、その原因をお伝えしたいと思います。
まず、みなさんもこれに関しては、ある程度の予想はついていると思います。
金額は以下の4つがポイントです。
- 工事内容の違い
- 商品の違い
- 家の大きさの違い
- 業者の営業形態(利益の取り方)
このどれかだと思います。
もし同じ業者で60万と100万の差がでたのならば、それは確実になんらかの内容が違うはずです。
なかなかご自身のお家の金額を想像することは難しいため、今回はなんとなくでも金額の予想をつけて頂けるようにアドバイスできればと思っています。
【外壁の種類の違い】
まず、工事内容の違いですが、下記をチェックしていただけますと助かります。
今お住まいのお家がどんなタイプの外壁か?
それだけで必要な工事内容と金額の判断ができます。
簡単にお伝えできればと思います。
外壁の種類は、モルタル壁、サイディングボード、ALCボード(旭化成ボード)のどれかに該当するお家が9割だと思います。
今回はこの3つについてお伝えしたいと思います。
《モルタル壁》
まず、モルタル壁という種類の外壁を塗装する場合。
それぞれの外壁の中で最も安く済みます。
モルタル壁とは、石灰でできたドロドロした粘土のような状態のモルタル材を塗りつけて壁にしているものです。
安く済む理由
他の外壁は、何個にも分裂した部材を組み合わせて作られているものが多い。
その隙間にシーリング材というゴム質のものが入っているため、その交換や補強に金額がかかります。
モルタル壁の場合はいりません。
簡単にいえば、モルタル壁は、本当に塗るだけで済むため、安いということです。
高くなる原因
逆にモルタル壁なのに高くついてしまう場合としては、屋根の裏(軒裏)が木でできているお家を塗装する場合です。
例えていうなら神社のようなお家の場合。
その木を全て塗ると、それだけで10万円以上かかるため高くつきます。
「軒の裏だし、塗らなくていいよ」と言っていただければ壁を塗るだけですので相場は、一般的なサイズのお家(35坪)で60万からといった具合です。
高い塗料を使ったとしても90万ではいけると思います。
モルタル壁で普通のサイズかなと思われる方は100万の見積がでてきたらまず高いなと思って頂いて大丈夫だと思います。
なみに、雨漏れしていたり、何か大工工事が必要な場合は当然金額はこれを超えますのであしからず。
《サイディングボード》
次にサイディングボードについてですが、静岡県の中ではもっとも多くのお家がサイディングボードをお使いです。
先ほどもお伝えした通り、サイディングボードは、何枚もの板状の外壁材を組み合わせて作られている外壁です。
ですので、外壁塗装のほかにシーリングの取り替え工事を行うため、モルタル壁より、平均で15万から20万ほど高くなります。
平均でいうと、35坪で75万から100万くらいだと思います。
《ALCボード》
ALCの場合も、サイディングボードと同様に塗装以外にシーリング工事を行います。
多くの業者さんがシーリングは取り替えずに、補修(増し打ち)を行って済ませてしまうことが多いです。
実際、ALCのシーリング材は新築時にかなり分厚く打たれていることが多く、正直、築10年から15年の間に塗装するなら補修で十分事足ります。
しかし、サイディングのシーリングの長さはせいぜい250mほどですが、ALCの場合は少なくとも600mはあります。
補修自体は安上がりですが、m数が多いので結局、20万ほど補修費にかかると思います。
相場は、35坪でやはり75万から100万くらいだと思います。
まとめると、、、
モルタル壁 = 塗装のみ
サイディングボード = 塗装とシールの交換
ALCボード = 塗装とシールの補修
といった感じで外壁に応じてやるべき工事はおおかた固まってくるため、金額の予想がつきやすいです。
逆に、お客様としては隣のモルタルのお家が60万。
同じ大きさなサイディングの自分の家が75万。
外壁の種類の違いを理解して頂けていないとそれだけで高いと言われてしまいます。
私自身、悲しい思いをしたこともありますので是非ここはご理解頂きたいです!
【塗料の種類の違い】
これは、みなさんも容易に想像がつくと思いますが、塗料は同じ見た目でも性能の違いでかなり金額に差が出ます。
ここではほんとうに簡単に、触りだけお伝えしたいと思います。
だいたいのお家は次の3種類の塗料のどれかで施工しています。
①シリコン樹脂塗料
②フッ素樹脂塗料
③無機塗料
このどれかだと思います。例えばガイナだとか光触媒だとか独自の塗料だとか言ってくる業者もいると思いますが、それらもだいたいこの3つのうちのどれかです。
普通の家(35坪の2階建、サイディング壁)の場合
シリコンで70万
フッ素と無機塗料は100万
同じぐらいの金額のはずです。
塗料は、様々なメーカー、様々な販売営業さんの売り文句で私でさえ分かりづらい違いがあります。
一概には言えませんが、塗料での金額の差は、30万程度だと思います。
金額差の根拠
- 足場代
- シーリングの補修費
- 塗装作業費
上記に関しては、どんな塗料を使ったとしても変わりません。
およそそれくらいの違いだと理解して頂ければと思います。
【業者による違い】
最後は業者による違いです。
月並みですが、ハウスメーカーなどの大手に頼むのと街の塗装店に頼むのでは金額が倍ほど違います。
全く同じ工事内容、塗料を使ったとしても倍ほど違います。
大手の場合は下請け、孫請けに仕事が行くことが多い。
街の塗装屋さんハウスメーカーの話の中の孫請けの部分にいます。
当然中間マージンがかかるハウスメーカーより、街の塗装店の方が直接できるので安く上がります。
塗装店の中でも、足場を自分で組める塗装職人なんかは足場代も格安にできる。
弊社でも色の指定(在庫の中から)をさせて頂ければかなり安く提案できる。
それぞれの会社の内情で利益幅などの関わりが強く、これがもっとも金額がわからなくなる部分かと思います。
相見積について
工事内容
使用塗料などの違い
素人の方には本当に見抜きづらい内容のため、解決することは難しいです。
そこは、信頼できる担当を見つけて下さいとしかいいのようがないですね笑
結局は掘り下げると金額に関してはどんどんと一般論をいうことが難しくなります。
実例
築30年で何も手をつけずにボロボロになったお家を塗装する場合。
補修・修繕に何十万もかかることもありますし、お家の状況により、かなり差が出てくる。
本当に難しいですが、ざっくりとお伝えするならこの記事を参考にして頂ければとおもいます。
今日はこの辺りで終わりたいとおもいます。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。