静岡県内家の塗装相見積もり比較ポイント
皆さん、こんにちは。マストホームズ静岡の中村です。
今回は塗装工事においての相見積について書いていきたいと思います。
皆様突然ですが、何か物を購入する際に相見積は取られますか?この相見積に関しては取る方取らない方が分かれると思います。
- もともと相見積が好きではない
- 見比べてもあまりわからない
- そもそも何社も見積りを出してもらうのが面倒
様々な理由があると思います。
結論から申し上げると、塗装の相見積は正直分かりにくいと思います。
分かりにくいというのは見比べにくいという事です。
皆さん相見積では必ず金額を見比べられると思いますが、塗装工事においては相場がないような業界と言われています。
安かろう悪かろうが存在してしまいます。
極端なお話しお家の方の言い値で帳尻を合わせられてしまうのが塗装工事になります。
その為分かりにくいとお伝えさせて頂いたのは、金額で見比べる事が難しく、電化製品や車と違って単純に物の比較とならないからです。
ただ今回は外壁塗装工事で相見積を取ろうと考えられている方に塗装工事の見比べるポイントなどをお伝えさせて頂ければと思います。皆様が塗装工事の相見積で少しでも役立てて頂ければ幸いです。
塗装工事の見積もりがわかりにくい原因
そもそもなぜ塗装工事の相見積が分かりにくいかと言いますと、塗装工事において大切になってくるのが主に2点。ペンキの種類と工事内容になります。この2点において金額が全く変わってきます。
ペンキの種類の比較ポイント
ペンキも現在日本で販売されている塗料は約200種類~300種類と言われています。
その中で相見積で同じメーカーの同じペンキでご提案されることは稀になります。
各塗装屋さんによって付き合いのあるペンキメーカーやおススメの塗料は異なるからです。
まずペンキが違う所から見比べがスタートし、工事の内容によっても更に金額が変わってきます。
- 外壁塗装の塗り回数
- コーキング補修の有無ややり方
- どこまでペンキを塗っていくのか
など見比べるポイントは多数にわたり全てのペンキ屋さんが全く同じ提案にはならない為、特に塗装工事の相見積は難しいと言われています。
その為今回私が塗装工事の相見積のポイントをお伝えさせて頂ければと思います。
会社の規模や所在地、管理体制
まず見比べるポイントの1つとしましては、会社の規模や所在地・体制が1つ見比べるうえで重要になってきます
塗装工事は塗って終わりではありません。
- 施工
- 塗り終わってから10年から15年くらいの間
が本当に真価が問われます。
その10年から15年の間にはどんなにいい塗装工事をしても大なり小なり必ず何かのメンテナンスが必要になってきます。
そのメンテナンスが必要な時にペンキ屋さんが対応してくれるかどうかがもの凄く重要になってきます。
契約時に口約束でメンテナンスしますよだけではなくしっかり定期的にメンテナンスをしてくれるペンキ屋さんかどうかを見比べるのがベストと感じます。
このメンテナンスを対応してくれるかどうかというのは会社の体制にもよりますが、会社が近くにあるかどうかも重要になってきます。
対応エリアと移動距離
なかなか浜松の業者さんが静岡まで定期的にメンテナンスをしてくれているという話はあまり聞きません。
近くに会社があれば現場のついでなどで立ち寄ったり、メンテンス等も素早い対応が期待できると考えます。
その為私の考えでは、近くの業者さんでメンテナンスをしっかり行ってくれるところがおススメになりますし、そういう所を見比べると少し相見積でも業者さんを選別していけると思います。
あとメンテナンスとは別に保証もついてくれていると安心ですね。
見積書明細の確認ポイント
次に見比べるポイントとしては見積の明記の仕方です。
皆さんのお手元にあるお見積りにおいて、次の点をチェックしていただきたいのです。
- 使う塗料の製造者名
- 商品名
が記入されているでしょうか?
もちろん塗料だけではなくコーキングにも下記の情報が必要です。
- 材料名
- m数
- 処理の使用
がかかれているかは凄く重要になります。
下記のような項目記載では非常にあいまいな情報と言えます。
塗料名がシリコン塗料という表記だけ。
コーキング工事一式の表記のみ。
これでは、メンテナンスで外部に相談をする際にも以下のような質問に答えられません。
- 結局どの塗料を使ってくれたのか?
- どこの箇所を実施したのか?
- どのくらい直してくれたのか?
- 上記のデータが曖昧になってしまいます。
しっかり書かれていても分からないという方もいらっしゃるかもしれませんが、書いてあるという事は凄く重要になります。皆様も是非見積もりをチェックしてみて下さい。
工事の進捗確認や工程内容
続いてのポイントは工事の進捗や工程内容が分かりやすくなっているかです。
お家の方はほぼ共働きでお家にいらっしゃらない事の方が多いと思います。
またお家にいたとしても外回りで行う作業の為今何の作業を行っているのかは非常に分かりづらいと思います。
信頼できる業者さんに工事を依頼されていると思いますので、変な事にはならないと思いますが、せめて今日どんな作業をしていて、どこまで作業が進んでいるのかは分かる体制の方がより安心できると思います。
塗装工事は皆様が思っている以上に早く作業が終わってきます。
作業内容が分からないまま塗装工事が進んでいくと知らぬ間の工事が終わっていたやもう作業が終わったなど、後になって不安になってくることもあります。
その為進捗状況をしっかり伝えてくれるペンキ屋さんかどうかは凄く重要になります。
また工事が終わった後に全ての工程が分かる報告書がある業者さんがおススメです。
結局外壁や屋根は何回塗ってくれてたのか、バイオ洗浄は行ってくれたのか、コーキングは撤去してくれたのかが分かる報告書です。
これらのすべては工事が終わってしまったあとではしっかり施工してくれたかどうかは分かりません。その為しっかり施工が行われているかどうかが分かる報告書があるとより安心出来ると思います。
工事内容(工法の比較)
ここからは工事の内容になります。
工事の内容に関しては業者さんによっておススメの工法が違ってきますので必ずこの工法という訳ではありませんが弊社でおススメしている工法でのご提案をご紹介していきたいと思います。
まず一番分かりやすいのは高圧洗浄の工程になります。
高圧洗浄を行う際にバイオ洗浄を行うかどうかが凄く重要になります。
バイオ洗浄は専用の薬品を水の中に混ぜて洗うだけですので手間や費用が凄くかかるというわけではありません。
それでいてなかなか落ちない汚れや、あまり強い圧を当てて洗えない場所などをバイオ洗浄で洗うと凄くきれいになります。
塗装工事において下地は上塗りよりも重要になります。相見積の際には是非洗浄の工程をチェックしてみてください。
塗り回数の表記と比較注意点
次に塗り回数の項目です。
基本は、3工程や3回塗りという表記がされているかどうかがポイントになります。
今現在販売されている塗料の9割近くは3工程で仕上げる仕様の塗料になっていますので、しっかり3回塗りが行われるかが塗り回数の1つポイントになります。
ここで屋根がカラーベストのお家の方は屋根の塗り回数は物凄く比べる重要なポイントになりますので良くチェックしてみてください。
下記のようなお家は要注意。
- 屋根のカラーベストが劣化が激しいお家
- 築15年以上経ってからの塗装工事をされるお家の方
上記のようなご家庭の場合は、症状によっては、屋根が3工程だと直ぐに屋根が傷んできてしまうケースがあります。
なぜなのか?
答えは、下地(カラーベスト)が傷み過ぎていると、1度シーラーという接着剤を塗ったとしても、カラーベスト自体がシーラーを吸ってしまいカラーベスト表面にシーラーが塗られていない状態になりやすいです。
シーラーが塗られていないところに塗料を塗っていったとしても直ぐに塗料が傷んできてしまう原因になります。
その為先程お伝えさせて頂いた、屋根の劣化が激しいお家の方・築15年以上で初めての塗装をご検討のお家の方は屋根は4回塗りがおススメになります。
また屋根のカラーベスト塗装する際に縁切り(タスペーサー)の有無も凄く重要ですのでそこも併せてチェックしてみて下さい。
ちなみに縁切りとは以前違うところでご説明させて頂きましたが、元々カラーベストには水が流れ出るように隙間を作って重ね合わせているのがカラーベストになります。
しかし塗装をするとこの隙間が塗料によって埋まってしまいます。
その隙間をまた作る事が縁切りと言い、もともとタスペーサーという部材を設置しておくことで、隙間がうまらないようにするのがタスペーサーの設置になります。詳しく知りたい方は是非そちらのページもご覧ください。
コーキング補修工事の比較
続いてはコーキング補修工事になります。
こちらは、下記のような外壁を採用されているお家が対象となります。
- サイディングボード
- ALCボード
上記のようなお家の方が該当になります。
モルタル壁のお家の方はコーキングが打たれていません。
このコーキングも業者さんによって施工方法はバラバラです。
下記の点を確認しましょう。
まず見積もりにコーキングを何メートル施工するのか?
- どこのコーキング材を使用しているのか?
- どういう補修方法をしていくのか?
- 上記が見積もりに書かれている事が第一条件になります。
実際サイディングボードのお家では縦のコーキングは
- 撤去
- 打ち替え
- サッシ廻りは増し打ち
ALCボードのお家も
- 増し打ち
上記のような記載が明確になっている会社に依頼や相談を継続するのがおススメの工法になります。
このコーキングに関しても詳しく別のところに書かさせて頂いていますので、ご興味ある方はそちらをご覧ください。
またお家には縦目地やサッシ廻り以外にもコーキングが打たれている箇所が多々あります。
例えば幕板と言って、お家の1階と2階を分けている帯があるお家もあります。
その帯の上側にもコーキングが打たれていますので、そこも増し打ちしていく必要があります。
その他にも破風や帯などのつなぎ目にもコーキングが打たれていますのでここも増し打ちしていく必要があります。
が当たらなそうな箇所以外は打ってある箇所全てにコーキングをしていく事が必要になります。
コーキングが必要でなければ新築時にコーキングが打たれていないと思いますので、今現在コーキングが打たれている箇所はコーキングの補修が必要だと考えています。また塗料と同じでコーキング材にも長持ちするコーキング材とそうでないコーキング材がありますので、しっかりどこのメーカーのコーキング材が使用されているのかもチェックが必要になります。
費用が高い安いだけではない!
最後に見比べるとしたら金額になります。
ただ先程もお伝えさせて頂いた様にこの金額は安かったら良いという単純なものではなく上記のよう内容がどこまで備わっているのかが重要になります。
結局塗装は手抜きの業界などと言われてしまうのは、職人さんのさじ加減で品質は大幅に変わってきてしまいます。
金額もこの上記のような内容を削ってしまえばかなり格安で施工が出来ると思います。
しかし、結局塗装は終わってから何年かしてみないと良かったのか悪かったのかの判断がつきません。
塗装が終わってすぐは安くても・高くても仕上がり具合に大差はありません。
塗装して汚くなったという事はありえなので…ただ本来の塗装の目的としてはお家をキレイにすることもありますが、お家を護ったり、保ったりするのが目的です。
コーキングも施工しなかったり塗り回数が少なかったりすれば費用は抑えられますが、お家を衛る役割は果たしてくれてはいないと思います。実は塗装工事の相見積がややこしいのはこういうところが一番だと思います。
今回お話しさせて頂いたのは塗装工事の相見積もりのほんの一部の見比べ方です。正直本当に正確に見比べるとしたらどこのペンキメーカーのどの塗料で、業者さんによってどの工事内容を推奨されているのかを1つづつ見比べていくのが一番正確なものだと感じます。ただ中々一般の方がペンキメーカーの塗料を見比べたり、施工方法を見比べると言う事は難しいと思います。私たちでさえ全ての塗料メーカーの全ての塗料を正確に全て把握しているわけではありません。その為今回は保証や定期メンテナンスがあるかどうかや、バイオ洗浄があるかどうか、見積もりにどんな明記がされているかなどは、専門的な知識がなくてもわかる内容をご説明させて頂きました。上記のような見積もりを見ただけで何となく分かるというポイントであれば皆様も塗装の相見積もりになった際でも何となく分かりやすいのではないでしょうか。ぜひ静岡市内で塗装工事をご検討されている方、相見積もりを取りすぎて何がいいのか混乱されてしまった方などどんな方でも構いません、マストホームズ静岡を呼んでいただければ、資格を持った弊社スタッフが皆様のお家を無料診断させて頂き、塗装の事を分かりやすくご説明させていただきます。何かの際にはマストホームズ静岡にお声がけして下さい