外壁塗装と防水工事の違いや流れについて方法等を解説

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    こんにちは、マストホームズ静岡の佐藤です!暑かった夏も終わりましてもうすっかり秋ですね〜、まだ昼間は少し暑く感じる時もありますが、朝と夜は肌寒くなってきました。12月になると本格的に冬に突入すると思うのでそろそろ冬物をタンスの奥から引っ張り出す時期ですね。個人的には夏よりは冬の方が好きなので過ごしやすい季節になったということで嬉しいのですが、寒いのが苦手な人は嬉しくないですよね。暑いのと寒いのではどちらが好きという話はずっとされていると思いますが、ホント人それぞれだなと感じます。去年初めて静岡の冬を過ごしましたが、今まで住んでいた地域は多い少ないはありますが雪が降っていたのですが、静岡は全く降らないのでかなり暖かく感じました。塗装工事は雪が降って乾くまでは当然工事が進まないので12月中の工事は様子を見ながら慎重に判断せざるを得なかったのですが、静岡であれば全然気にせず段取りを組めるので、それはかなり有難いです。ホント過ごしやすい地域だなと感じます。

    ただ冬は残念なのが好きな野球がシーズンオフに入ってしまうのが寂しいです。先日プレミア12で世界一になりましたがこれで完全に試合が無くなりましたので来年の4月まで野球は見れないのでそれが毎年つらいです。その代わり、野球の次に好きな欧州サッカーリーグはシーズン真っ只中なので楽しめるのですが、野球と違って週に1試合が基本で多くて2試合なので野球みたく毎日結果に一喜一憂はできないのでやっぱり少し物足りなく感じてしまうのです。野球もサッカーも興味がない人には全然関係ない話しだと思いますが、好きな人であればおそらく気持ちは分かってもらえると思います!

 

    全然関係ない話で脱線しましたが、今回なんですけども、外壁塗装工事の際に一緒に施工する事の多い防水工事に関して書いていきたいと思います。普段、僕らがお世話になるのは一軒家が大半ですので防水工事をする箇所としてはベランダが基本なのですが、メーカーさんによっては屋根が陸屋根になっていて屋上防水の平米数がかなり大きかったりしますし、外壁に色々種類があるように防水工事にも色々種類がありますので簡単にではありますが、種類をおさらいしていきます。

 

    A.アスファルト防水

    アスファルト防水は、主にビルの屋上などの広い場所への施工が可能な防水方法です。現場で高温に熱したアスファルトを防水シートの貼り付けを行いながら塗っていき、高温のアスファルトが徐々に温度が下がる事で防水シートを接着しながら、防水層を形成していきます。水に強く、耐久性も強いため、多く用いられています。他の防水方法では、耐用年数は約12.13年ほどですが、アスファルト防水は長ければ20年以上持ちます。工事費用は少し高価ですが、長く建物を使用する場合にはアスファルト防水が良いかもしれません。

 

 アスファルト防水には細かく分けると①熱工法、➁常温粘着工法、③トーチ工法、という3つの工法があります。

 ①熱工法

 アスベストの塊を、現場に設置した溶解釜で220℃~270℃に熔解し、アスファルトルーフィングと呼ばれる防水シートを複数枚張り付けていく工法です。アスファルトの温度が低下しながら硬化が進み、最終的に防水層として機能します。アスファルトの持つ接着性と防水性を最大に活かした防水です。

 屋上におけるアスファルト熱工法には、密着工法と絶縁工法があります。密着工法は、下地に大きなクラックが発生した場合、アスファルトルーフィングも一緒に破断してしまう可能性があります。そのため、比較的下地がしっかりしている場合に使われます。

 一方、絶縁工法はアスファルト防水層と下地の間に、部分的に穴が空いているシートを貼ります。密着工法と違い、全面ではなく部分的に下地とアスファルトルーフィングが離れているため、下地にクラックが発生した場合でも影響を受けにくいという特徴があります。

 ②常温粘着工法

 改質アスファルトルーフィングという、常温で使用可能な防水層を貼り重ねていく工法です。冷工法とも呼ばれます。熱工法のように、アスファルトの塊を溶かす必要がないため煙や臭いの発生も少ないのが特徴です。ただし、防水層の硬化までにやや時間がかかる、低温だと防水層同士の接着性の低下など、注意点もあります。

 ③トーチ工法

 あらかじめ防水シート裏面に付いているアスファルトを大型のガスバーナーを使用し、炙りながらそのアスファルトを溶かし、アスファルトルーフィングを貼り重ねていく工法です。常温粘着工法と同じく、アスファルトの塊を溶かす設備を設置する必要がありません。

 アスファルト防水のメリット

 ・いくつもある防水材の中で一番古くから使用されていて、信頼度が高く、耐久年数も長い。

 ・あらかじめ工場で作られてから出荷されるアスファルトルーフィングは、所定の厚みが確保されているので、信頼性の高い防水層ができる。

 ・アスファルトが持つ接着性と防水性を最大限確保しながらも、火を使用せず工事ができる常温粘着工法という方法もある。

 ・工法によっては、多く生産されている材料を使用するので、信頼性の高い防水が経済的な金額で施工できる。

 アスファルト防水のデメリット

 ・工法によっては、大掛かりな設備が必要になる(熱工法)。

 ・熱工法におけるアスファルトの温度管理や、トーチ工法におけるアスファルトの溶け具合など、施工時の管理が防水品質に直結するので施工実績が多い業者に依頼した方がいい。

 ・熱工法では、施工時に煙やアスファルトが発生するので、住宅密集地においては近隣への配慮が必要です。

 以上がアスファルト防水のまとめです。

 

 B ウレタン防水

 液状樹脂を塗布するウレタン防水には、2種類の工法があり、それぞれ費用相場や工期、耐用年数が異なります。また、紫外線の影響による劣化や経年劣化の度合いにより、下地処理にかかる費用や適した工法が変わってきます。既存の防水がウレタン防水の場合や、傷みがひどくない場合は密着工法、それ以外は通気緩衝工法での施工がおススメです。どちらの工法で工事を行うかの最終判断は、業者に現地調査で状態をしっかりと確認してもらい、相談してからにしましょう。

 ①通気緩衝工法

 下地の上に「通気緩衝シート」と呼ばれる特殊なシートを貼ってから、防水塗料を塗っていく工法です。これにより、下地や空気中に含まれる水分を逃しやすくなります。さらに、屋上で施工する場合には脱気筒と呼ばれる装置を等間隔に設置することで、より水分を逃がすことができます。水分を逃がす能力が高いため、雨漏り対策に大変有効です。下地の傷みや老朽化による漏水リスクを減らすことができます。ただし、障害物が多く設置されている屋上などの場合は、シートの貼り付けが必要な通気緩衝工法での施工は困難です。

 ②密着工法

 既存の下地にウレタン塗料を直接塗布する工法です。下地に傷みが少ない場合に採用されるため、雨漏りを起こしていない、比較的新しいたてものの防水加工に適しています。また、同じウレタン防水でも、通気緩衝工法よりも費用が安価です。液状の防水材を塗布するため、複雑な形状や凹凸のある場所への施工が可能です。

 ウレタン防水のメリット

 ・シート防水などと違い繋ぎ目の見えない美しい仕上がりです。

 ・ウレタンゴムが持つ弾力性が、下地材料の軽微な伸び縮みに対応が可能。

 ・材料撹拌後は液体状なので、シート防水などでは対応が難しい立ち上がりなどの箇所への対応が可能。条件によってはウレタン防水でしか対応ができないこともあります。

 ウレタン防水のデメリット

 ・特に下地の状況が工事の仕上がりを左右するので、ウレタン防水の施工実績の多い優良防水業者に工事を依頼する必要があります。

 ・ウレタン防水を紫外線劣化から保護するため、表面にトップコートと呼ばれる保護剤が塗られており、そのトップコートを定期的に塗る必要があります。

 ・経年劣化によりウレタンの弾力性が低下するため、10年くらいの周期で防水工事の施工が必要です。

 以上がウレタン防水のまとめです。

 

 C シート防水

 シート防水で主に使用される防水材は、塩化ビニールと合成ゴムの2種類があります。施工面積が大きくなるにつれて、工事費がお得になる傾向にあるため、特に屋上への施工がおススメです。ただし、シートを貼り合わせて行う工事のため、屋上の形状が複雑な場合や障害物が多い場合、シート防水での施工は困難です。ウレタン防水などの他の方法での施工が望ましい場合もあるのできちんと現地調査をして判断しましょう。

 シート防水には2つ工法があります。

 ①接着工法

 接着剤で防水シートを下地に接着していく工法です。はじめに下地にプライマーと言われるシート防水用の下地処理材を塗り、乾燥させます。その上から接着剤を塗り、ローラーで防水シートと下地を接着・固定させます。下地の傷みが激しい場合は、新たなシートを接着させることが難しいため、接着工法は不向きです。機械固定工法での工事をおススメします。

 ②機械固定工法

 接着剤を使用せずに、金具で防水シートを下地に固定する工法です。接着工法に比べて、下地処理にかかる費用を安く抑えられ、コストパフォーマンスの良い改修工事向きの工法です。しかし、固定するのは部分的なため、防水シートが風圧の影響を受けやすく、固定が甘いと最悪シートが風で飛ばされてしまうことも考えられます。

シート防水のメリット

 ・他の防水工法と比較すると、施工面積が大きくなるに従って工事費がお得になるので、広い面積の陸屋根の場合には、下地の傷みが激しくない等の条件がそろえばコストパフォーマンスが良いです。

 ・あらかじめ工場で作られてから出荷されるシート材は、品質が確保されているので信頼性の高い防水層ができる。

 ・機械固定工法は下地の影響を受けにくく、下地処理にかかる費用が安く抑えられる分、工事全費用が安くなる。

 ・工法によっては、多く生産されている材料を使用するので、信頼性の高い防水が経済的な値段で施工できる。

 ・今までの防水がシート防水であれば、その上からシート防水で改修工事をすることで費用が安く抑えられる。

シート防水のデメリット

 ・シート状の防水材なので、貯水タンクが設置してある屋上や、複雑な形をした屋根にはシートの設置が難しい。

 ・施工中に振動音などの騒音が発生するので、近隣住民への配慮が必要。

 ・機械固定工法は、風圧の影響を受けやすく、工事前に建物の高さや想定される風に対応して、有効な設置金具数の決定が、製品の完成度に直結したりなど高い技術や知識が求められるため、施工実績が豊富な業者に工事を依頼することが大切になります。

 以上がシート防水のまとめです。

FRP防水

ポリエステル樹脂とガラス繊維の組み合わせです。柔軟性もあるため、施工場所の形に合わせやすいです。カラーバリエーションが豊富なので、灰色、黒色、黄色、などさまざまなパターンを選べます。

 FRP防水のメリット

    ・初期費用は高いですが、定期的にトップコートを塗る事で長期的なコストパフォーマンスの向上が可能です。

    ・補強した繊維強化プラスチックなので、強度な防水層が形成できる。

    ・軽量なので、木造の屋上に適しています。一軒家のベランダなどに多く使われます。

  FRP防水のデメリット

    ・ウレタンやシート防水に比べると施工費用が高い。

    ・硬い防水層で劣化した場合に伸縮性がないため割れが発生しやすく、定期的にトップコートを塗る必要がある。

    ・下地への接着が強く硬いFRP防水層であり、その反面地震などで下地に動きが発生した時にその動きに追従できないのでヒビが発生しやすい。

    以上がFRP防水のまとめです。

 

    といった様に防水工事の種類とそれぞれの良い所と弱い所を簡単に説明させて頂きました。それぞれ一長一短ありますし、適材適所で選択することが大事です。そして、メンテナンス工事は現在の下地の状態や痛みの進行具合が大事になってきます。マストホームズ静岡では外壁、屋根塗装が得意ですが、もちろん防水工事も得意としていますので、興味関心がある方はどうぞお気軽にご相談して頂ければなと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました、また来月も読んで下さい。失礼します。

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