外壁塗装の適正な塗回数に関して
こんにちは!桜の季節も終わり、ついに待ちに待った10連休のゴールデンウィークがやってまいります。皆様はどのようなご予定を立てられていますでしょうか?ちなみに私はゴールデンウイークは1日を除いてすべて仕事ですので全く関係ありませんが!!せいぜい藤枝市の蓮華寺池公園の藤の花を見に行くくらいですね…涙 (ちなみに5月に5連休は頂きますが)
今回は、外壁塗装について詳しい方にはつまらない内容かと思いますが、外壁塗装の塗料ごとの塗回数についてお話させて頂きたいと思います。
外壁塗装の塗回数を確認するには、各塗料のカタログの『標準塗装仕様』という欄をご覧いただければと思います。
基本的には塗装というのは外壁に対して3回塗りを行います。3回の内訳としましては、まず1回目に下地調整材または下地強化材といわれ、俗に『下塗り』といわれる塗料を塗っていきます。効果としては、現在の旧塗膜に対し、次に塗る予定の塗料の密着をよくするために、下地を整えることができます。種類はさまざまあり、シーラー、プライマー、サーフェサー、フィラーなど対象の外壁によって下塗りは変更されます。
次に2回目、3回目はお客様と施工業者で協議し決定した塗料を塗装していきます。シリコン樹脂塗料やフッ素樹脂塗料、無機塗料などさまざまな塗料が存在しますが、基本的には主材といわれるこれらの塗料を2回重ね塗りをしていきます。
これが基本的な塗料の塗り回数ですが、中には特例もあります。
まず最近塗料メーカーで盛んに開発、販売されている下塗り1回、上塗り1回の計2回塗り塗料です。他にはシーラーレスの主材2回塗りという塗料もあります。これには様々なメリットがあり、まずは、塗装工程が減ることによる人件費の削減、使用塗料缶が減ることによる材料費の削減、工期短縮によるストレスの軽減、薄膜になることによりクラックが入りにくくなる点などなどです。そのため、お客様にも施工業者にもうれしい塗料です。
しかし、まだ2回塗り塗料に経験が少ない弊社としましては経過を確認し、安心して提供できると確信してから採用するようにしています。
次に、近年使用頻度が格段に上がったクリヤー塗装に使用する塗料も2回塗りです。この塗料はクリヤーの防水塗料の主材2回塗りになります。こちらは、私たちも頻繁に使用していますが、本当は下塗りをしっかり行い、主材を塗装したいところですが、こちらの塗料は既存の外壁のがらをいかすために、その名の通り透明ですので、色がついていることの多い下塗り材をしようすると外壁の柄を消してしまい、もともこもない状態になってしまいます。ほかにも透明な下塗りをした場合でも直射日光が下塗り部分にあたることで下塗りが変色してしまう不具合がでることもあります。ですのでクリヤー塗料を塗装する場合は、標準塗装仕様でも主材2回塗りとなっています。
正直いって、現在塗料は多様化し、本当に様々な塗料が出てきています。私が知らないだけで、1回塗りでOKの塗料も存在するかもしれません。ですので塗装工事の正確な適正塗り回数は一概にはいえませんので、是非、ご自身の目で標準塗装仕様をご覧ください、中には3回塗装が必要なところを2回塗りで終わらせてしまう手抜き工事の事例も聞いたことがありますので…
今回は塗装の塗り回数に関して書かせていただきましたが、ビシッとした回答をすることが出来れおらず申し訳ございません。ですが少しでも皆様の塗装工事業者選択の際に使っていただければ幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました。