100年住宅のお宅で外壁・屋根塗装、防水工事を行いました。
みなさんこんにちは!マストホームズ静岡の小西です。4月に入りこの節目はいろいろと環境が変わってきますので、気を入れ直し更にがんばっていきたいと思います!!
それでは、今回とりあげるのは・・・ 100年住宅(昔はレスコハウス)のお宅様で工事を行う機会がありましたので、工事を紹介していきたいと思います。100年住宅というとまずものすごく丈夫なイメージがあります。コンクリートの建物なので、津波や地震などなんにでも強いイメージがありました。ただ今回施工するにあたり施主様から話を聞いていると、雨漏れなどの症状があるとわかってきました。
まず今回施工させて頂く事になったのは清水区にある100年住宅のお宅様ですが、以前、弊社で工事をさせていただいた方からのご紹介で工事をさせていただくこととなりました。ただ何社か相見積もりでしたので、話がまとまるまで時間がかかりました。というのも、今回工事内容としては、外壁塗装、屋根塗装、コーキングの打ち替え、防水工事という内容で、しかも2階と3階の間で雨漏れをしているので、その雨漏れを止めるという内容でした。10年前に3階を増築されそのころから雨漏れはあったそうです。何回か雨漏れを止めるために補修工事を行ったそうですが、一向に停まる気配はなく今まできたそうです。こういった内容だったので、各業者ごとで見積内容が違うために時間がかかったそうです。それはそうですよね。外壁や屋根に使う塗料もちがければ、コーキングに使うコーキング材も違います。また防水工事も施工内容が違う為、業者選びには本当に慎重におこなったそうです。最終的にはトータル的に判断していただき弊社に任せて頂くこととなしました。本当にありがとうございます!
施工前の写真です。全体的に色褪せがおきてり、それをみてはよく塗装屋さんがチラシや電話をかけてきたそうです。たしかに私も営業していたら声はかけさせていただいていると思います。外壁屋根の心配はもちろんですが、やはり雨漏れが一番気にされていました。
施工後の外観はこんな感じです!明るい印象になりましたよね。施主様にも喜んでいただきました!!
玄関上の庇のひび割れです。庇の上の防水も傷んであり、防水のシートの中に雨が入っている状態でしたのでこのような状態になっていました。まずコーキングでひび割れを補修していきました。
写真のように細かくコーキングしていきました。洗浄したときにはこのひび割れからボタボタと垂れてきました。上場の防水も当然施工していきます。
下方見た仕上がり写真はこのような感じです。どうしてもコーキングの痕は見てしまいますが、まずはひびを埋めることが大事です。
また下のひびを直しても上の防水を直さなければ雨は入ってきますので防水工事を行いました。
施工前の状態です。シート防水のシートの継ぎ目が剥がれている状態で、そこから雨が入っていました。話をきくと一度も防水はされていないそうで、今回が初めてになるそうです。
シートに切れ目に対してコーキングを打っていくため養生していきました。
コーキングを分厚く打っていきシートの隙間を完璧に埋めていきました。やはり雨が常にあたっている屋根は傷みますね。また、雨が下に流れていく穴の周りにもひび割れが見られましたので、穴の中までびっちりとコーキング処理していきました。
ウレタン防水をかけ仕上げていきました。外壁を水洗いしたときは庇のひび割れから水が垂れてきましたが、今回の防水処理で雨が垂れてくることはありませんでした。ひと安心です。
次に外壁の板間にあるコーキングの処理をしていきました。コーキングの役目は家の雨しまいをするとても重要な箇所になります。また建物が寄れた時にもこのコーキングの部分で揺れを吸収し外壁材が割れないようしています。10年もするとこのコーキングの箇所が傷んできます。痛みとしては、コーキングが剥がれてたり、隙間が開いてきます。こうなるとサイディングの側面から雨水を吸収し、サイディングが反ったり浮いたりしてきます。また雨漏れにもつながる可能性がある為、傷みの症状が出てきた際は、コーキングを打ち替える必要があります。外壁塗装はせずこのコーキングだけ施工する方もいらっしゃるくらいなので、本当に重要な箇所になります。
コーキング材にもたくさんの種類があります。今回はオート化学のイクシードを選定していきました。このコーキング材はご主人様もお仕事関係で使用したことがあるそうで信頼があるコーキング材だそうです。
特徴を紹介していきたいと思います。
①繰り返しの動きに強い
サイディングは常に毎日動いています。動きは様々で縦横斜めに動きますのでこの動きに対応する柔軟性が大事になります。オート化学のイクシードはこの動きを実験機を使用し長期間に渡り繰り返し行ったそうです。この試験結果で30年を突破するくらいの耐久性があることがわかっているそうです。
②ずっと柔らかさが変わらない
このコーキング材はずっと柔らかコーキング材だそうです。コーキング材には通常可塑剤といって、コーキングを柔らかくする成分が入っています。年月が経つにつれてこの可塑剤が流出しコーキングが固くなってきます。こうなってくるとコーキングが本来持っていた性能を果たさなくなってしまいます。オート化学のイクシードは自社開発のLSポリマーわ配合することによって可塑剤を使用しなくても柔らかくすることを実現しました。このため流出する成分がないため長期的な柔らかさを実現しました。この試験の結果もとても驚異的な結果がでており、15年分のダメージを与えた後に測定したところ物質保持率90パーセント以上を維持しているという結果が出たそうです。
③紫外線などによるひび割れが少ない
コーキング材の大敵の一つが紫外線になります。樹脂が分解され手でさわるとチョーキングやひび割れなどが発生してしまいます。オートンのイクシードは自社開発のLSポリマーが土台にありながらそこに紫外線などの外的要因による劣化が起こりにくい性質を付与することが出来たそうです。これも実験で素晴らしい結果がでており、一般的なコーキングは10年相当でクラックが多くみられましたが、イクシードは30年相当かけてもクラックはほとんど見られなかったそうです。
④トータルコストを抑えることが出来る。
最近、高耐久の塗料はよく出てきていますが高耐久のコーキング材はありません。あったとしてもせいぜい15年持つコーキングが限界だったのではないでしょうか。そこで出てきたのがこのイクシードで、期待耐久年数が30年くらいあるので、高耐久性の塗料と合わせてつかうことで大分長持ちさせることができるのです。例えば10年で再塗装が必要な塗料とコーキング打ち替えで100万かかったとします。20年持つ高耐久年数の塗料とこのイクシードを組み合わせることで130万だったとしたら、20年持たせることを考えると、10年持つ塗料は2回塗装しなくてはいけないので、200万円かかります。20年持つペアであれば一度の施工でよいので130万です。20年ペアで施工した方が同じ年数もたせるのに、70万円もうくのです。まあ、初期投資は30万円多くなってしまいますけどね。
以上、マストホームズ静岡でで」推奨しているコーキングの特徴でした!!
工程にもどりたいと思います。
既存のコーキングを撤去していきます。古いコーキングが残らないように注意し撤去していきます。この作業は縦目地全てに行っていきました。
次にプライマーを塗布していきました。このプライマーの効果というのはすごく、とても重要な工程となります。このプライマーの役割というのは、外壁のサイディングと新しく打つコーキングとを密着させるとても重要な工程になります。これがないとどんな良いコーキングで打っていったとしても剥がれてしまいます。このプライマーがなければくっつかないのです!!やはり大事ですプライマー。
次にコーキングを充填しヘラで押し込んでいきます。コーキング材イクシードをコーキングガンを使って打っていきます。そのあとに専用のヘラを使って押し込んでいきます。ケチらずたっぷり充填していきます。ヘラで押さえていくときも外壁の凹凸に合わせ丁寧になぞっていきます。
最後に両端のマスキングテープを剥がしていき完了となります。このテープを剥がしていくときも注意が必要です。勢いよく剥がしすぎるとひげと言ってコーキングが引っ張られ見栄えがよく仕上がりません。最後の最後まで気を抜けません。この作業で大きく仕上がりが変わります!!!
次に屋根のスレートの塗装について紹介していきたいと思います。このスレート屋根は10年に一度塗装工事が必要だと言われています。この瓦の特徴は軽くて地震に強いとしてこの屋根を使用しているお宅様は本当にたくさんおられます。ただ弱点は10年周期のメンテナンスが必要になることです。新築当初の防水が7年くらいで取れてきてしまいます。色あせなどから防水が劣化してきていると判断するのですが、10年経ったお宅様の屋根を洗浄すると新築当初の塗膜が飛んでしまい、屋根の下地が出てきて白っぽくなります。この状態は雨を吸収する状態なのでこれを放置すると、スレート自体が変形してきます。この変形がすぎると職人がのっただけで割れたりするのでひどくなると新しく屋根をつくらなくてはいけなくなります。新しく屋根をつくるとなると費用も大きくかかってしまうので早めの塗装が必要です。職業柄、この状態をよく見るので屋根は10年で塗替えを強くおすすめしたいです。
この写真は下地強化剤を塗装したあとの写真です。弊社では屋根はし基本的に4回塗をおすすめしております。普通の塗装は下地強化剤を塗ってから中塗りして上塗りす3工程が一般的です。他社さんの見積もりを見ることも多いのですが大体の塗装屋さんは3工程です。なぜ4回塗るかというと、弱ったスレートに塗装していってもしっかりと膜がはらないからです。ここで弊社が使用している材料と工程を紹介したいと思います。
下地調整材には日本ペイントのファイン造膜シーラーと言われる下地材を使用しています。この材料は名前のごとく膜を造るという特徴があります。弱ったスレートにどんな良い塗料を塗装したとしても元の防水を効かせた状態には戻りません。まず弱ったスレートに膜をつけることが重要なのです。しかもこの造膜シーラーを2回塗装し、弱ったスレートをまずは塗装がのる状態に仕上げます。これがとても大事な工程だと思っています。またこれは私たちが間隔で行っているのではなく、塗料をつくっている日本ペイントも推奨しています。10年も経てばスレートは弱っているので、この下地調整材ファイン造膜シーラーを2回を強くおすすめしたいと思います。
この写真はファイン造膜シーラー2回目の写真です。
下地が整った状態に仕上げ塗装一回目を塗装していきます。今回使用していくのは、日本ペイントのファインUVベストになります。この塗料も高耐久の塗装になります。色はグレー系の色を選定していきました。
これは屋根の仕上げ材2回目を塗装していった写真になります。艶もでて新築当時の状態に戻りました。塗っている職人も屋根が蘇っていくところをみていると気持ちいいと言っていました。当然見ているだけの私もすごく気持ちよいものがありました。
仕上がりの各部分の写真になります。施主様もおっしゃっていましたが、とても仕上がりよく綺麗になったねと言ってもらえました。ご近所様にも同じことを言っていただき私たちもとても嬉しかったです。今回の工事をやる前に雨漏れがありましたが、工事後の台風並みの雨風の時も雨漏れはなかったそうです。雨漏れはとまったみたいなのでフローリングの張り替えをご提案させていただきました。
次回のブログでは今回のっていない2回3階部分の防水工事を紹介していきたいと思います。痛み的には防水の床が雨水の腐食しており下地から作り直すという内容の工事になります。また詳しく載せていきますので、よろしければご覧になってみてください!今回も最後までみていただきありがとうございました!!