外壁の塩害について
こんにちは!マストホームズ静岡の中村です。
静岡と言えば、海も山も楽しめる環境が魅力の1つになっています。西は浜名湖や舘山寺の温泉街、西には、伊豆高原、下田といった海と山を眺めることが可能な温泉街があります。
そんな自然豊かなエリアでお過ごしの皆様にとっては、環境的には恵まれていると思える点もあると思います。
一方で、海が近いことは住宅や車などに対して不安もあります。それが塩の影響。
海が見える場所に家を建てる時には、当然塩害の影響を知っておくことも大切。もしもう既に家を買った後に知った後でリフォームなどを検討されているなら、素材としてガルバリウム鋼板や樹脂、窯業タイルなど何を選ぶのが良いのか?
こうしたことを知識として持っておくことは重要になってきます。
自分たちでは、潮風を防ぐことは困難ですから、まずは家をキレイに保つために塩害という被害の実態、何が原因なのかなどを知っていただきたいのです。
夏といえば海、海といえば塩害。という事で今日は塩害について話していきたいと思います。
皆さんもご存じのように、外壁は太陽の紫外線・雨・風などの自然条件によって劣化します。もちろん立地条件などにより、傷みのスピードや症状は各お家によって異なります。その中でも特に外壁の傷みが早いと言われているのが「塩害」、つまり海沿いの御地域です。弊社も駿河区宮竹に位置し、海まで400~500mのところに位置しております。実は僕の実家も久能海岸沿いで海が目の前の地域で生まれ育ってきました。あまり海沿いに住まれた事の無い方は感じないかもしれませんが、自転車や鉄はすぐサビてしまいます。ちなみに塩害とは海から10キロメートル以内であれば影響を受けると言われています。それなので静岡市にお住いの方は少なからず塩害を感じられた事があるんじゃないでしょうか?
もちろん住宅にも鉄部は沢山あります。その為塩害の御地域ではポストや換気フード・雨戸などが錆びてしまうのがとても早いです。また外壁がトタンなどの金属系の外壁の場合、サビが出て、ひどくなると穴があいてしみます。トタンの穴が大きくなるとトタンの張り替え等を検討しなくてはいけないです。私は現在駿河区の宮竹や高松といった地域の担当をさせて頂いています。やはり海から近くの御地域ということもあり、葵区の御地域と比べるとサビている箇所がとても多いように感じました。
戸袋サビ 換気フードサビ
軒のサビ 雨戸のサビ
板金サビ 庇サビの腐食
そして、実は塩害は金属だけをサビさせてしまうだけではありません。よく金属以外の場所に白い玉のようなものがついているのを見たことはありませんか?実はこの白い玉のようなものが、塩の固まりです。木材などに付着しています。木材は錆びるわけではありませんが、取るのが非常に難しいためとても大変です。またコンクリートも塩分で劣化してしまうこともありますので、塩害とは住宅にとって天敵になります。
なのでこの2つの塩害対策をしっかりしていく事が重要になります。
1つ目は外壁を定期的に洗う事です。塩害が付着するとすぐにサビや傷みが出てきてしまいます。その為お家のホースやホームセンターなどに高圧洗浄機が売っています。そういうものを使って 定期的に水洗いしていけば塩害の被害を受けにくいと思われます。
2つ目は外壁塗装の際の塗料選びを高耐久の塗料にする事です。おススメはフッ素樹脂の塗料です。また雨で汚れを洗い流してくれる親水性のある塗料であればよりいいですね。
弊社では全ての塗料が親水性の高い塗料を扱っていますので是非ご相談下さい!!!
単に見た目が良いからという理由で選んでいませんか?
住んでからの雨漏りなどが発覚して補修の工事を依頼したら、その業者から思っていた以上に潮風の被害を受けている。
こんな説明を受けて、戸惑ってしまうこともあると思います。
何か起きてからでは遅い。そうならないために家を守るための良い方法を考えるのが本来の家のメンテナンスです。
日本も近い将来は徐々に海面水位が上昇し、今よりももっと海から離れた地域でも塩害の対策を行う必要が出てくるかもしれません。
これからも今の家で安心して暮らせるようにするために、まずは外装を見直す時期だと思ったらお気軽にご相談ください。
専門のスタッフがあなたのお家の優れた点や今価格的にも行動しやすく、気軽にできる方法から本格的なサッシや玄関を含めた壁以外のトータルケアまで幅広くご提案をさせていただきます。
私たちにとっては生活に欠かすことができない水という存在。
海を一望できるという贅沢な家を購入し満足をしてはいけません。
その外観を保つためには天敵になってしまう塩の影響について今一度じっくり考えてみてください。