艶消し塗料について

こんにちは!マストホームズ静岡の工藤です。

今回は、艶消し塗料についてお話しさせて頂ければと思います。

外装用の塗料には様々な物があり、塗料の種類によって艶の度合いも様々です。

艶があり、キラキラ光を反射している外壁もキレイですが、艶が無く、マットな仕上がりの外壁もお洒落ですよね。

今回は、艶有り塗料、艶消し塗料の、見た目の違いだけではなく、性能面での違いをお伝えさせて頂ければと思います。        

 

まず、艶有り塗料と、艶無し塗料は、見た目が大きく違います。艶消し塗料には、7分艶、5分艶、3分艶、艶無し(艶0)の4種類があり、7分艶で70%艶が有り(艶30%カット)、3分艶で30%艶が有り(艶70%カット)になります。            

では、艶の有無、度合いはどのようにして測るものなのでしょうか?

それは、塗料を塗った面の、光の反射の強さで決まります。

塗料を塗った外壁の面に、60度の角度から100の光を差し込んだときに、正反射して反対側にどれだけの光が届いたかが目安となっています。正反射というのは入射角(面に入る角度)と反射角(反射して面から出る角度)が同じであるということです。つまり壁にぶつかる前の角度とぶつかって跳ね返った角度が同じきれいな反射の事を言います。
反射した光の強さを数値化した物をグロス値(光沢値)、もしくは光沢度と言います。                                                                                            

艶有り・・・グロス値70以上

7分艶・・・70以上

5分艶・・・35前後

3分艶・・・15前後

艶消し・・・5以下                                                                                              

塗料の見本板等を見れば、艶の度合いに関しては感覚で分かります。7分艶の塗料の見本板を見れば、多くの人は7分艶な感じがすると思います。しかし、何をもって七分艶なのかと聞かれると答えるのは難しいと思います。しかし、艶有り、艶無しの定義を理解をすれば応えることは容易になります。

7分艶は、グロス値70以上(100の光を70で反射)、3分艶は、グロス値15前後(100の光を15前後で反射)になります。こう見ると、3分艶や、艶消しがいかに艶が無いかが分かります。

では、艶消し塗料は、どのようにして艶を消しているのでしょうか?

 

一部の吹き付け用の塗料(リシン、多彩色塗料、石材調塗料等)は、初めから艶がない塗料ですが、多くの場合は艶がある塗料に対して艶消し剤を混ぜ込むことで塗った後に艶が出ないように調整されています。

艶消し剤を混ぜる事によって、塗料を塗った後の膜である塗膜の表面が細かいでこぼこな形状になります。艶消し塗料の仕組みとしては、この形状が光を分散反射するため、艶がなくなって見える、というものです。

しかし、重要なのは、艶消し剤は添加剤になりますので、艶消し剤を使用した分、塗料の耐久性が全体的に落ちてしまうと言う事です。純粋な塗料であれば耐久性は高いが、艶を消す為に耐久性の為には必要ない薬剤を混ぜている為に、全体的に塗料が薄くなってしまい、耐久性が落ちてしまいます。それが、艶消し塗料の最大のデメリットと言えます。                                                                               

塗料が進化しているから艶消しでも性能はそこまで落ちない、という情報もあります。その答えも完全に間違っているわけではありません。実際に塗料を上塗りする際に、艶消し塗料を塗る場合、上塗りの1回目には艶有りの塗料を塗り、上塗りの2回目で艶消しの塗料を塗る事が多いです。艶消しの塗料自体の耐久性は艶有りの塗料よりも低いですが、艶消しの塗料の下には、耐久性の高い艶有りの塗料が塗られているのです。

↑3~7分艶仕上げの場合、上塗り1回目には艶有りを塗って下さいとの記載があります。

 

しかし、下に耐久性の高い塗料が塗られているとは言っても、艶消し塗料は、塗料に添加剤(不純物)が混ざっていますので、耐久性は少なからず落ちると考えた方が良いと思います。もともと艶が無い塗料は別ですが、艶消し塗料は添加剤を混ぜている分、保護する成分が薄くなっているという事なので、保護の性能等が落ちているとお考えください。
艶を消せば消すほど添加剤の量は多くなるので、艶を消す度合いが大きければ大きくなるほど性能は下がってしまいます。7分艶→5分艶→3分艶→艶無しの順で耐久性は下がっていきます。塗料の技術が進歩し、性能は上がっているのは間違いないので、艶消しにしたからと行って極端に耐久性が落ちるという事はありませんので、そこまで大きな心配をする必要は無いと思われます。しかし、艶消し塗料は艶が無い分、水はけも艶有り塗料よりは悪く、汚れやすいです。カビ、藻、コケなども発生しやすくなる可能性がありますので、湿気の多い地域では艶消し塗料は選ばない方が良いとは思います。

 

艶消し塗料のメリットとデメリット

艶消し塗料のメリット

・見た目に高級感がある

・主張が少なく、塗った感が少ない

・周囲の風景に溶け込む

・元々艶がない為、劣化が分かりにくい

艶消し塗料のデメリット

・不純物が入る為、塗料の耐久性が落ちてしまう。

・塗りムラが出来てしまうことがある

・汚れやすい

・塗った感が少ない為、人によっては地味に感じる

 

艶有り塗料のメリットとデメリット

艶有り塗料のメリット

・耐久性が高い

・汚れがつきにくい

・艶が出て、外壁の凹凸が際立つ

艶有り塗料のデメリット

・艶は塗ってから数年で無くなる

・人によっては仕上がりが安っぽいと感じる

・劣化の早い部分と、そうでない部分の差が分かりやすい

 

以上が艶有り塗料、艶消し塗料それぞれのメリットとデメリットになります。耐久性や汚れの事を考えれば艶有り塗料、見た目の高級感や、後の劣化の分かりにくさを考えるなら艶消し塗料というところでしょうか。それぞれ、一長一短だと思いますので、自分自身に合う塗料を選びましょう。

 

艶消し塗料を選ぼうと思っている方へ

「艶消し塗料を選びたいけど、耐久性が落ちるのは嫌だ」と思っている方もいると思います。その様な方は、多彩色塗料や、石材調塗料等の、元々艶の無い塗料を選ばれるのも1つの方法です。元々艶の無い塗料でしたら、わざわざ艶消し材を入れて塗料を薄める必要がありませんので、塗料自体の耐久性を発揮出来ます。

            

 

このような、多彩色塗料でしたら、見た目に高級感があり、艶もありませんので、この見た目が好きな方にはオススメです。デメリットとしては、材料代が高く、施工も特殊な技術が必要となりますので、工事費用が高額になりやすいです。

しかし、値段では無く、見た目も耐久性もハイグレードな物が良いという方には非常に適した塗料だと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?塗料の見た目には様々な物があり、見た目によって性能にも差が出ます。お家の外観は非常に大切だと思いますので、性能、見た目共に納得出来る塗料を選ぶようにしましょう。

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