光触媒塗料とは

こんにちは、田中です。

今日は、光触媒塗料について、お伝えします。先にお伝えしますが、私は光触媒塗料を使用した経験がないため、本来なら光触媒を語る資格はありません。しかしなぜ私が光触媒塗料を使用したことがないか、光触媒をお客様にオススメしないのか、その理由は、ひとことで言うなら『 胡散臭い 』からです。はっきり言って光触媒はトイレの便器に使うためにTOTOから生まれた技術です。光触媒を知れば知るほど外壁には意味がそれほどない性能だと私は考えています。私は塗料メーカーの新商品や新開発の塗料に騙され続けた結果、疑心暗鬼になっているからということもありますが、実際に他のサイトでも出来たばかりだから実績がないとデメリットに謳われていますが、それこそが私が光触媒を使用しない最大の理由です。他にもデメリットや、本当にそのメリット真実ですか?という点もありますのでそれをお伝えします。

≪私が光触媒を使わない理由≫

①外壁の主な汚れは、砂埃。光触媒でそれは洗い落とせない

光触媒は、トイレの汚れを分解し浮かすことで、水を流すたびに汚れをしっかりと流し切り、便器をキレイに保つために考案された技術で、それを外壁に応用すれば、雨で外壁の汚れを落とせるという話ですが、分解するのは『有機物』といわれる種類のものに限ります。この対義語としては、『無機物』というものがあり、無機物はシリカと言われる分子で形成された石や砂、ガラス、陶器等を指し、有機物はそれ以外の炭素を主としたもの全般です。人間は全て有機物ですので、人間から出てくるものも有機物、トイレに関して言えば、人間から出てくる有機物を分解し流すというというのはとても理にかなっています。しかし、もし光触媒がなんでも分解し、洗い落とすなら、便器はどんどんとすり減っていきますよね?便器は陶器でできています。つまり無機物、光触媒は無機物の陶器には反応しないため、便器に影響はないとされています。つまり、無機物にはその分解効果が発揮されず、外壁につく汚れの第1位、砂埃には全く効果がないということです。それって外壁の汚れを落とすって言っていいの?ということなのです。

②汚れを分解するが、外壁も分解する可能性がある

上記したように、光触媒は有機物を分解し、無機物は分解しません。外壁についた有機物の汚れを分解することは確かですが、外壁自体が有機物だった場合、外壁も分解されてしまいます。実際、大手サイディングメーカーのカタログにも、セラミックコート(無機物)以外の商品に光触媒塗料を塗装しないようにと謳っていますし、そのセラミックコートは現在の築10年では1割ほどで他のサイディングはそれ以外(有機物)ですので、光触媒は往々にして塗装不可となります。加えて、前回塗装をすでにしてあるお家も塗料は有機系ですので、同じです。しかし、汚れを落とす光触媒はそのキャッチフレーズだけが独り歩きし、有機物のサイディングに平気な顔で塗装している塗装店がとてもおおいですもう一度いいますが、光触媒は外壁も分解してしまう可能性がある塗料です!!

③効果にムラがある

光触媒は、光触媒コーティングの層が均一に塗布されていなければなりません。それは光触媒塗膜の厚みがある所で大きく作用し、逆に薄いところでは作用が低いと言われているからです。これは、屋外で、風のある中、人の手で、本当に均一に吹き付ける事が可能であればいいのですが、はっきり言って絶対にそんなことはありえません。屋外の吹き付けはそんなミクロ単位で厚みを見分けてできる状況にはありません。よく他のサイトでは、メーカーから認定の技術をもった職人が…みたいなフレーズがありますが、認定を受けようが、絶対に均一に吹くなんて無理です。そもそもの商品設計に無理があると私は感じます。確かに、工場内で機械が塗装する新品のサイディングであればわかりますが、現場で均一に吹かないと作用にムラがでてしまう商品は良いものとは言えないと思います。

以上3つの理由で私は、光触媒をおススメしていません。しかし、技術は向上していくものです。私の知る光触媒欠点が改善されている光触媒塗料がすでに開発されているかもしれません。あくまでも現段階で私たち塗装店が扱うことのできる光触媒塗料にはこのような欠点があると考えています。実際に塗料メーカー側としてもこの欠点を突きつけるとしっかりとした回答が得られません。光触媒は、とても可能性のある分野ですが、可能性というだけで、それに踊らされないように気を付けてください。

≪光触媒ではないセルフクリーニング塗料はないのか≫

光触媒を使用しないのであれば、汚れがつきにくい塗料が他にはないのか。もちろん、あります。私は、基本的にそちらの塗料をお勧めしています。これを読んでいただいている方ならご存知かと思いますが、それがセラミック系塗料です。セラミック系塗料とはイコール無機系塗料のことを指します。無機系塗料に関しては、前記事で細かくお伝えさせて頂いていますのでそちらをご覧ください。

無機系塗料とは、色々省いてお伝えすると『陶器』と同じ素材の塗料です。外壁全体にお茶碗を貼り付けたイメージをして頂くと、その汚れにくさが分かりやすいと思います。外壁全体が陶器であれば、外壁に汚れがくっつきません。通常の塗料は有機系塗料のため、ゴムの様な性質があり、常に静電気を帯びてしまっているため、ホコリ等の汚れがくっつやすいですが、無機塗料は静電気を帯びないため、汚れが付着しずらく、雨で流れやすい設計になっています。つまり光触媒は汚れを『溶かして』雨で流すのに対して、無機系塗料は汚れを『浮かして』雨で流ということです

無機系塗料は、防水耐久年数も20年ほどを唱っているメーカーがほとんどで、光触媒と同等の耐久性をもっていることが多いです。塗料の値段に関しては一概にいうことは難しいですが、相場でいえば光触媒塗料よりも無機系塗料の方が安いことが多いです。安いから無機系塗料をお勧めするわけではありませんが、安いことは大切なことですよね!

≪今更ですが、光触媒でも汚れます≫

光触媒や無機塗料をお勧めする際に、キーワードになるのが汚れの付きにくさです。確かに他の塗料に比べ汚れが付きにくい設計、性質を持った塗料であることは間違いないのですが、実際に10年後、汚れが付いているかと言われれば、付いています。セルフクリーニング塗料はあくまで付きにくいのであって付かないのではありません。実際に10年経った現場をみると、もともと頑固なコケが付いていた部分にはやはりコケが付着してしまっているお家を多くみます。お客様がどれくらいセルフクリーニングに期待するかにもよりますが、あまり期待しすぎると理想と現実の差異を大きく感じるかもしれません。

私の感覚では、従来の防カビ防藻性が高く、汚れが付きづらいとされている有機系塗料との明確な違いは感じられません。今更ですが、汚れが付きにくいからという理由で光触媒や無機系塗料を選ぶのはあまり意味のないことなのではないかとも思います。

≪個人的に最もお勧めしたい汚れがつきにくい塗料≫

今まで、色々と光触媒批判をしたり、無機系塗料も結局は汚れがつくので意味がないなどと、否定的な意見しか述べていませんが、私が絶対の信頼を置き、常にお客様にお薦めしている塗料は、油性シリコン塗料です。今回の話題、汚れの付きにくさに関しても、実際に塗装し、10年経ったお家のコケが全くついていないことから自信を持っておすすめできると思います。

油性シリコンとは俗称で、正式には弱溶剤2液型シリコン樹脂塗料といいます。もちろん強溶剤というタイプもありますが、基本的に一般住宅には弱溶剤をしようします。強溶剤はにおいが尋常ではなく臭いためです。油性シリコンはその名の通り、水性塗料とは違い、水を使用しておらず、シンナーや硬化剤といった石油製品を用いて混合し、塗装する材料です。お薦めしたい理由は下記の通りです。

①油性シリコンの防水性は塗料界No.1

外壁塗装に必要な性質として、最も重要な性質が防水性です。外壁を雨水から守るための雨合羽としてに機能です。静岡県はとくにサイディングボードという板状の外壁材のお家が多く、その多くはパルプ材や木片を用いた素材のため、外壁のくせに雨水に弱い外壁材です。ですので、防水効果がしっかりある塗料でないと、水を吸い込み、早々に傷んでしまいます。油性シリコンは、油と書くだけあって防水性はピカイチです。塗装して頂くとお分かり頂けますが、他の塗料に比べ、明らかに水を弾いてくれます。

②10年経っても塗ったばかりに見える耐退色性

一般の方が、ご自宅を見て最も気になるのが色褪せかと思います。もちろん四六時中、陽ざらし雨ざらしですので、新築からどんどん色あせてしまうことは仕方ありませんが、油性シリコンは、油性マジックと同様に水性と比べ色が飛びづらく、塗装して10年経過した現場も新築からの10年の色褪せ具合に比べ、同一条件下でとてもキレイな状態を保てているのを身をもって体感していますので、とても自信があります。

③根拠のある防カビ・防藻性

防カビ・防藻性は今回お伝えしましたが、どのような塗料を使用してももともと繁殖していた部分に繁殖してきます。油性シリコンは、素材が油性ですので、コケ・カビに繁殖には不適切な環境です。実際に塗装した現場では、10年経ったいまでもまだもともと繁殖していた部分にコケがないため、とても信頼のおける防カビ・防藻性能だと思います。

④高性能なのにとってもリーズナブル!!

これが一番、光触媒や無機系塗料に勝っているところだと思います。塗料単体、1缶の金額でいえば半額以下です。もちろん足場費用等はどんな塗料でもかわりませんので、総額にするとそこまでの差は出ませんが、油性シリコンで100万かかるのであれば、光触媒は150万ほどかかります。とにかく高性能で低価格、コストパフォーマンスに関しても塗料界でNo.1だと思います。

私が、油性塗料ファンですので偏った意見かとも思いますが、元々ファンになったのも上記の理由で、実際に体感し、私自身が感動したからですので間違いはないかと思います。

最新の塗料や新開発などと購買意欲をそそる文言で様々な塗料がでていますが、安い買い物ではないため、新開発のリスクも考えると実績のある塗料を選ぶこと重要な事だと思います。皆様のお力に少しでもなれればと思い、ブログを書いていますが、この記事はあくまで私の個人的な意見であり、お近くの塗装店で信頼のおける担当者さんにしっかりと意見を聞き、納得できる塗装工事になるよう、願っています。

 

 

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