雨漏りについて②

こんにちは!マストホームズ静岡の工藤です。今回は、以前一度お話しさせて頂いた雨漏りについて、さらに細かくお話しさせて頂ければと思います。

雨漏りは非常に怖いです。雨漏りの補修はお金がかかるイメージがあると思います。軽度な状態であれば修繕費用も安価で済みますが、放っておくと、どんどん浸食が進んでしまい、構造自体に大きな影響を与えてしまいます。

ですので、雨漏りに対しての知識を身に着け、雨漏りが軽度の状態でメンテナンスをし、少ない修繕費用で住宅を維持していく事が、住宅のコストパフォーマンスを高く維持する為の最大のポイントと言えると思います。

前回は、実際に現場での施工事例を元にお話しをさせて頂きましたが、今回は、もっと様々な雨漏りの原因と、対策の種類をお話しさせて頂き、お家を守る為の知識として約に立てて頂ければと思います。

住宅で雨漏りも可能性がある箇所としては、大きく分けて4つあります。屋根からの雨漏り、外壁からの雨漏り、防水からの雨漏り、附帯部からの雨漏り、です。今回はそれぞれの雨漏りの箇所についての細かい部位と、原因、対策をお話し出来ればと思います。

1、屋根からの雨漏り

①棟板金、谷板金からの雨漏り

屋根には、てっぺんの部分に棟板金、屋根の折り返しの部分等に谷板金と言われる、金属の板で出来た部分があります。棟板金や谷板金は、何らかの影響によって屋根本体部分との取り合いの部分に隙間が空いてしまい、雨水が浸入してしまうことがあります。浮いてしまった棟板金や谷板金は、叩いて浮きを改善させても再度なっていしまうことがあります。ある程度築年数が経過したら、古い棟板金や谷板金を取り除き、新しい棟板金、谷板金を設置します。棟板金、谷板金を取り外し、下地の木材も撤去をします。新しい木材を取り付けた後、新しい板金を設置し、完成となります。ここでの注意点として、板金を設置するときに使用する釘は、ステンレス製の物を使用しなければいけません。釘に錆の発生するものを使用してしまうと、釘の錆が原因となって、屋根全体の傷みの浸食が進んでしまいます。

 

②スレート屋根のひび割れからの雨漏り

スレート屋根は、耐震性に優れ、デザイン性も高い為、近年よく使用されている屋根材です。しかし、スレート屋根は、屋根材自体が薄い為、何らかの影響により屋根材自体にひびが入ってしまうことがあります。(スレート屋根の中でも、特にカラーベストコロニアルは、繊維質の素材な為水分に弱く、紫外線による劣化で防水の切れた期間が長くなると、傷みが進んでしまう為、注意が必要です。)

大きなひびが入っていしまったスレート屋根は、葺き直しやカバー工法の施工を行う必要が出て来てしまう為、大きな費用がかかってしまう為、注意が必要です。

 

③スレート屋根の浮きからの雨漏り

スレート屋根が何らかの影響によって浮いてしまい、そこから雨水が浸入してしまう事があります。浮いてしまったスレートは1度剥がし、再度葺いてみます。それで直れば問題ないですが、直らない場合は、新しい屋根材への葺き直し、もしくはカバー工法の施工になりますので大きい費用がかかります。

 

④瓦屋根の漆喰の劣化からの雨漏り

瓦屋根の下地に充填してある漆喰は、風の影響などでヒビが入ってしまい脆くなることで崩れてしまう事があります。ほとんどの場合、経年劣化で傷んでしまう部分なので、定期的な補修が必要な部分になります。疾駆の状態が悪い状態が続いて崩れてしまうと、崩れた部分から雨水が浸入し、内部への雨漏りを発生させてしまいます。この場合、古い漆喰を全て取り除き、新しい漆喰を充填し直します。こうする事で雨水の浸入をシャットアウトし、雨漏りを防止することが出来ます。古い漆喰を取り除かず、その上から新しい漆喰を充填する業者も多いですが、古い漆喰と新しい漆喰とは全く馴染みませんので、すぐに剥がれてしまう可能性が高いです。必ず古い漆喰は取り除き、新しい漆喰を充填するようにしましょう。その際、鬼瓦の取り合いなど漆喰で補修の出来る部分は、充填し直すと屋根瓦の寿命を延ばすことが可能です。

 

⑤トタン屋根の錆による雨漏り

トタン屋根は鋼製ですので、1度錆が出てしまうと錆の状態がみるみるうちに悪化してしてしまい、長期間放置してしまうと穴が空いてしまいます。穴が空いてしまうと、そこから雨水が浸入し、雨漏りが発生してしまいます。メンテナンスの方法としては、トタン屋根をコマメに塗り替えること。(下地塗装に錆止めをしようすると尚良いです)トタン屋根の錆部分の板金を葺き直す等の方法があります。定期的なメンテナンスを実施することで、雨漏りが発生するリスクを回避することが出来ます。

一番費用のかからないメンテナンス方法は、コマメに塗装をすることです。しかし、それはトタン屋根に錆が発生する前の話です。全体的に錆が発生している場合には、トタン屋根全体に寿命が来ている可能性がある為、部分的ではなく屋根全体の全て葺き替える必要性が高くなります。全て葺き替えをする場合には、下地の防水シートも全て張り替える事をオススメします。

 

⑥瓦のズレ

地震等の大きな負荷が建物にかかってしまった場合、瓦がズレてしまう事があります。瓦がズレてしまうとその隙間から簡単に雨水が浸入してしまいますので、元の位置に瓦を戻す必要があります。瓦を決まった位置に戻し、ズレを無くすことで雨漏りを回避することが出来ます。ただし、瓦がズレた時に、瓦自体が欠けてしまっている事があります。瓦を戻す前に、ズレた瓦を念入りに点検をして、欠け、割れが無い事を確認をした上で復旧させるようにしてください。

 

⑦下屋(1階や玄関上の屋根等)廻りからの雨漏り

1階の屋根や、玄関上の屋根などの下屋の部分は、稀に屋根の板金の立ち上がりが不十分な事があり、そこから簡単に雨水が浸入してしまい、雨漏りを起こしてしまうケースがあります。その場合、雨水侵入のサインが、外壁材に出ていることが多いので、1度が壁を剥がして、屋根材を葺き直します。その際、立ち上がりをしっかり10㎝以上入れ込みます。何故かというと、屋根に流れる雨水は、1度上にあがってから下に流れる性質を持っており、その上がる高さは10㎝程と言われています。その為、屋根の板金の立ち上がりは必ず10㎝以上必要という事になります。施工の際は、しっかり立ち上がりが10㎝以上とれているか確認が必要になります。

 

⑧天窓(トップライト)から雨漏り

雨漏りによくあるケースとして、トップライトの付いている住宅のトップライト周りからの雨漏りです。個人的には、このケースは非常に多いと感じます。トップライトの付いて、割合としては半分以上の方が、雨漏りしたことがあるとお聞きします。

トップライトと屋根の取り合いは、しっかりとした収まりで行わなければ、雨漏りを簡単に引き起こしてしまいます。先程お話をした、板金の立ち上がりなどを十分に行わなければいけないのですが、それでも、年数が経過するうちに、何らかの原因によって取り合い部分から雨水が浸入してしまうことが多いです。1度雨が浸入してしまったら、トップライト廻りの板金を再度葺き替える必要が出て来てしまいます。また、トップライトが必要ないようでしたら、撤去してしまって、通常の屋根にしてしまう事も1つの方法です。

 

2、外壁からの雨漏り

①コーキングのひび割れからの雨漏り

外壁からの雨漏りの原因として、最も多いのではないかと思われるのが、コーキングのひび割からの雨漏りです。コーキングは6年程から位から劣化し始め、コーキングのひび割れた部分、断裂した部分から、雨水が建物内部に侵入してしまいます。その場合は、既存の板間のコーキングは撤去し、新しいコーキングを打設していきます。大切なのは、コーキングの撤去・打ち替えを可能な箇所は全て行っていく事です。窓廻りのコーキングは撤去をせず、増し打ちを行うことも多いですが、基本的に板間(外壁材と外壁材の間)は、撤去・打ち替えを行います。業者によっては部分補修(傷んでいる部分のみの補修)等で、済まそうとする会社もあると思いますが、コーキングは厚みをつけないと長持ちしない為、撤去・打ち替えを必ず行ってもらうよう注意してください。

外壁塗装を行う場合には、コーキングの撤去・打ち替えをした後に外壁の塗装を行うようにしましょう。コーキングは対候性があまり強くない為、紫外線に当たると劣化が激しくなってしまう傾向があります。コーキングを新品にした後、その上に塗膜を作ることで、コーキングを塗膜が保護してくれるため、対候性が高くなります。

 

②外壁表面塗膜の劣化による雨漏り

外壁の塗膜の平均寿命は10年~15年と言われており、10年~15年を目安に塗り替えが必要になります。(耐久年数は塗料の種類によって変動があります。)

外壁を手で触って、白い粉が手につく場合は、チョーキングと言われる現象が起きており、塗膜が劣化し、対候性が無くなっている証拠です。また、塗膜の膨れ、剥離(剥がれ)が発生しているは、雨漏りの原因になることがあります。

 

③外壁のひび割れ(クラック)による雨漏り

外壁にクラックが入ることで雨水が浸入し、雨漏りを引き起こしてしまいます。クラックは、ヘアクラックといわれる、細い、ヘアー(髪の毛)くらいの厚みのクラックでしたら問題ないのですが、名刺が差し込めるくらいの厚さのクラックになると、外壁の裏側までクラックが貫通している場合があります。

補修方法としては、クラックをVカットして1度大きく広げ、コーキングやモルタルで補修をした後、塗装をしていくのが一般的です。ただ、あまりに外壁の傷みが進んでしまってからだと、部分補修ではなく、外壁全体を作り直す必要も出てきます。そうなると大きな工事費用がかかりますので、注意が必要です。

 

3、防水からの雨漏り

①屋上防水からの雨漏り

屋上防水の劣化の種類としては、防水層平面、立ち上がり部分の劣化、排水溝の取り合い部分の劣化などがあります。屋上防水の場合は、劣化した部分は膨れ等の症状が出てくることが多い為、その部分を補修すれば解決することが多いです。ただ、劣化部分がかなり多い場合は、屋上防水を全面施工し直す必要があります。

また、排水溝の詰まりによっても雨漏りを引き起こしてしまうことがある為、排水溝まわりはコマメな清掃を心掛けてください。

②ベランダ床からの雨漏り

住宅の雨漏りの原因として比較的多いのが、ベランダからの雨漏りです。一戸建て住宅のベランダ床はFRP防水を使用されることが多く、建物に動きが発生すると亀裂を生じてしまう事があります。亀裂から雨水が内部に侵入してしまうと雨漏りを起こしてしまいます。

また、排水口の詰まりによって、雨水がオーバーフローしてしまうと、防水と外壁の取り合いから雨水が内部に侵入してしまいます。そうなった場合、かなりの量の雨水が内部に侵入してしまいます。そうなった場合の建物の受けるダメージは深刻なものとなりますので、排水口はコマメに清掃し、詰まらないように注意しましょう。

 

4、附帯部からの雨漏り

①雨樋からのオーバーフローによる雨漏り

雨樋は住宅の防水に直接は関係ないように思えるかもしれませんが、外壁のすぐ近くにある雨樋はゴミが溜まって詰まることでオーバーフローしてしまい、近くにある外壁に雨水の負担を与えてしまう事があります。普段あり得ない角度から大量の雨水が外壁に当たることで、その部分の外壁から雨漏りを起こします。先程の排水溝や、排水口と同じですが、雨樋に関しても、コマメに清掃をし、詰まりが原因のオーバーフローを起こさないように注意してください。

②出窓からの雨漏り

複雑な形状をした出窓は、雨仕舞のとしては良くないことが多く、雨漏りの原因になります。もし、出窓の廻りから雨漏りが発生した場合は、出窓をシンプルなものに付け替えると、雨漏りが直るケースが多いです。

 

まとめ

いかがせしたでしょうか?住宅の雨漏りには様々な原因があり、対応方法も様々です。建てる時に全てを注意して見れれば良いですが中々そうもいかないと思います。

とにかく、お家を守って上で一番大切なのは、コマメに定期点検を行う事と、コマメに清掃を行う事だと思います。

雨漏りは、気づいた時には手遅れになっていることも多いです。定期的に業者に住宅の点検を依頼し、傷みの発生している箇所は早めに直していきましょう。

 

 

 

 

 

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