屋根を陸屋根にするメリット

皆さんこんにちは、マストホームズ静岡の中村です。以前屋根の縁切りについてお話しさせて頂きましたので、今回は屋根の形状の中でも珍しい、「陸屋根」(りくやね)について書いていきたいと思います。

陸屋根とは

一般的な瓦屋根やスレート瓦のように屋根勾配といって屋根の傾斜が全くない屋根部分がほぼ平面上になっている屋根の事です。

有名なメーカーさんでいうとヘーベルハウスさんなどがよく使用されています。昔は私も子供ころに凄く憧れました。昔は陸屋根といえばマンションや商業ビルなどに使われることが多く、戸建て住宅に使用される事はほとんどありませんでした。

しかし近年では陸屋根も戸建て住宅に使用されるようになり、屋上庭園や、太陽光が屋上に乗せられていたりと、戸建ての住宅でも屋上のスペースを有効活用するようになってきました。

陸屋根(りくやね)の読み方は昔は「ろくやね」と呼ばれる事が主流でした。

現在では「りくやね」の読み方が主流になってきています。

屋根の陸という文字はたいらという意味があり、勾配のある一般的な屋根は陸に対して不陸と呼ばれていました。

この不陸のよみはふりくとよみ、ふろくとは呼ばない為、りくというよみが適切になったという考え方もあります。しかし広辞苑などの辞書では陸屋根(りくやね)と調べると、陸屋根(ろくやね)の解説にいきますので、要はどちらの読み方でも大丈夫ということです。

陸屋根は特に3大メリットといって3つメリットがあります。それぞれ屋上のスペースが有効に活用できる点・建築スペースを確保できる点・メンテナンスがし易い点になります。

陸屋根のメリット

それぞれの形状にメリットがあります。

屋上スペース有効活用できる

そのままの意味ですが、屋根が瓦や勾配のある形状ですと、屋上に出ることも、もちろん物を置くことも出来ません。特に政令指定都市等の繁華街を中心にこの戸建て住宅の陸屋根が増えていると言われています。考えてみると、昔のビルやアパートは屋上が駐車場やヘリポートなどに活用されていることが多かったみたいです。戸建ての場合、趣味のガーデニングをかねた屋上菜園を楽しむ方、日当たりが良い為陸屋根での屋上菜園は相性がとても良いとされています。また屋上に物を置いたり、バーべキューをしたり、要は庭感覚で陸屋根を使用される方が多いです。その為都市部などで増加傾向にあるのは、有効活用できる土地が限られているからではないでしょうか?静岡も駅の方ではチラホラ陸屋根も見ますが、郊外にいくとあまり見ませんよね?多分東京や大阪はもっと陸屋根が多そうですね。花火などを陸屋根で見るのがすごく憧れます。ただ陸屋根のお施主さんのほとんどが10年も経つと屋上に出なくなるなんて言ってました。そうなってしまうんですかね。他にも太陽光を載せたりも出来るのでつい最近までは陸屋根も増加傾向にあったと思われます。

建築スペースを確保できる点

は簡単にいうとお家の中が広くなるということです。普通の勾配のあるお家は屋根があり、屋根裏の空間があり、その下に天井がきます。要はこの陸屋根は天井裏が必要がない為、勾配のあるお家と同じ高さでもお家の中がとても広く感じます。天井の高さが高い為、圧迫感もなくなるのが理由です。

メンテナンスがし易い点

です。こちらは屋根やカラーベストの場合は屋根のメンテナンスだけ行う場合でも足場が必要になり、屋根だけのメンテナンスがし難いです。結局足場を組むなら外壁もとなるからです。

陸屋根は足場を特にかける必要もない為、屋上のメンテナンスがとてもしやすいです。

また通常の屋根の場合、業者さんに依頼しなければ、屋根が傷んでいるかどうかのチェックがしづらいですが、陸屋根の場合は傷んでいても気づくことができるということは大きなメリットになるのではないでしょうか?ただここでのメリットはあくまでもメンテナンスがし易い点です。決して安いではありません。

これが陸屋根のデメリットとも言われますが、メンテナンス費用が高い点・雨漏れの可能性が上がる点です。

この2つはどちらも瓦屋根やスレート屋根など勾配があるお家と比べた時の結果です。

ちなみにメンテナンスの費用が高くなる点では、一概には言えませんが、防水の種類や劣化状況にもよりますが塗装と防水は防水の方が高いです。その前に基本的なところからお伝えさせて頂くと、スレート屋根などのメンテナンスに必要なものは「塗装工事」になります。

スレート等にペンキを塗ることで水を浸み込ませないようにします。

そしてこの陸屋根の場合のメンテナンスは「防水工事」になります。

防水工事のポイント

どちらも水を浸み込ませないようにする目的は同じですが、工法が全く異なります。

そして、この塗装工事と防水工事が防水の方がメンテナンスの費用がかかります。

とは言っても塗装の場合足場などが加わってきますので、お家の大きさや、劣化状況。

防水の種類、塗装の種類にもよりますが、足場を組んで屋根を塗装する費用と屋根の防水工事をする費用はほぼ同じくらいか、すこし防水の方が高くなります。

その為メンテナンスは足場を組まずにし易いですが、決して安価なものではないというところはあります。それでも陸屋根のお家は特に屋上防水に注意しなければいけません。なぜなら、勾配のある屋根の瓦やスレートと違い、勾配があまりない為、表面の防水が切れてしまうと、雨漏れがしやすくなってしまいます。

勾配があれば水は流れて行ってくれますが、陸屋根の場合水は溜まってしまいます。防水層が傷んでしまうと、溜まった水は直接お家の中に入ってしまう可能性が高い為、雨漏れの可能性が高くなりますので、定期的なメンテナンスが必要になります。

今回特殊な陸屋根についてお話しさせて頂きましたが、皆さん何となく陸屋根のイメージはできたでしょうか?以前から私の方でお伝えさせて頂いている、メリットとデメリット。今回の陸屋根のメリットとデメリットをまとめさせて頂くと、陸屋根などの勾配がない屋根は利便性はありますが、勾配がない為防水性が低くなります。逆に勾配のある屋根は勾配があるため防水性は高いですが、利便性は低くなります。陸屋根はご計画のお家はよく建てる業者さんと話し合ってからの方がいいと思います。またメンテナンスで陸屋根や・ベランダ防水をご検討の方は、弊社でもウレタン防水やFRP防水など様々な防水も施工可能となっています。もちろん外壁無料診断以外にも屋上防水・ベランダ防水の無料診断も行っていますので、ご興味ある方いらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

弊社では雨漏り等木造、鉄骨、コンクリート等住宅の種類を問わない悩みについても記事にてご紹介しています。

家の建物についての情報は相場や種類だけでなく、構造との相性やデザインごとに異なるメンテナンス材の利用のポイント等課題はたくさんあります。

部屋の中に異変があるとか何か対策をしなければいけないと感じたことなどがあった際にはまずは修繕コストだけでなく、現地の調査を含めてお気軽にご相談ください。

夏には台風、冬には雪等静岡県内でも壁1つでも地方により悩みも異なります。

近年急増しているデザイン性住宅や太陽光発電搭載型等住宅の設備にも形だけでなく大きく課題が異なります。

新築の注文住宅でも数年の点検を終えてから10年、15年、20年と経過した中で排水や天井裏等別に何もしていなかった部分にはいろいろな問題が出てきます。

その原因や発生している事情はそれぞれが違います。

窓の樹脂サッシの種類や壁のモルタルやサイディング等異なる処理が必要な課題もも多くなっています。

夏が昔より厚く感じるとか冬が徐々に寒く感じるようになってきた。

こんな些細な変化から大きく問題が発生する前にこまめにチェックしておくことが大切です。

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