遮熱断熱目的の塗料探しなら外壁塗装専門会社に相談!

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こんにちは!マストホームズ静岡の田中です。

梅雨の時期には、ベタベタする暑さと日差しの強い日が混在する中で体力を奪われやすい環境になります。

私は、趣味が釣り(ショアジギング)なので、暑くなるにつれ熱くなる三保海岸に行くのが楽しみで仕方ありません!!

ですが、ここはマストホームズ静岡のホームページですので、釣りの話が詳しくできないのが残念です;

さぁ今回は、皆様も気になる、もしくは一度塗ったことがある材料、遮熱塗料に関してひも解いていきたと思いますので、ご興味があればお付き合いください。

遮熱塗料とは、その名の通り太陽発する光線の中の赤外線を吸収しづらい塗料で、塗料の表面温度を下げる効果がある塗料のことを指します。

ちなみに5年ほど前から、遮熱ではなく、ガイナ等の『断熱塗料』というネーミングの塗料が出回ってきていますが、これは熱を遮断する効果ですので、夏の暑さ、冬の寒さに対応していますが、遮熱塗料は夏の暑さのみに対応しますので、お間違いなく!!

≪遮熱塗料の特徴≫

遮熱塗料とは、通常の屋根用塗料に使用されている顔料のカーボンを極力使用せず、遮熱顔料を使用しているため、蓄熱しづらい塗料です。

カーボンは、カーボンブラックともいわれ、主に黒系に色を出す顔料です。様々なところに使われる顔料ですが、熱を持ちやすい欠点があります。そのため、カーボンを抜くことでできたのが遮熱塗料です。

【遮熱塗料の開発経緯】

遮熱塗料が、一般住宅によく勧められる理由は、2つあります。

① 屋根の蓄熱を防ぐため、夏場2階の温度を下げることができる点

② 屋根材(スレート系)の劣化を抑えることができる点

①について、屋根の蓄熱を抑え、家が涼しくなるという謳い文句は、遮熱塗料をお勧めする際の鉄板トークです。もちろん、屋根の蓄熱を抑えるのは事実ですが、私はこのフレーズは少しオーバーではないかと思います。それは、実際、家の中まで涼しくなるか?という点です。お住まいのお家の2階が、窓1つない密閉空間ならわかります。主に夏の暑さは窓から入ってくるため、体感できるまでの効果が出るのかと思います。加えて、遮熱効果は、時間が経つと落ちるということも気になります。原因は空気中のカーボンです。空気中のカーボンが、屋根に汚れと一緒にくっつき、遮熱効果を妨げるとも言われています。屋根は外壁と違い、地面と水平方向に近いため、垂直方向の外壁に比べ、汚れが流れ落ちづらいです。結果、2、3年では汚れが付着し、遮熱効果は薄れてしまいます。このように、遮熱塗料=涼しいと期待するのは少し危険かもしれません

②について、屋根材の劣化を抑えることができるというのは、私も同感です。実際、遮熱塗料が開発された経緯は、屋内を涼しくするという目的ではなく、塗装した屋根材等の部材を熱から守り、劣化速度を落とすために開発されたと聞いたことがあります。実際、静岡県内の多くのお家で使用されるカラーベストコロニアル(スレート屋根)は、太陽熱と雨水で劣化します。塗料はもともと雨水の防水のために施工しますのでいいとして、問題は太陽熱でした。遮熱塗料はその太陽熱を反射し、屋根材の蓄熱を防ぐため、屋根材の劣化速度を格段に遅らせたといわれています

つまり、遮熱塗料は、涼しさのためではなく、屋根を守るためのものだということです。

遮熱塗料のデメリット

マストホームズ静岡では、現状、基本的に遮熱塗料はお勧めしていません。

理由は遮熱塗料のメリットに対して、デメリットが大きいためです。

遮熱塗料は、遮熱をするために『カーボン』を極力使わないということは先でお伝えしましたが、それこそが遮熱塗料の最大の弱点といえます。

カーボンは退色に強い顔料ですので、そのカーボンを抜くということは塗料の退色がめざましく早くなるということなのです。

実際に私たちも遮熱塗料を屋根に塗装した経験があります(社員全員合わせると軽く1500軒は超えていると思います)。

しかし、塗装後4~5年経つと黒かった屋根が赤く変色してしまっている現場が数多くでてきました。その当時メーカーに確認してもはっきりとした回答は得られず、やはり施工のせいにされましたが、遮熱ではない塗料は一切変色したとい現場がありませんでした。

あとあと他社メーカーに聞いたところ遮熱塗料は退色が早いことが分かりました。正直、それ以降お客様のお家に遮熱塗料を塗装したことはありませんので、今の遮熱塗料が技術革新などをしてどれだけ色もちするのかは、わかりませんが、未だにカーボンを抜いた状態です。

室内の温度上昇の原因は、熱を入れないための壁の工夫と反射率だけではありません。

近年は、太陽光発電などの設置も価格が昔と違い購入しやすい価格になったことで設置を検討する方が多くなりました。

こうした屋根用の発電機の導入により、2階や3階や屋根裏などが暑くなる環境もあります。

断熱材のせい?などと言われるケースもございますが、住宅においては、表面的な内容以外にも室温をコントロールするための正しい知識が求められます。

日本も近年は、気温上昇の傾向が高まっております。温暖化の影響もあるのでは?と実感している方も増えているのではないのでしょうか?

でも今の自分の家はこれからも老朽化していきます。こうした外が暑い状況の中でも快適にするために求められる機能は省エネだけでなく、さまざまな課題があります。

外の気温は上昇しているけど、家の中は常にいつも同じ状態で維持できる。

これが理想の環境といえるのではないでしょうか?そのためには、熱伝導率をトータル的に考えることが重要です。

エアコンの配置や配管1つでもその機能をどこまで発揮できるのかが異なります。

外壁では塗膜の選択により、それぞれ期待できる効果も異なります。

夏の暑さと冬の寒さという2つを考慮して太陽のエネルギーを上手に活用して自分の家を守るために何を塗っておくべきかが重要になります。

実際に汚れやトラブルが発生しているなら、早めに対処、対策を行うことが重要です。

見積りや現場の調査は無料で対応しております。

「こんな現象はこれまでに経験したことがない!」

家の中でこんな言葉を口にしている方がいたらお気軽にご相談ください。

家のどこでもまず第三者によるチェックを受けることが大切です。

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