H29 6/1 住宅の雨漏りについて

こんにちは!マストホームズ静岡の工藤と申します!

今回は、住宅の雨漏りについてお話させて頂きます。みなさん、雨漏りと聞くとすごく怖いイメージをお持ちではないでしょうか?みなさんのご想像の通りで、住宅は、知らないうちに雨漏りが進行していて、気が付いた時には莫大な補修費用がかかることがあります。私が、先日、静岡市葵区で工事させて頂いたお宅でもベランダ床に雨漏りがあり、補修工事をさせて頂きました。

今回、雨漏り補修の施工事例をご紹介するのと同時に、雨漏りを防止する為の注意点をお伝え出来ればと思います。

先日、工事をさせて頂いたお宅のベランダ床の補修前の写真がこちらになります。

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ベランダ床、立上りの木が腐ってしまっています。

原因は、ベランダ立ち上がり外壁(モルタル)の部分のひび割れから長年にわたり雨水が入り、木部に浸透してしまったことです。雨水の浸入を長年放置してしまうと、払う必要のない補修費用が発生してしまいますので注意が必要です。

住宅で、雨漏りが発生する原因は、経年劣化ということもありますが、新築時の施工不良も原因の多くを占めます。たとえば、今回のケースもベランダの立ち上がりに笠木が付いていなかった事が1番の原因です。

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通常は、上の写真のようにベランダ立ち上がりには、笠木が取り付けてあることがほとんどなのですが、稀に取り付けていないお宅があります。笠木が無い場合は、ベランダの立ち上がりの外壁(モルタル)に0.2mm以上のひび割れが入ると、モルタルの厚さ15~20mmを貫通し、直接木に水分が浸透してしましますので、注意が必要です。

 

結局、このお宅では、下の写真の様に笠木の新設工事を行い、

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腐ってしまったベランダ床を木板で補修し、

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ベランダのFRP防水を行う、大がかりな工事になってしまいました。

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このように中の木まで傷めてしまい、大きな工事になってしまうと、十数万から何十万、下手をすると百万単位の補修費用がかかっていきます。

そうならない為に、雨漏りの起きやすい箇所を紹介させて頂きますので参考にして頂けると幸いです。

 

①屋根(カラーベスト、瓦、トタン屋根等)

最も直接雨が当たる箇所になりますので注意が必要です。屋根材の下には、ルーフィング(防水シート)が入っていて、防水の2重構造になっています。どちらかの防水が傷むと雨水が浸入します。

カラーベスト(スレート屋根)の場合、何らかの影響でひび割れが発生し、その隙間から雨水が浸入することがあります。また、カラーベスト(スレート屋根)が何らかの影響によって部分的に浮いてしまい、そこから雨水が浸入することもあります。ひび割れが細い場合はシーリングで補修をし、塗装を行いますが、ひび割れが大きい場合や、浮きが大きい場合は、葺き直しや、カバー工法を行います。

下の写真は、最近、葵区で屋根のカバー工法の工事を行った写真です。

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早めに塗装をすれば、そこまでメンテナンス費用がかからないカラーベスト(スレート屋根)も、傷んでしまってからだと大きな補修費用がかかってしまいますので注意が必要です。

 

次に、瓦屋根の場合です。瓦のズレや、漆喰の崩れから雨漏りすることがあります。

瓦のズレは、地震等の負荷がかかったときに発生します。瓦がズレると、簡単に雨水が浸入しますので、瓦の位置を元に戻す必要があります。特に、和瓦、陶器瓦等の重い瓦を使っている住宅は、瓦がズレないように瓦止め(瓦をコーキングで固定する工事)を施工しておくことをお勧めします。

瓦屋根の下地に使われている漆喰は、経年劣化でひびが入ってしまい、崩れてしまいます。崩れた部分から雨水が浸入すると、雨漏りを引き起こします。この場合、古い漆喰を全て撤去し、新しい漆喰を充填することで、雨漏りを防ぐ事が可能です。

 

トタン屋根は、錆びた状態を放置すると雨漏りが発生します。1度錆が発生してしまうと、かなりのスピードで錆が進行し、劣化が進むと穴が空いてしまいます。もちろん、屋根に穴が空いている状態ですと、簡単に雨漏りしてしまいます。錆が発生する前に、錆止め塗装を行うことが1番良いですが、もし錆が進行してしまった場合には、トタン屋根を葺き替える工事がお勧めです。

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上の写真は、最近工事させて頂いた、アパートのトタン屋根の写真です。錆が出ていた為、錆止めを塗装し、その後、油性シリコン塗装の2回塗りを行いました。もう少し工事の時期が遅く、錆が進行してしまってからの工事でしたら、トタン屋根の葺き替えになってしまっていた可能性もありました。

 

最後に、天窓からの雨漏りについてです。昔に比べると、天窓のついているような洋風の造りのお宅は年々増えていると思われます。しかし、天窓のついているお宅の雨漏りは非常に多い為注意が必要です。天窓と屋根の取り合いは、しっかり納めなければ簡単に雨漏りを引き起こします。板金の立ち上がりを十分に行う必要があるのですが、経年劣化や、住宅の歪みで取り合いの部分から雨水が浸入してしまうことがあります。雨漏りが発生してしまった場合は、天窓まわりの板金の葺き替えが必要になります。

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上の写真は、最近塗装工事をさせて頂いた、天窓のあるお宅の写真です。見て頂くと分かるように、天窓まわりのコーキングが劣化してしまっています。幸いこのお宅では雨漏りは無かった為、劣化したコーキングを補修し、上から塗装をさせて頂きました。雨漏りが発生する前でしたら、簡単な補修で済みますので、手遅れになる前に、必ずチェックして下さい。

以上が、屋根の種類別の、雨漏りの発生原因と、対処方法になります。屋根から雨漏りした場合の被害は甚大なものになりますので、ぜひ定期的な点検、メンテナンスを心掛けて頂くようお願い致します。

 

②外壁(モルタル、サイディングボード、ALCボード)

壁面も、隙間(ひび割れ、シーリングの劣化、サッシ廻り等)から雨が吹き込むと、雨漏れの原因になります。

イメージですと、外壁よりも屋根からの雨漏りの方が多いと思われている方の方が多いのではないのでしょうか。しかし、私の経験上だと、屋根からの雨漏りよりも、外壁からの雨漏りが多いと感じます。これから、外壁から雨漏りする原因と対処方法をお話しさせて頂きます。

まず、外壁から雨漏りしてしまうことが多い状況が、台風などの自然災害によるるものです。強い台風が来ると、雨と風が同時に吹き付けます。外壁は雨が上から降ることを想定した造りになっている為、隙間から雨水が浸入すると雨漏りしてしまいます。このような雨漏りは火災保険の対象になることもありますので、事前に加入している火災保険の内容を確認しておきましょう。

次に、外壁の種類別での場合でお話しします。

まず、モルタル外壁ですが、モルタルの場合、地震等の揺れが起こった場合、ヒビ割れが入りやすいという特徴があります。0.2mm以上のひび割れが発生すると15~20mmのモルタルを貫通して雨水が木部まで浸透します。ひび割れを発見したら早めのメンテナンスが必要です。冒頭でベランダからの雨漏りでご紹介した現場も、モルタルのひび割れからの雨漏りでしたね。モルタルのお宅に住まれている方は、ひび割れが発生していないか、小まめなチェックが必要になります。

次のに窯業系サイディングボード、ALCボードですが、パネル材の外壁材の場合は、接合部に目地シーリング材が使用されていることが非常に多く、シーリング材の施工不良や、経年劣化によるひび割れが原因で雨漏りしてしまうケースが多いと思います。また、シーリングの劣化が原因で、外壁材が水分を吸収し、変形(浮き、反り、割れ)が発生し、その隙間から水分が中に入り、雨漏れが発生しますので、シーリングのひび割れや、外壁材の変形、割れが発生している場合には、早急なメンテナンスをお勧めします。

 

③附帯部(ベランダ、バルコニー、アルミ笠木等)

冒頭にご紹介した現場がベランダからの雨漏りでした。ベランダからの雨漏りは非常に多いです。理由としては、ベランダは飛び出している(軒などに守られていない)ことが多いことがひとつ。設置面が南面になっていることが多く、直射日光を受けやすいことも原因としては挙げられます。また、ベランダ床は、住宅の外側の部分では唯一(屋上のあるお宅は除きます。)水平になっており、直接水が溜まってしまいますと、簡単に雨漏りがしてしまいます。そこで原因の1つになるのが排水口(ドレン)の詰まりです。ベランダに入った雨水は、排水口(ドレン)を通り、雨樋に流れていきます。ドレンがゴミで詰まるとベランダ床に雨水が溜まり、排水口の回りや、ベランダ床自体のひび割れから雨水が浸入し、雨漏りに繋がることがあります。排水口(ドレン)の定期的な清掃は必ず行ってください。

特にベランダからの雨漏りの場合、内壁や天井の染みを見て雨漏りの発生に気が付くことも多く、構造体まで腐ってしまっているケースが多い為、工事が大掛かりになることがほとんどです。外装のメンテナンスは、生活に支障が出るまでは時間がかかる為、後回しになってしまうことが多いです。しかし、目に見える傷みが出てからだと、大きい費用が必要になることが多い為、10年~遅くても15年周期でのメンテナンスは必ず行ってください。

 

 

次に、雨漏りが発生してしまった場合の調査方法をご紹介致します。

一般的な方法ですと「目視調査」、「散水調査」、「赤外線サーモグラフィー調査」の3つの調査方法があります。それぞれの調査にかかる目安費用、調査内容をお話しします。

目視調査(目安費用:無料~2万円)とは、文字通り目視で雨漏りの原因を調査する方法です。雨漏り箇所を推測して、屋根に上ったり、天井裏を覗いたり、雨水が浸入した形跡がないか目視で調査していきます。目視調査でしたら、無料診断をしてくれる業者もいると思います。特に、建てたメーカーや、リフォーム工事をしたことのある業者でしたら、快く来てくれる業者もいると思うので、まず、相談してみましょう。

散水テスト(目安費用:3~15万円)は、雨漏りの原因と推測される箇所に水をかけてみて、雨漏りの再現をする方法です。目視調査だけだと不十分な場合は、この方法を行います。目視調査よりも費用はかかりますが、より確実な方法になります。雨漏りの箇所、お家の形状によっては足場の設置が必要になる場合がありますので注意してください。

赤外線サーモグラフィー調査(目安費用:20万~)とは、雨漏りによっておこる建物の温度変化を検査し、雨水の浸入箇所を特定する方法です。散水テストの補助として使うと高い確率で原因を特定できます。非常に高額な費用がかかりますので、業者とよく相談しましょう。三脚を立てて撮影するので、周囲が建物に囲まれているお宅には不向きです。

最後に、雨漏りが発生してしまった場合の、業者の選び方をご紹介致します。

まず、1番におすすめなのは、実際にそのお家を建てたハウスメーカーや大工に依頼することをお勧めします。理由は、その家の造りをよく分かっている為、原因を特定しやすい事と、建てた時の不具合で雨漏りが発生している場合もありますので、しっかり建てた時の業者と話をしていくことをお勧めします。

しかし、建てたメーカーが無くなってしまった、お世話になった大工さんが引退してしまった、という方も多いと思います。そんな方が、業者を選ぶ上で1番大切にして頂きたい事は、地元密着型の施工店に依頼をすることです。理由は、地元密着店は事務所・店舗が近い為、小回りがききやすく対応が早いです。また、地元のお客様からの口コミ、評判を大切にしている為、しっかり対応してくれる業者が多いと思います。逆に、全国展開をしているような大手リフォーム会社に依頼するのはお勧めしません。本社が近くにあるならまだしも、支店が近くにあるだけですと、いつ撤退してもおかしくありません。必ず、建てた時の業者か、地元の業者にお任せしましょう。

 

いかがでしたでしょうか?今回は雨漏りについて色々お話しをさせて頂きましたが、私としては、とにかく予防をすることが1番大切だと感じました。家を持つのは、色々費用がかかりますし、他の事情も重なると、どうしてもメンテナンスが後回しになってしまう方も多いと思います。しかし、もし雨漏りしてしまった場合は、原因を調査するだけで、莫大な費用がかかってしまうこともあり得ます。何度もしつこいようですが、定期的な点検と、10年周期のメンテナンスを必ず行うようにしてください。

 

 

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